最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
『本当は怖い立ちくらみ~悪魔の騙しうち~』
I・Tさん(男性)/51歳(当時) 建設会社社長
小さな建設会社を営むI・Tさんは、この道一筋35年、頑固一徹な職人気質の
持ち主。
50歳を過ぎても、健康そのものでしたが、ある晩、不意の立ちくらみに襲われ
ました。
立ちくらみは、ほんの数秒間だったため、気にも留めなかったI・Tさん。
しかし、実はその立ちくらみこそ、彼の身体を蝕む病魔の産声でした。
その後、新たな異変が次々とその身に降りかかります。
<症状>
(1)立ちくらみ
(2)片目の視力が落ちる
(3)蒸気機関車のような耳鳴り
(4)片手の力が抜ける
(5)右半身麻痺
<病名>頚動脈狭窄症
<なぜ、立ちくらみから頚動脈狭窄症に?>
「頚動脈狭窄症」とは、脳に血液を送る頚動脈が動脈硬化のため狭くなって
しまう病。
血管がほとんど塞がれて、脳に十分な血液が行き渡らなくなり、様々な症状を
引き起こします。
I・Tさんが頚動脈狭窄症になってしまった最大の原因は、食生活と高血圧に
ありました。
彼の場合、頚動脈の狭窄は、首の横の動脈の分岐点で起きていました。
ここは血流が渦巻きやすく、血管の壁が最も圧力を受ける場所。
そのため血圧の高いI・Tさんは、その圧力で血管壁を壊してしまったのです。
おまけに彼は、日頃から肉類や油っこいものが大好き。
その結果、血液中には大量のコレステロールが溢れ、それが壊れた血管壁の
隙間から次々と進入。
徐々に血管の壁を膨らませ、ついには動脈硬化を招いていたのです。
最初にI・Tさんを襲った「立ちくらみ」や「片側の視力の低下」といった
症状はすべて、頚動脈が狭くなり、脳に充分な血液が送られなくなったため
起きたものでした。
あの「蒸気機関車の音のような耳鳴り」は、狭い頚動脈の中を無理に血液が
流れたため、隙間風のような音が発生。
それが、耳鳴りとして聞こえたのです。
そしてついに最終警告。
それが片手の力が抜けるという症状。
あの時、I・Tさんの頚動脈では、血管壁が壊れ、血栓ができていました。
その小さな血栓がはがれ、血流に乗って脳の細い血管に詰まることで、脳が
一時的な酸素不足状態に。
そして片手が麻痺してしまったのです。
これは「一過性脳虚血発作」と呼ばれる症状。
片方の手がしびれる、ろれつが回らない、などの症状が数分から数時間続き、
すぐに消えてしまうのが特徴です。
I・Tさんも症状が間もなく消えたため、すぐに病院へは行きませんでした。
これこそが最大の落とし穴。
実は一過性脳虚血発作のあと、数時間から1カ月以内に脳梗塞が起こる場合が
多いのです。
あの夜、I・Tさんの頚動脈からはがれた大きな血栓が脳の太い血管を
詰まらせ、大規模な脳梗塞を起こしていたのです。
幸い、I・Tさんは一命をとりとめましたが、強い後遺症が残り、リハビリの
生活を余儀なくされています。
現在、脳梗塞による年間死亡数は、およそ9万人。
その1割が、頚動脈狭窄症によるものと言われています。
そして今後は、食生活の欧米化に伴い、さらに増えると考えられているの
です。
http://asahi.co.jp/hospital/
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
『本当は怖い喉の痛み~巧妙なる罠~』
T・Aさん(女性)/52歳(当時) 飲食店経営
小料理屋を営むT・Aさんは、大のお酒好きが高じ、夫婦で店を開いて20年。
持ち前の明るさと人懐こさで、近所でも評判の名物女将でした。
ところが、ある晩、酔い覚ましの水を一気に飲んだ瞬間、不意にのどの奥が
ズキンと痛みました。
たいした痛みでなかったため、カゼだと思い込んでしまったT・Aさん。
しかし、その「軽いのどの痛み」こそ、忍び寄る悲劇の第1歩だったのです。
<症状>
(1)のどの奥が痛む
(2)のどの奥の違和感
(3)飲んだときに耳が痛む
(4)声がかれる
(5)咳が出る
<病名>下咽頭癌
<なぜ、のどの痛みから下咽頭癌に?>
「下咽頭癌」とは、食道のすぐ上にある「下咽頭」と呼ばれる部分に発生する
ガンのこと。
主に50歳以上の男性に多い病気で、年間の患者数はおよそ3,000人。
過去20年間で3倍と、急激に増加しています。
この病気になった人の多くは、ある共通点を持っています。
それはT・Aさんのように<毎日大量のお酒を飲み、ヘビースモーカーで
ある>ということ。
長年に渡るニコチンとアルコールの摂取が下咽頭の粘膜を刺激、ガン化
させたと考えられるのです。
そして、この癌の最も恐ろしい点は、転移しやすく、進行が早いこと。
T・Aさんの場合も、最初の症状が出てから1年も経たないうちに亡くなって
しまいました。
では、早期に発見する方法はなかったのでしょうか?
