ネットの海の魚のように
ネットワークゲームは、ネットワークとゲームだ。ネット交流の側面と、ゲームの要素をあわせもつ。
ネットワークはいつも大海、サイトもBBSもネトゲも魚礁のようなもの。
人は、小さな魚のように、魚礁に流れつき、その"場"を楽しみ、他の仲間と交流したりもするが、たいていは、やがてまた、どこかへ去っていく。
ほんとうに気があって、趣味もあう、話題もあう、この人とだけは長いつきあいになるだろうと思った人とさえ、何年という単位で見ると、その縁を保てることはめったにない。
まして、歳も性別も指向性も異なって、よくまあこれだけ異なる相手と、一緒に遊んでいられるものだと面白がるような相手であれば、そのきっかけであるサイトなりゲームなりを離れたとたんに、縁は切れてしまうことが多いだろう。
ネットの仲間との、出会いとか別れとかは、随分多かった私だけれど。いままでの別れは、いつのまにか疎遠になって、気がついたら連絡がとぎれている、という感じが多かった。徐々に糸が細くなっていって、気がついたら切れていた、というような。
こんな風に、ある日、登録が削除されて、ブツリと切れる縁は、私にとって珍しいのかもしれない。
たかがネット、たかがゲーム、ということは、たやすい。
けれど、何かに「たかが」と言い出せば、たかが仕事だ、たかが恋愛だ、たかが、たかが。
なにもかに醒めて、すべてに距離を置いていくよりも。
ささやかな出会いのたびに喜んで、それが切れるたびに寂しがる、そんな贅沢を、自分に許したい。
[2004/06/23]
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えと。ちょっと恥ずかしいっすね。この青臭ーい文章は、《北斗》G氏が引退なさったときに、感情に任せて書きなぐったものです^^;
そもそも魚礁ってぽんと言われて、何割に通じるやら。
↓魚礁の解説
http://www.town.ine.kyoto.jp/pub_rela/nousui/sui/kousei.htm
↓海中の魚礁の写真がちらっと。
http://www.marine.gr.jp/new_seibutu.2003_10.htm
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これを書いたときには、ネトゲに対してキモチが枯れかけた状態で再発表することになろうとは思って居ませんでしたが。
まだ、すぱりと止めてしまうには至っていません。なにかをきっかけに再燃するかもしれません。でも自分の重心は、ほぼ、某小説系サイトに移っています。
今日は《GR》EB閉鎖の日、《三国志》で君主やっていた国も落ち、《人狼》の現期も数日で終るでしょう。
これをもって、このブログも、更新停止とさせていただきます。いままでお世話になった方、読んでくださった方、ありがとうございました。
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撤去したディープリンク考察1本、ごく一部にしかURLを出さなかった"差別"関連1本は、表に出さないまま終りたいと思います。あれを読んで(読まされて)不快を感じた方々にお詫びいたしますm(_ _)m
EB名言集
1年半、EBリングを行脚し、3つのEBをGODまでプレイしたなかで、心に残った「名言集」
あ、こういうものは、自分の好みがもろに出るものですから。
内容が偏るのは、ご了承ください。
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「あなたは…、自分が生を受けた証として日々何かの為に闘っていきます。
あなたの信じる正義が他国、他人の滅亡であったり、自分の力を養うことであったり
人との友情を築くものであったり、お金を貯めることであったりするかもしれません。
いかなる正義もあなた次第で決まります。
己の正義を他の人に知らしめるべく、日々闘いに明け暮れてください。
ここでは闘わない者が悪と称されることでしょう。」
某EB巻頭言。ここには登録しなかったのですが、この巻頭言はなかなか決まってますネ。
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「キャラが育った後は、戦争しかすることがないんですよ」
《北斗》EB、2004年。「キャラが育ったら、することがない」という方にこの言(ゲン)をささげます。
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「相手を倒すには基本的に多少の犠牲は仕方ないと思います。この場合の犠牲は周りからの声ですねw」
《北斗》EB、2004年。ま、これだけの覚悟ができるのでなければ、評判を落とさない範囲でプレイすることかと^^
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「じゃ、潔く落ちてください♪」
《北斗》EB、これまた違う方。攻略をしかけられ、「仕事中なんだけど…」と思わず愚痴った私への返答。このクールさが、EBというゲームの、一つの持ち味でした。
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「オンラインゲームなんですから戦争などが思いどおりにならないのは当然です。自分の価値観を相手に押し付けて相手国に対して文句を言うのは筋違いかと」
「個人のプレイスタイルを否定することは私には出来ません。フェアな戦争がしたいなら事前に相手国に要望すればいいだけですしね」
《GR》2005/03、EB掲示板、援護入国是非スレッドより。
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「相手側への援軍をこちら側は認めます。(えらそうですね^^;;;;当方への援軍は一切お断りする所存です」
「当方、日・時ともに異存なく戦争をお受け致します。当方への援軍も一切お断り致します。」
「ありがとうございます^^では楽しい戦争をしましょう♪」
《GR》2005/05、EB掲示板、宣戦布告スレッドより。上の議論をしていた方たちの宣戦布告、返答、それに対する再返答。モノ言わぬ人より言う人を、言うだけの人より実行する人を、リスペクト。
