こんにちは。
ビジネス英語パーソナルコーチの
安達直子です。
いよいよ首都圏も自粛が解除されました。
とりあえずは、ほっと一息。
私は20年近く在宅勤務してきたので
自宅にこもって仕事をするのは
慣れていたはずなのですが
今回のような長期の自粛期間は
思うように出かけられないことが
ストレスとなってきつかったです…。
ある程度外出できる自由がないと
人間ってこんなに息苦しく感じるのだと
新しい発見でした。
普通に外出できる自由の
ありがたさが身にしみます。
自粛期間を振り返ると
100%在宅勤務していた人もいれば
それがかなわず
時々会社に行かれていた方も
いらっしゃいました。
もちろん職種によっては
どうしても在宅勤務できない場合も
ありますが
「書類に印鑑を押すために出勤する」
という方も意外と多いと聞いて
在宅勤務の私には衝撃でした。
確かに印鑑は
日本の大切な文化の一部ですが
今回は在宅勤務の障害に
なってしまったようです。
そこで脚光を浴びたのが「電子印鑑」。
パソコンやスマホで書類を表示して
電子的に印鑑を押せるというもので、
あのシャチハタが販売しています。
ちなみに
「印鑑=seal」で
「電子印鑑=electric seal」
となります。
この電子印鑑の利用者数は
3月で1万5300人だったので
4月には5万人に急増したとのこと。
この電子印鑑は
在宅勤務を促そうとしている
企業にとっては「希望の兆し」に
なったようです。
このような状況が
The service is a silver lining for businesses.
(このサービスは、企業にとって希望の兆しである)
とMainichi Japan の記事で
表現されています。
“silver lining” とは
直訳すると「銀色の裏地」。
暗い雲の後ろで輝いている銀色の裏地
といった感じです。
この lining は
lining of a coat (コートの裏地)
などの服飾の分野や
lining of stomach (胃の内膜)
などの医学の分野でも使われます。
よく耳にすることわざに
Every cloud has a silver lining.
というのがあり、直訳では
「すべての(暗い)雲には
銀色の裏地がある」という
意味です。
つまり、
どんな悪い状況であっても
「銀色の裏地=良い面、希望」がある、
ということです。
このフレーズをイメージにすると
こんな感じです↓
暗い雲の裏側に銀色の裏地があって
それが輝いている様子です。
“silver lining” のイメージを
つかんでいただけましたか?
全国の自粛が解除された今
We see a silver lining
in the coronavirus situation.
(このコロナ感染の状況において、
希望の兆しが見えます)
と言えますね。
引き続き感染防止しながら
外出できる自由を
楽しみましょう。
それから
電子印鑑の導入が進んで
在宅勤務できる方が
増えるといいですね。
今日も最後までお読み下さり
ありがとうございました。
出典: Electronic seals gaining attention amid spread of telework in Japan(https://mainichi.jp/english/articles/20200416/p2g/00m/0bu/090000c