実は、T・Aさんが風邪だと勘違いした「のどの奥の痛み」や「異物感」と
いった症状こそ、下咽頭癌が発した初期の重要なサイン。
通常、風邪によるのどの痛みや違和感は、広くのど全体で感じるもの。
しかし、下咽頭癌の場合、ガンが出来たのど仏付近だけに痛みや違和感を
覚えるのが特徴です。
この違いを見分けることこそ、早期発見の最大のポイントなのです。
この後、T・Aさんを襲った「耳の痛み」。
あれは、のどの神経と耳の神経が合流しているため、脳が誤ってのどの痛みを
耳の痛みと勘違いしてしまったものでした。
この時点で、病院に行っていれば、最悪の事態は避けられたかも知れません。
しかし症状が軽いため、T・Aさんは放っておいてしまいました。
こうしてガンはさらに成長、新たな症状を引き起こします。
それが、あの「声のかすれ」。
これはガンが、下咽頭に隣接する声帯にまで拡がり、発声の機能を冒した
ことが原因でした。
そしてついに、ガンはリンパ節、さらに肺へと転移。
咳が止まらなくなってしまったのです。
最初の症状からわずか半年のことでした。
では一体なぜ、下咽頭癌はこれほど進行が早いのでしょうか?
下咽頭は普段、食べ物・飲み物はもちろん、ツバを飲み込むだけでも大きく
収縮し、すれ合っています。
その回数は、1日あたりおよそ2,000回。
その度に癌は、常に激しくこすられてバラバラにされ、血管やリンパ管へと
進入。
あっという間に、全身へと転移してしまうのです。
そして、T・Aさんのように発症からわずか1年で死に至ることもあるの
です。
http://asahi.co.jp/hospital/
『本当は怖い喉の痛み~巧妙なる罠~』
T・Aさん(女性)/52歳(当時) 飲食店経営
小料理屋を営むT・Aさんは、大のお酒好きが高じ、夫婦で店を開いて20年。
持ち前の明るさと人懐こさで、近所でも評判の名物女将でした。
ところが、ある晩、酔い覚ましの水を一気に飲んだ瞬間、不意にのどの奥が
ズキンと痛みました。
たいした痛みでなかったため、カゼだと思い込んでしまったT・Aさん。
しかし、その「軽いのどの痛み」こそ、忍び寄る悲劇の第1歩だったのです。
<症状>
(1)のどの奥が痛む
(2)のどの奥の違和感
(3)飲んだときに耳が痛む
(4)声がかれる
(5)咳が出る
<病名>下咽頭癌
<なぜ、のどの痛みから下咽頭癌に?>
「下咽頭癌」とは、食道のすぐ上にある「下咽頭」と呼ばれる部分に発生する
ガンのこと。
主に50歳以上の男性に多い病気で、年間の患者数はおよそ3,000人。
過去20年間で3倍と、急激に増加しています。
この病気になった人の多くは、ある共通点を持っています。
それはT・Aさんのように<毎日大量のお酒を飲み、ヘビースモーカーで
ある>ということ。
長年に渡るニコチンとアルコールの摂取が下咽頭の粘膜を刺激、ガン化
させたと考えられるのです。
そして、この癌の最も恐ろしい点は、転移しやすく、進行が早いこと。
T・Aさんの場合も、最初の症状が出てから1年も経たないうちに亡くなって
しまいました。
では、早期に発見する方法はなかったのでしょうか?