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「総帥はエンターテイメントだ!」
《北斗》EB、既出。
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「EBにおいての最大の悪は「停滞」です。」
《北斗》EB。2004/09。
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「憎しみも、EBのスパイス」
《北斗》EB。2004/09。
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「あんまり大人だと、戦争ゲームはできない気がします」
「戦争ゲームだからこそ、大人でいたいと思います」
《北斗》EB。上の行は、私です。下の行は、その時私が仕えていた総帥の言。細部違うかも。うろ覚えですみません。
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「眠れる獅子を起こした罰です」
《北斗》EB。2005年。某総帥の全電タンカ。
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「 EBサイトなんて星の数ほどあります。改造されていないEBならそれこそ還元だの使えば1週間でパラは最高値まで上げられるでしょう。ここはそんなサイトにはもう飽きた!って人の集まるサイトでもいいんじゃないでしょうか???日本一難解で複雑・奥深い超マニアックなものになってもそれでいいと思います。安易なEBにはいつでも浮気出来ますから・・」
「どんな仕様にしたって自分で楽しみを見つけなくちゃムダなことです。(中略)どんな不利な状況でもその戦争を楽しめなきゃ、いつも自分が優遇されてなきゃ楽しめないプレイヤーになってしまいますぞ^^
管理者さんのバランス感覚は信頼に値するし、試行錯誤しながら、決まっていくものだろうから・・・。」
2本とも、《竜》EB, 2004年8月。改造談義スレッドより。信頼をクチにできるということは、自分の判断基準に自信があるっていうことなんですよね。
ネカマ、ネナベ、ネット・オヤマ
ネカマ、という言葉がある。ネット・オカマの略で、リアル♂&ネット上♀を指す。
ネナベ、という言葉は、ネカマよりは通じにくいが。一応、ネカマの逆、リアル♀&ネット上♂を指す。
オカマは「女っぽい男」、微妙に蔑称の気配があるが、オヤマ=「女を演じる男」といえば、芸術である。
私が某チャットにのめりこんですぐの頃、初めて出会った「リアル♂&ネット上♀」の人物は、ネカマというのはもったいない。ネット・オヤマ、とでも、称号を献じたい。
とにかく、優しい人だった。仕事の愚痴を言えば慰め、体調が悪いといえば細やかな心配りを示す。抜群の記憶能力をもち、たとえば、風邪をひいた話をして、数日後にネット上で出会うと、
「おひさ♪ 風邪なおった? 心配してた」
という具合。「かのじょ」は、毎夜、何十人もの連中の話相手をつとめているのに、である。(あー、もうちょっと上品だったんだけどな、言葉づかい。私では再現ができません)
おそろしい(?)ことに。 「かのじょ」を囲む男たちは、ほとんどが、「かのじょ」がリアル♂であることを知っていた。たまに、事情をハンパにしか判っていない者が、「でも、××子さんて、ほんとは男なんでしょ?」としたり顔に言おうものなら、「遊び心のない奴」「シャレの判らない輩」と総スカンを食った。
「かのじょ」は女名前+女言葉。私は、女名前+「無性言葉」だった。
【私をゲームの世界に引き込んだのは、ゲーム好きが嵩じて、ある有名企業を辞め、ゲームメーカー(企業)に勤めているネット友達だった。彼女とは、ある小説系のサイトで知り合った。 】
【】内だけ読んで、男性に見えるだろうか? 女性に見えるだろうか? たぶん、かなり「中間的」だとおもう。これを私は、「無性言葉」と呼んでいた。 よく、「本当は男性ですよね」と、言われた。
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私をゲームに引き込んだネッ友は、きっぱりと「ネナベ」だった。そして、私がゲームを始めるという時、彼女は、
「女名前・女言葉なんて、トラブルのもと!」
と、ネナベを強く推奨した。
ゲームは、ファンタジー系RPG。私は、男名前の聖職者になった。
リアル=♀、ゲム上=♂。リアル=サラリーウーマン、ゲム上=聖職者。RPGとはつまり、Roll-Play-Game、役割を演じる遊びなのだ。私は、リアルとゲームの距離感を、遊びの一部として楽しんだ。その一方で、哀しいことながら、女名前・女言葉の友人が巻き込まれたトラブルも、つぶさに見ることになった。
けれど……。ファンサイトで、ある女性と知り合い、彼女があまりにいい人で(小説を書くという)自分との共通項もあって。私は本音の話がしたくなった。私は、「ネナベ」として、カミングアウトした。さすがに、直後はちょっぴり、コッパズカシかったし、トラブルのリスクは増したが、彼女とは以前より親しくなった。
つまり、価値は、秤にかけなければならない。彼女との仲をとるか。Roll-Playを貫くか。彼女の価値が、それだけ、重かったということだ。
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EBを始めたのは、私がカミングアウトした後である。
EBのことを教えてくれた師匠は、私が女であることも、リアルの年齢も知っていた。
知っている相手がいる前で、いまさらネナベにもどるのも…、というのもあり。
私は、EBの談話では、女言葉を使うようになった。
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久しぶりに「無性言葉」に戻ったのは、「人狼」第一期である。プレイヤーをあまり露にしない(第二期以降は、あまり隠してもいないのだが)意味と、女言葉は字数がかかるのでつい、という意味があるのだが。やはり、リアルと距離感をとったプレイは、それなりに楽しさもある。
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EBの談話で。ネカマ、という単語が、よく流れている。私は、だいたい黙って見ている。距離感の楽しさを認めない方も、まあ、いらっしゃるのだろう。