『スノーホワイト』（2012）／それまくる話（32）

公開終了まぎわに、ようやく鑑賞。


映画本編の感想は、すでに出回っているものと大差なし。

白雪姫だけの物語では２時間がもたないため、

『もののけ姫』あり、

『ロード・オブ・ザ・リング』ありと、

ごった煮、無理やり詰め込み感が満載。


老若

美醜の対比で、

シャーリーズ・セロンが存分に場をもたせはするが、

おとぎ話という言い訳もできるため、

首尾一貫したところが無く、

同じ「剣を腹に刺される」という行為の結果が、

死んだり、死ななかったりと、

その場しのぎでコロコロ変わるため、

次第にどうでもよくなって、

筋を追う気が失せてしまう。

主人公のはずの、クリスティーン・スチュワートは、

（注：Kristen は日本語表記は「クリステン」だが、Christine を別の綴りで表してるだけだから、「クリスティーン」が正解だよ）

貧相で面長、いくら大人になったって、

「セロンより美人」という設定に、説得力がない。

↑写りによっては、ヤンキー風だし。
「あん？　やんのか、てめえ？」

もう一つ気になったのは、彼女の子供時代を演じた子役が、

全然似てないこと。（※画像はありません）
スチュワートは、
『フリントストーン2/ビバ・ロック・ベガス』（2000）とか、

『パニック・ルーム』（2002）の頃から、

子役で出てたんだから、その頃に似た子役を起用すればよさそうなのに。
だけど子供時代から面長のスチュワートは、
マコーレー・カルキン少年っぽくて、

「美人」って感じじゃなかったから、
そこから逆算すれば、

シガニー・ウィーバー（右）っぽいよね。
セロンを脅かす美女役に適任かも、わかりそうなもんである。

どうせ『トワイライト』つながりでしょうが。

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ところでこの映画、

かなり「いきなり」って感じで公開された割には、

宣伝も良く行き届き、

けっこう（内容の割には）ヒットしたみたいだが、

エンドクレジットに、電通（DENTSU）の名が出てた。

↑「もののけ」っぽいのは、そのため？

エイベックスの「レッドクリフ」みたいなことね。

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しかし電通といえば、社内の豪華な試写室で、
対称的にシケた映画、『余命』（2008）を観たことがあった。

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鑑賞後の脱力感と、汐留に新築された電通本社ビルの偉容、社員数の多さに、
激しいギャップを覚えたのが記憶に新しい。

「こいつら、いくら給料もらってんの？」
「こんなに金があるなら、もう少し映画に金かけてくれよ」
と思わずにはいられなかったね。

と、めでたく「それまくった」ところで、今日はおしまい。