前回の釣りのときに、GoProとソニーα5100ミラーレスカメラを使ってはじめて動画を作ってみた。
一度やってみるといろいろ問題点や改善点に気付くもので、今回はそれらを考慮して再度釣り動画を作成してみた。
改善したポイントは以下の通り。
1.水面反射を軽減させる。
2.胸に取り付けたGoProの水平を保つ
3.シューティンググリップの利用
1.水面反射を軽減させる。
前回の動画では全体を通じて水面の反射のせいで、ラインの位置や水中の様子などがわかりにくかった。しかも、自分がしているフライフィッシングはウェットフライの釣り、つまり水中の毛鉤で魚を狙う釣りなので、できるかぎり水面反射を軽減して水中を映したいと思った。
この対策は簡単である。釣り用のサングラスと同様、偏光フィルターの利用である。GoPro用の偏光フィルターなんてあるのか?って思って調べてみるとやっぱりあるんだねぇ。最近の技術はすごいんだねぇ。
これによりずいぶん軽減できた。全体的に濃い色調になった。
2.胸に取り付けたGoProの水平を保つ。
前回撮影した動画は画面の傾きがひどかった。最大で30度から40度ほど傾いた動画もあった。あとからPCで補正するばあい、水面に対して水平に補正すると画面の端がずいぶん削られる。なによりも傾いている動画なんて観にくくて不快なもんだ。
フライフィッシングの釣りをしている最中は腕と肩を動かして毛鉤を投げる必要がある。その動作を妨げない方法でGoProを身体のどこかに取り付けなければならない。頭に取り付ける人も多いが、あれっておしゃれじゃないやん。また、スリングバッグやバックパックの肩ストラップに取り付けた場合は毛鉤を投げる度にカメラが大きく揺れる。ということで選んだのが胸に取り付ける方法だった。
ところが、撮影している最中は画面がどのようになっているのか確認できない。手持ちで撮影しているなら常に確認できるが、胸に着けている場合はそうはいかない。
どうしたものか。。。
そういえば、、、と思い、仕事の機材に小さい水平を保つための水準器があるのを思い出した。
こういうやつ。これは長さが3cmほどでGoPro本体上部に取り付けることができる。
こんな感じ。これでずいぶん傾きが抑えられた。
3.シューティンググリップの利用
川に向かう道を歩いていく様子を撮影するときに手持ちだと画面がぶれすぎて、とても動画素材として使えるものではない。前回もそういう撮影をしてみたが、結局使えなかった。ソニーα5100はOSS、レンズ内手振れ補正機能がついているはずなのだが、どうやら限度があるようだ。そこでこういうものを使ってみたが、それでも画面のブレがひどかった。
実は、今回はジンバルという振動補正、安定させる道具を用意していったのが、重さと大きさゆえ、釣りに邪魔だと思って使うことはなかった。やっぱり使わないといけないのか。というわけで、
今回、前半と後半の二本にわけで動画を作成した。幸い、うわっと思えるほど大きな魚を釣ることができ、その様子を撮影することができた。