Technics SL-1600 各種調整 | actonlaneのブログ

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ジャンクから復帰した SL-1600の各種調整をしました。
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オートスタートの針の降下位置の調整です。アームの横の目隠しキャップの中に調整ネジがありました。17cmと30cmの調整は共にこのネジ1つなので、針を落とす幅が狭い17cmで調整して30cmで確認しました。ピッタリな位置に調整できました。時計回りに回すと降下位置が内周の方向へずれました。
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シートをめくり、ターンテーブルを回すと出てくるこのネジは演奏が終わった後にオートリターンで針が上がる位置の調整です。レコードの最内周の手前で針が上がるように調整しました。
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針圧調整はまずウェイトを回して水平バランスをとります。そしてメモリを0に合わせウェイトを回して EPC-270Cの標準値の1.75gに合わせました。
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こちらはアームにかかる回転の力を打ち消す、アンチスケーティングです。これは針圧と同じに目盛を合わせます。
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回転数の調整はストロボが止まるように調整します。ネオンランプの明りは電源周波数で点滅するので50/60Hzの違いと回転数33 と45の違いで帯が4つあります。該当する帯が静止する位置にVRを調整します。VRはグリグリ回してガリを取っておきます。
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経年でゴムが取れてしまっていたので、ダストカバーの角には家具の脚に貼るシートを5mm角に切って貼りました。これでカバーを閉じたときのクッションになりました。
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これですべての調整が終わりました。価格破壊が進んでいる中古LPを再生するのに重宝しそうです。最近は300円->100円->50円->20円となり、このLPは2枚組で20円でした。よって1枚10円の計算ですね。コスパは最高です。
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