クールビズで、この時期には、締めなくなって久しいのですが…。
真夏の時期に、仕立ての良いチョークストライプのダブルのスーツを着こなしていた
顎鬚が似合う、とてもダンディなセールスパーソンを思い出して。
EUが無かった時代のロンドンの然るアーケード街でのことです。
本格的にネクタイを締め出した20代半ばから、ネクタイの本数が飛躍的に増えました。
旅行の際に、6月第4週から始まるセールに出くわして、
VATのお得感も相俟って、大量に買い付けて来た所為でしょうが…。
当時、よく締めていたのが、
バーバリー、アクアスキュータム、ギーブス&ホークスと言った英国ブランド。
(1856年創業のバーバリーのレジメンタルタイ。バーバリー・チェックのデザインが、あまりにも有名です。)
(1851年創業のアクアスキュータムのレジメンタルタイ。トレンチコートは、絶品です。)
(1771年創業と聞くギーブス&ホークスのレジメンタルタイ。サビル・ローの本店に行くのが旅の目的でした。)
大剣は、8cm~8.5cmで、理想の9.5cmよりちょっと細身のサイズ。
長さも142cm前後と、これまた、少し短めでしたが、
定番の紺ブレとサマーウールのグレーのパンツに合わせていました。
確か、白シャツは、ラウンドカラーを選んで…。
それから、程無くして、
先頃、部長に昇進したK君(おめでとうございます!)とよく出向いたのが、
ライターでも有名なダンヒルのファミリーセール。
同社では、イギリス製はジャカードタイが、
イタリア製はプリントタイが傾向のようでした。
冬には、上質なカシミアタイも大量に陳列されていて…。
(1893年設立のダンヒルのカシミアドットタイ。同社のライターは、デュポン、カルティエと並ぶ名品です。)
こちらの大剣は、9.5cm、長さも145cm以上と申し分なく、
掘り出し物は、破格の値段でした。
(ダンヒルのセッテ・ピエゲ。フーテンの寅さんがバナナを叩き売りしているような値段でした。)
続きます。
(おまけは、コードバンベルトの集合写真。1本を除いて、「ベルト⑧~コードバン-K.T.ルイストン~」で紹介したK.T.ルイストン社が製造しています。もちろん、「ベルト⑬~コードバン②-ユナイテッドアローズ~」も含まれています。)