国際ボクシング協会(IBA)のクレムレフ会長(ロシア)は5日、パリ五輪に出場したボクシング女子のイマネ・ヘリフ(アルジェリア)と林郁■(台湾)の性別を巡る論議を受けてオンラインで記者会見し、2人のテストステロン値が男性並みに高く、昨年の世界選手権の性別適格検査で不合格となったと強調した。
IBAは組織運営などを問題視されて統括団体としての承認をIOCから取り消されており、パリ五輪は国際オリンピック委員会(IOC)の管轄下で開催されている。IOCはパスポート上、女性であることから出場を認めているが、クレムレフ会長は「2人は検査の結果、『男性』であることが判明した。IOCは競技を破壊している」と糾弾。さらに「IOCのバッハ会長は、あらゆる汚職の源にいる」などと暴言を吐いた。
一方、会見場に現れたヘリフのチームメートはアルジェリア国旗を掲げ「ヘリフは女性。(IBAは)妨害をしたいのかもしれないが、私たちは負けないぐらい強い」と訴えた。
※■は女ヘンに亭
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