実は、T・Aさんが風邪だと勘違いした「のどの奥の痛み」や「異物感」と
いった症状こそ、下咽頭癌が発した初期の重要なサイン。
通常、風邪によるのどの痛みや違和感は、広くのど全体で感じるもの。
しかし、下咽頭癌の場合、ガンが出来たのど仏付近だけに痛みや違和感を
覚えるのが特徴です。
この違いを見分けることこそ、早期発見の最大のポイントなのです。
この後、T・Aさんを襲った「耳の痛み」。
あれは、のどの神経と耳の神経が合流しているため、脳が誤ってのどの痛みを
耳の痛みと勘違いしてしまったものでした。
この時点で、病院に行っていれば、最悪の事態は避けられたかも知れません。
しかし症状が軽いため、T・Aさんは放っておいてしまいました。
こうしてガンはさらに成長、新たな症状を引き起こします。
それが、あの「声のかすれ」。
これはガンが、下咽頭に隣接する声帯にまで拡がり、発声の機能を冒した
ことが原因でした。
そしてついに、ガンはリンパ節、さらに肺へと転移。
咳が止まらなくなってしまったのです。
最初の症状からわずか半年のことでした。
では一体なぜ、下咽頭癌はこれほど進行が早いのでしょうか?
下咽頭は普段、食べ物・飲み物はもちろん、ツバを飲み込むだけでも大きく
収縮し、すれ合っています。
その回数は、1日あたりおよそ2,000回。
その度に癌は、常に激しくこすられてバラバラにされ、血管やリンパ管へと
進入。
あっという間に、全身へと転移してしまうのです。
そして、T・Aさんのように発症からわずか1年で死に至ることもあるの
です。
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最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
「本当は怖いアゴの音~踏み込んだ迷宮~」
M・Kさん(女性)/25歳(当時) OL
経理部で働くM・Kさん(25歳・女性)は、几帳面な性格で仕事もきっちり
こなすタイプ。
決算に向けて任される仕事も多く、連日残業続きでしたが、ある日、食事を
しようと口を大きく開けたとき、アゴがカクッと音を立てるのを感じました。
その後もアゴは時々鳴るものの慣れてしまい、特に気にとめていません
でしたが、奇妙な異変が続きます。
<症状>
(1)アゴが鳴る
(2)肩こり
(3)頭痛
(4)背中の痛み
<病名>顎関節症からうつ病
<なぜ、アゴの音から顎関節症からうつ病に?>
「顎関節症」とは、アゴを支えている関節部分と周りの筋肉が異常をきたし、
痛みや口が開かないなどの症状が現れる病。
やわらかい物中心の食生活でアゴの筋肉が弱っていることに加え、噛み合わせ
の悪さなどが重なり発症すると考えられています。
潜在的な患者を入れると、その数はなんと2人に1人と言われ、特に多いのが
20代から30代の女性なのです。
M・Kさんを最初に襲った、あのアゴの音。
あの音は、上アゴと下アゴの間でクッションの役目を果たす部分がずれた
ために鳴ったものだったのです。
その後に続いた、肩こりや頭痛、背中の痛みといった症状。
これらの症状は、アゴの関節のずれと周りの筋肉の緊張状態が続き、
起こったと考えられます。
さらに、彼女の場合、その症状に拍車をかけたのが、うつ病でした。
「うつ病」とは、ストレスや脳内物質の異常など様々な原因からなる心の病。
10人に1人は罹るとも言われ、最近患者が増え続けている病気です。
M・Kさんの場合、しつこく続く症状の原因が、複数の病院で診てもらった
にも関わらず、全く分からなかったことに対する苛立ちが強いストレスと
