オートスタート機能の修理に入ります。このプレイヤーにはターンテーブル用のD.D.モーター以外には動力がありません。フルオートプレイヤーとしてアームを動かしているのは、このD.D.モーターでした。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/04/actonlane/ef/89/j/o3264244814423178157.jpg?caw=800)
本体裏側の蓋を開けるとD.D.モーターの真下に一部ギアの欠けた大きな歯車がついています。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/04/actonlane/2f/00/j/o3264244814423178178.jpg?caw=800)
通常はこの欠けた部分でモーターのギアにかみ合わず止まっていて回転しません。写真上がモーターからの歯車です。スタート、ストップのメカスイッチで少し回るとかみ合い一周ゆっくり回り、欠けた部分へ来るとまた止まります。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/04/actonlane/5b/86/j/o3264244814423178208.jpg?caw=800)
その際この大きな歯車に連結された上部のスライダーが右へ動いてから左へ戻る動作をします。このスライダーがアームへの機構へつながっています。手でモーターの軸を回しながらこの動きを追うと、動かないアームがありました。レコードサイズを選択するメカスイッチに接続するアームです。軸が固着していてカチカチです。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/04/actonlane/85/cf/j/o3264244814423178249.jpg?caw=800)
この部品を左右にぐりぐりしならが上に引っ張り外します。軸とアームをアルコールで掃除して注油して元に戻します。動きがスムーズになりました。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/04/actonlane/c5/08/j/o3264244814423178277.jpg?caw=800)
外したアームベースの裏側です。カートリッジからの信号線が中継基板につながっています。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/04/actonlane/11/d7/j/o3264244814423178318.jpg?caw=800)
すべてを元に戻し動作チェックしました。フルオート機能が復帰しました。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/04/actonlane/ab/7c/j/o3264244814423178357.jpg?caw=800)
ストロボランプも掃除して明るさが戻りました。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/04/actonlane/e3/17/j/o3264244814423178396.jpg?caw=800)
アームの動きもいい感じです。アームレストもばっちりです。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/04/actonlane/74/6c/j/o3264244814423178429.jpg?caw=800)
40年前の昭和のオーディオ復活です。アナログレコードが懐かしい音楽を奏でています。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/04/actonlane/40/1b/j/o3264244814423178454.jpg?caw=800)