先のブログで、ソニーFE 50mm f1.8レンズの特性というか目につく欠点について書いた。FE 50mm f1.8は俗に『撒き餌レンズ』と呼ばれるもので、誰でもある程度のクオリティで撮影が楽しめるようにという意図から安価で発売されているもの。
ソニーがNEXシリーズを経て最初のフルフレームセンサーを搭載しているα7を発売したのが2013年。もう9年前になるんだね。その当時、ほぼ同時に発売された、ハイエンドユーザーを対象としたレンズにFE 55mm F1.8 Zeissというものがある。
このレンズ、その写りの完成度から『神レンズ』とも呼ばれたそうだ。その後、さらにハイグレードのG-MasterレンズやZeiss 50mm f1.4 Zeissが発売されたりして、この55mm F1.8ZAはどんどん古いレンズという位置付けになっていく。そのおかげで新品や新品同様の中古だとしても手に入る値段になってきた。とはいえ、9年も経過したものでは不具合もあるかもしれないので、ジョージア州にある中古専門のプロ業者から問題がないとされるグレードのものを入手した。
さっそく試し撮り。
このレンズはボケが美しいという評判であるが、なるほど。絞りを開放で撮ってみるとこんなふうになる。
神レンズなんだろうなぁ。スカーっとした写真が撮れてくれる。
なるほど。軸上色収差も、FE 50mm F1.8よりは少ない。わずかに残っている程度。
まあまあだよね。このレンズでこれぐらい綺麗に撮れてくれるのだから、値段が倍以上する50mm F1.2GMや、先日発表された50mm F1.4GMなんてどれぐらい綺麗に撮れてくれるんだろうと思ってしまう。買わないけど。プロ写真家でもないのに10万以上するレンズなんて必要ないからね。
早くこのレンズを釣りの時に使ってみたい。ああ、釣りにいつ行けるのだろう。仕事が忙しくて時間を作れない。