Coffee roasting  コーヒーの自家焙煎をやってみた。(2) | 空と風と川の流れを.

空と風と川の流れを.

 空と風と川の流れを求め,素の自分を表現できたら良いなと.

 前回の失敗から、温度管理が必要だと思ったので、温度計を入手した。こちらのAmazonで非接触型赤外線温度計を入手した。18ドル。安いもんだ。

 調べてみると、焙煎の開始から完了まで一定の温度ではなくて、何段階かに分けて加熱する温度を変化させなくてはならないそうだ。

 煎り始めは、豆に含まれる水分を飛ばすために中火のおよそ170℃ぐらいからはじまり、その後、徐々に温度を下げて、2分半ぐらいまでにおよそ80-100℃まで下げる。その後徐々に温度を上げていき、4分半ぐらいで140℃、6分で150℃、9分で190-210℃、その後豆が割れるパチパチという音がなり始める。これを「1ハゼ」というらしい。(ハゼってどういう単位?)このパチパチという音は豆が割れて火が入るときの音だそうだ。一度パチパチという音がしなくなり、さらに続けて最後に13-15分の間に豆の色を注視しながら浅煎り、中煎り、深煎りという煎り加減を決める。その後は素早く焙煎機から豆を取り出して、バットに広げ、風を送って温度を下げる、そういう流れだそうだ。

 

 まずは買った温度計で、火加減を変えて、焙煎機内の温度がどの程度か計測してみる。

 ちなみにカセットコンロはSnow Peakのもの。弱火、中火、強火(最大)の三つのメモリがついていて、弱火はおよそ80℃、中火はおよそ140℃、強火は210℃になることがわかった。そして、焙煎中の火加減調節の順序とメモリの位置を書き出した。

 よし、この通りにやってみよう。

 

 まずは中火の火加減から開始して、2分半までの徐々に弱火まで火加減を下げていく。慌てず慌てず。すると、6分ぐらいまでに温度を上げていくとなんだか大豆を煎っている時のような甘い匂いがしてきた。ええんとちゃうの?

 そこから徐々に温度を上げていく。9分経過したところで強火にして、10分ぐらい過ぎたところでパチパチと豆が割れる音がしてきた。ほんまや。そして、さらに続けていくと12分過ぎたところでうっすら煙が立ち始めた。そこからじっくり豆の色をみる。おお、おお、ほんまや。浅煎り豆にみられるような茶色一歩手前のくすんだ色になってきた。そこで火をとめてバットに豆を広げて、風を送って冷やす。おおお。できた。ほんまや。そういうことか。やっぱり下調べは大切だね。

 

 続いて、同じスマトラ豆でも最も有名なマンデリンG1という豆を中煎で仕上げることにした。好きなんだよね。マンデリンG1は深煎りでも甘さが強くフルーティーな味が特徴。

 同様の温度変化をつけてやってみたところ、次は10分ぐらいから煙が立ち始めた。豆の種類によっても煎り加減が異なるのか。それでもじっくり見ながら色をつけていったところ最終的に15分過ぎたところで火を止めた。まさしくコーヒー色、褐色の豆になった。

 十分冷ましたところでミルで挽いて淹れてみたところ、甘さは感じる。でも少し酸味がある。こんなものか?まだ少し納得していないところがあるが、なんとか形になった。実験だねぇ。

 

 ちなみに、焙煎の様子の動画も作ってYouTubeにアップロードした。

 

 もう一本ぐらいコーヒー焙煎の動画を作ってみようかな。