前回は、
どこが「それまくる話」やねん?
って感じでしたが、
振り返ってみれば、映画の筋立てそのものが、
本筋であるべき事故から「それまくって」ましたね。
まあ、それこそが映画『海猿』シリーズと、
言ってしまえば、それまでですが。
で、しつこく、〈その3〉ですが、
今回は『BRAVE HEARTS 海猿』で救助目標に掲げられた、
全員生還
とからめて、それまくることにします。
日本での知名度は低いですが、
アーネスト・シャクルトン
という、アイルランド出身の探検家がいて、
SWC2(スター・ウォーズ・セレブレーション2)の2002年は、
彼の没後80年でもあって、アメリカでは色々とクローズアップされてました。
テレビでも特番があり、
IMAX(を含む大画面フォーマット映画)でも、
Shackleton's Antarctic Adventure
(シャクルトンの南極アドベンチャー〈冒険行〉・2001)
という作品があって、無類のIMAX好きの私は、セレブレーション終了翌日のインディアナポリスの児童館で、たまたま学校見学の小学生達と居合わせて、いっしょに鑑賞しました。
(以下Wikiの「アーネスト・シャクルトン」の項より抜粋)
ロアール・アムンセンが1911年に南極点到達を果したことから、シャクルトンは目標を南極大陸横断に切り替え、1914年エンデュアランス号にて南極に向け出航した(帝国南極横断探検隊)。
南極大陸まで320kmの点で氷塊に阻まれ、身動きが取れなくなる。
10ヶ月ほど氷塊に囲まれたまま漂流を続けたが、
氷の圧迫でエンデュアランス号が崩壊を始めたため、船を放棄し、
徒歩にて(そして、氷山が溶けてからはボートにて)氷洋上を踏破し、約500km先のエレファント島に上陸した。
そこから分遣隊を率いて救命ボートで航海を行い、約1300km先のサウスジョージア島に到達。登山道具も満足にない状態で、さらに山脈を越えて漁業基地に到達し救助を求めた。
その後貸与された救助船の損傷や接岸失敗などの困難に見舞われたものの、ついに全隊員の救出に成功した。
約1年8ヶ月にわたる漂流にもかかわらず、27名の隊員と共に、1人も欠けることなく生還を果している。
観終わった小学生達は、口々に“Cool!”(クール!)を連発していたよ。
オレも感動したね。
10年前に観た、たかだか40分あまり(当時のIMAX作品の平均的な長さ)の作品なのに、いまだに良く覚えてる。
『BRAVE HEARTS 海猿』なんかより、
よっぽどグッと来たよ!
以上、おそらく他のどこでも日本語では読めないであろう、それまくる話でした!