第85回アカデミー賞、
次第に賞の発表が続き、
作品賞は…
『アルゴ』!
ええええええええええええええっ?
いや、もちろん『アルゴ』は面白い映画ですよ。
でも、作品賞獲るってことは、
よほど対抗馬が弱かったのか。
と思ってチェック。
『愛、 アムール』
『ハッシュパピー バスタブ島の少女』
『ジャンゴ 繋がれざる者』
の3本は、そもそもまだ日本で公開されず、未見なので評価不能。
『世界にひとつのプレイブック』は、22日に公開されたばかりで、これまた未見。
ただしジェニファー・ローレンスの主演女優賞は、
『X-MEN ファースト・ジェネレーション』(2011)
彼女を知ってれば予想はつくね。
『ハンガー・ゲーム』(2012)
『レ・ミゼラブル』
『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』
『ゼロ・ダーク・サーティ』
の3本は、公開中だがどれも未見。
ただし、まだこれから公開の『リンカーン』もあわせ、
各作の監督前作を観てるから、大方の出来の予想はつく。
…というより、『アルゴ』以外は1本も観てないくせに、エラソーに書きますよ。
ええ、書きますとも。
『レ・ミゼラブル』は、
アン・ハサウェイに助演女優賞(※主演じゃないところがミソ)あげたから、いいじゃん。
的なニオイがする。
同様に、
『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』には、アン・リーに監督賞、
『ゼロ・ダーク・サーティ』には、技術関連(音響編集)賞、
『リンカーン』には、ダニエル・デイ=ルイスに主演男優賞をあげたんだから、別に全く評価してないわけじゃないから、いいでしょ?
的なニオイがする。
それを応用すれば、未見の作品にもまんべんなく賞が行き渡ったから痛み分け、みたいな感じがありつつ、
結局『アルゴ』にだけは、作品賞以外にあげるべき賞が見あたらなかった感じがある。
だから監督賞のノミネートさえなかった『アルゴ』に、なぜか作品賞が行った、というわけ。
そんなこんなで、最近は集中させず、ひたすら分散、割り振りに終始している、アカデミー賞なのであった。
以下、受賞リスト。
■作品賞
『アルゴ』
■監督賞
アン・リー 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
■主演男優賞
ダニエル・デイ=ルイス 『リンカーン』
■主演女優賞
ジェニファー・ローレンス 『世界にひとつのプレイブック』
■助演男優賞
クリストフ・ヴァルツ 『ジャンゴ 繋がれざる者』
■助演女優賞
アン・ハサウェイ 『レ・ミゼラブル』
■外国語映画賞
『愛、アムール』(オーストリア)
■脚本賞
クエンティン・タランティーノ 『ジャンゴ 繋がれざる者』
■脚色賞
クリス・テリオ 『アルゴ』
■ドキュメンタリー長編賞
『シュガーマン 奇跡に愛された男』
■ドキュメンタリー短編賞
『イノセンテ(原題) / Inocente』
■短編実写賞
『リッチーとの一日』
■長編アニメ賞
『メリダとおそろしの森』
■短編アニメ賞
『紙ひこうき』
■視覚効果賞
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
■撮影賞
クラウディオ・ミランダ 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
■メイクアップ&ヘアスタイリング賞
『レ・ミゼラブル』
■歌曲賞
「スカイフォール」 『007 スカイフォール』
■作曲賞
マイケル・ダナ 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
■編集賞
『アルゴ』
■音響編集賞
『007 スカイフォール』
『ゼロ・ダーク・サーティ』
■音響賞(調整)
『レ・ミゼラブル』
■衣装デザイン賞
ジャクリーン・デュラン 『アンナ・カレーニナ』
■美術賞
『リンカーン』
おしまい。