歴代ウルトラマン像(ティガからメビウスまで)
を振り返ったが、
実を言うと、
ウルトラシリーズ黎明期の、TBSと円谷プロの二人三脚体制と、
ビッグハット以降では、実情は若干(かなり)異なる。
平成ウルトラシリーズ第1弾の「ティガ」からは、制作はTBSではなく、系列局の毎日放送(MBS)で、
以後「コスモス」まで同様。
そのためMBS前にも、
ティガ
ダイナ(左)とガイア(右)
コスモス(ルナモード・左/コロナモード・右)の像が立っていた。
※MBS前のウルトラマン像の貴重な元画像は、こちらから。
「ネクサス」からは制作局は中部日本放送(CBC)に替わり、
以後最後のテレビシリーズ「メビウス」まで、この体制が続いた。
というわけで、CBCにも、マックスや
メビウスの像が、
特別仕様の台座の上に立っていた。
※CBCでの、ネクサスやノアの像の画像は見つかりませんでした。
ご存じの方はご一報ください(笑)
ここまでの記事と、以前の記事からもわかるように、
静岡県裾野市の遊園地ぐりんぱ内のウルトラマンパークにて。
これら、4.5メートル(台座含む・従って像自体は体高4メートル)の各種ウルトラマン像は一品ものではなく、バンダイの業者向けディスプレイ製品なので、
各種イベントに出稼ぎしたり、
円谷ジャングルINアリオ八尾~ウルトラマンスーパーウィークに集結した、
ティガ(左)、ダイナ(中)、ガイア(右)2008年12月撮影
熊本のウルトラマンランド
(今年2013年9月1日で閉園予定)
のネクサスや、
(2006年11月撮影)
石川県の手取フィッシュランド内の
ウルトラマンスタジアム入口にそびえ立つノアや、
↓反対側は、ネクサスになったりマックスになったりと、一定しない。
福島空港のマックスとか、
名古屋のウルトラマンCLUB内のメビウスとか、
↑場所は近くても、CBCのものとは台座が違うので、別物。
とても全てはフォローしきれない。
こうしたイベントステージ、ショップの情報は、
↓この1冊でパーフェクト。
ウルトラマンWalker 62484‐75 (カドカワムック 471)
posted with amazlet at 13.02.01
キャラアニ(角川グループパブリッシング) (2013-01-29)
売り上げランキング: 342
4.5メートル立像には、初代ウルトラマンもある。
↑2008年9月13日公開の映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』のロケ地が横浜だったことを記念し、同年7月1日~9月28日まで、日本丸メモリアルパーク内、横浜マリタイムミュージアム脇に立てられていた。
↓同種の初代マン立像は、2007年のウルトラマンフェスティバルでも展示された。
この年はセブン40周年にあたり、展示内容もセブン中心だったが、なぜか像は初代マン。
それもあってか、像の展示は、会場からかなり離れた屋外だった。
↑初代マンの4.5メートル立像は、今年2013年の「お正月だよ!ウルトラマン全員集合」(東京ドームシティ・プリズムホール)にも展示されていた。
ウルトラセブンの同サイズ立像があってもよさそうなのに、
現時点までにお目見えしていないのは、なんでだろう。
理由を探ってみると、
*展示の契機となりそうな、「平成セブン」の作風が、そもそも子供がシンボル像と記念撮影するというノリとは、まったくそぐわない
*「平成セブン」全16作のうち、テレビ放送されたのは最初の2本だけ
*日テレ新社屋、汐留の日テレタワーの完成は、平成セブン完結2年後の2004年だったので、タイミングがまるで合わなかった
----等々が考えられる。
そんなこんなで、
TBSと張り合うように、日テレ前にセブン像がそびえ立つ、
↓こんなビジュアルは、実際にはありえない。
汐留の日テレ前広場に、京本コレクションのウルトラセブンをあしらってみました。
日テレ版「平成セブン」に脅威を感じたのだろうか、
「メビウス」終了から半年後、
「平成セブン」最終作の「EVOLUTION 5部作」から5年後の、
2007年10月5日~2007年12月21日まで、
「ウルトラセブン生誕40周年記念作品」として、
TBS系列で、
深夜枠で全12話が放送されたのが、
「ULTRASEVEN X」で、
これもまた、制作局はCBCだった。
と言うことで、次回は「ULTRASEVEN X」について。