古いカセットテープの整理を継続しています。1982年に松下電器から発売されたカセットテープのオングロームです。世界初の蒸着テープです。蒸着する事により磁性体の密度を上げて性能を向上させるとの宣伝でした。
カセットケースは透明で外から中が見えるタイプです。
レーベルに説明がありました。このテープはクロムポジションで使用します。
当時の使用した時の印象は従来の塗布式との明らかな有意差は感じられず、むしろテープ走行の問題か出力レベル変動が感じられた記憶です。当時のFM誌、週間FM (1982年No.14) に掲載されていた広告です。
1983年のオーディオフェアの Techinics のパンフレットにも掲載がありました。RT-60DUとRT-90DUが来春発売予定となっているので 翌年の1984年に発売されたのでしょうか。
オーディオの蒸着テープは他社は追従しませんでしたが、8mmビデオの高画質規格の Hi-8において蒸着テープが存在していたと思います。