農耕馬のお尻の部分。
その皮の表面の部分を削り取って、内部にたっぷりとあるコードバン層を仕上げた革。
ふた昔以上前には、こんな肉厚で、とても上質なコードバンをよく見掛けたものです。
この素材に魅了されて、鞄、靴に合わせて、財布、馬蹄型小銭入れ、名刺入れ、キーケースなど、無駄と思えるほど小物を揃えています。
ベルトについては、製品の価値について意見が分かれるところなのですが…。
気を取り直して。
こちらは、セレクトショップ、ユナイテッドアローズ(UA)のフェザー仕上げの黒。
(バックルは、スターリングシルバーです。)
(ベルトループは、標準的な定革1本のタイプ。)
(ベルトの裏の先端は、直線的に処理されています。)
(ピン穴の中心を裏側から…。)
幅3cm、定革は1本で、ピン穴は5つの標準タイプ。
バックルの鍍金が剥げてきたので、大阪長居の山田洋服店で銀無垢(スターリングシルバー)のバックルに付け替えています。
(長方形の銀無垢のバックルに交換。山田洋服店にお願いしました。)
(裏革は、ヌメです。)
(裏革には、ユナイテッドアローズのロゴとシェルコードバンの文字の刻印が…。)
(ロゴと文字をクローズアップして見ました。)
(2.2cm間隔で丸穴が五穴。先端は、曲線的な形状です。)
(バックルの付け替えをしてくれたのが、こちらの山田洋服店です。)
同じくUAに置いていたホーウィン社製コードバンを使ったオールデンのVチップに合わせて…。
驚いた事に、このVチップが人気を博しているのは、日本だけだとか。
内振りのオーソペディック・シューズ(整形外科的な靴)。
履き心地もデザインも秀逸だと思うのですが…。
(年代物のオールデンのVチップ。肉厚なコードバンを使っています。)
次回は、空手④~懐旧-稽古概論②~です。
(おまけは、コードバン製品の一部の集合写真です。)