愛車、修理から戻る | 空と風と川の流れを.

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 空と風と川の流れを求め,素の自分を表現できたら良いなと.

 先月16日、朝仕事に行くために車のエンジンをかけようとするとエンジンがかからなかった。セルモーターは回っているのでバッテリーの問題ではない。とにかくエンジンがかからない。前日の夜まで問題なく機能していたのに。

 しかたがないのでいつもオイル交換に持っていくVolvoのディーラーに電話すると、レッカー車を手配の上、車を持ち込んでくれとのこと。

 そういえば、昨年末の釣りの帰り道、雨天の走行中突然、メーターパネルの電気が消えたりオーディオの音が飛んだりしていた。電気系統に問題があるのではとは思っていたが、今回、とうとう壊れたのだろう。

 

 しばらくするとディーラーから電話がかかってきた。燃料ポンプの問題だろうということ。修理費は高額になるとのこと。具体的な金額を教えてくれたが落胆するべき金額。しゃあない。修理するしかない。

 それから数日後、再度ディーラーから電話がかかってきたのだが、燃料ポンプ以外にも電気系統のケーブルの問題もある。ただしそのパーツがバックオーダーで3−4週間待たなくてはならないとのこと。そして、修理費用もさらに高額になるとのこと。

 しかたがない。

 

 しばらくの間バス通勤をしなくてはならなくなった。自宅から最も近いバス停まで徒歩で15分程度。実際バスに乗っている時間は25分程度。そこに問題はない。しかし、アメリカ。バスは時刻通りにくることはない。10分から20分は平気で遅れる。そんな面倒も受け入れざるを得ない。

 問題は市街の中心部ならともかくとして、普通の住宅街においては、車がないと買い物にも行けない。とにかく不便なのである。自宅近所から徒歩の距離で一軒だけ食料品店があるのだが、その食料品店はメキシコ料理専門の食料品店。普通のものは売られていない。

 

今日午後、ちょうど三週間。今日修理が完了したと連絡を受けた。なんとか三週間、やり過ごすことができた。

 修理費用は当初予定していた金額のほぼ倍の金額になった。仕方がない。カードローンも検討したが、金利がもったいないので結局は全額一括で払った。仕方がない。痛い出費であったが、それよりも車が戻ってきてくれたことのほうが嬉しい。よくがんばったな。よく帰ってきてくれたな、と声をかけたくなるほど。

 

 自分のボルボはXC70、2011年式である。2011年製の車ということは13年中古。そりゃ一度ぐらい大きな故障ぐらいするさ。
 修理から戻ってきてエンジンをかけてみたが、エンジン音が変わったことに気づいた。そして走っているとアクセルを踏むと以前よりパワーが上がっているような気もする。燃料ポンプが交換されたせいでパワーも上がったのだろうか。また、オーディオの音がクリアになった。なるほど。昔、古いボルボを乗っていたときに電気系統を整備、つまりアーシングを施したことがあったが、そのときのように電気の流れがスムーズになったせいで電圧とパワーが上がったことがあった。

 

 当初予定していたカメラやキャンプ、釣りアイテムなどの購入は見送りになった。

 突然の予期せぬ出費で気持ちがかなり落ち込んだが、それよりも車が元気になって戻ってきてくれたことの喜びのほうがおおきい。

 春がきた。釣りにいく。