Technics SL-1600 オート機能修理 | actonlaneのブログ

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オートスタート機能の修理に入ります。このプレイヤーにはターンテーブル用のD.D.モーター以外には動力がありません。フルオートプレイヤーとしてアームを動かしているのは、このD.D.モーターでした。
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本体裏側の蓋を開けるとD.D.モーターの真下に一部ギアの欠けた大きな歯車がついています。
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通常はこの欠けた部分でモーターのギアにかみ合わず止まっていて回転しません。写真上がモーターからの歯車です。スタート、ストップのメカスイッチで少し回るとかみ合い一周ゆっくり回り、欠けた部分へ来るとまた止まります。

 

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その際この大きな歯車に連結された上部のスライダーが右へ動いてから左へ戻る動作をします。このスライダーがアームへの機構へつながっています。手でモーターの軸を回しながらこの動きを追うと、動かないアームがありました。レコードサイズを選択するメカスイッチに接続するアームです。軸が固着していてカチカチです。
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この部品を左右にぐりぐりしならが上に引っ張り外します。軸とアームをアルコールで掃除して注油して元に戻します。動きがスムーズになりました。
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外したアームベースの裏側です。カートリッジからの信号線が中継基板につながっています。
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すべてを元に戻し動作チェックしました。フルオート機能が復帰しました。
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ストロボランプも掃除して明るさが戻りました。
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アームの動きもいい感じです。アームレストもばっちりです。
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40年前の昭和のオーディオ復活です。アナログレコードが懐かしい音楽を奏でています。
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最後は各種調整になります。