なり、精神的に追い込まれていきました。
こうして、ついにうつ病を発症してしまったのです。
肩こりや頭痛はうつ病によっても起こるため、こうなると、どこまでが
顎関節症による症状か判別するのは極めて困難です。
そして最近、M・Kさんのように、「顎関節症」と「うつ病などの精神的な
問題」を併発する人が増え、全体の3割を占めると言われているのです。
現在、M・Kさんはアゴと精神面の両方の治療を行って、徐々に元気を取り
戻しつつあります。
顎関節症は必ずしもうつ病を併発する訳ではありません。
しかしM・Kさんのように、痛みや病に対する不安といったストレスが、
さらに病を悪化させてしまうケースもあるのです。
「顎関節症にならないためには?」
(1)「歯を食いしばる」、「片側だけで噛む」、「頬杖をつく」、
「うつ伏せで寝る」など、 アゴに負担をかける生活習慣を避ける
ことが大切。
(2)必ずしもうつ病を併発するとは限りませんが、 様々な症状が大きな
ストレスとなりうる事も事実。
(3)もし生活に支障が出るようなら、歯科や口腔外科で相談されることを
おすすめします。
http://asahi.co.jp/hospital/
「本当は怖いアゴの音~踏み込んだ迷宮~」
M・Kさん(女性)/25歳(当時) OL
経理部で働くM・Kさん(25歳・女性)は、几帳面な性格で仕事もきっちり
こなすタイプ。
決算に向けて任される仕事も多く、連日残業続きでしたが、ある日、食事を
しようと口を大きく開けたとき、アゴがカクッと音を立てるのを感じました。
その後もアゴは時々鳴るものの慣れてしまい、特に気にとめていません
でしたが、奇妙な異変が続きます。
<症状>
(1)アゴが鳴る
(2)肩こり
(3)頭痛
(4)背中の痛み
<病名>顎関節症からうつ病
<なぜ、アゴの音から顎関節症からうつ病に?>
「顎関節症」とは、アゴを支えている関節部分と周りの筋肉が異常をきたし、
痛みや口が開かないなどの症状が現れる病。
やわらかい物中心の食生活でアゴの筋肉が弱っていることに加え、噛み合わせ
の悪さなどが重なり発症すると考えられています。
潜在的な患者を入れると、その数はなんと2人に1人と言われ、特に多いのが
20代から30代の女性なのです。
M・Kさんを最初に襲った、あのアゴの音。
あの音は、上アゴと下アゴの間でクッションの役目を果たす部分がずれた
ために鳴ったものだったのです。
その後に続いた、肩こりや頭痛、背中の痛みといった症状。
これらの症状は、アゴの関節のずれと周りの筋肉の緊張状態が続き、
起こったと考えられます。
さらに、彼女の場合、その症状に拍車をかけたのが、うつ病でした。
「うつ病」とは、ストレスや脳内物質の異常など様々な原因からなる心の病。
10人に1人は罹るとも言われ、最近患者が増え続けている病気です。
M・Kさんの場合、しつこく続く症状の原因が、複数の病院で診てもらった
にも関わらず、全く分からなかったことに対する苛立ちが強いストレスと
なり、精神的に追い込まれていきました。
こうして、ついにうつ病を発症してしまったのです。
肩こりや頭痛はうつ病によっても起こるため、こうなると、どこまでが
顎関節症による症状か判別するのは極めて困難です。
そして最近、M・Kさんのように、「顎関節症」と「うつ病などの精神的な
問題」を併発する人が増え、全体の3割を占めると言われているのです。
現在、M・Kさんはアゴと精神面の両方の治療を行って、徐々に元気を取り
戻しつつあります。
顎関節症は必ずしもうつ病を併発する訳ではありません。
しかしM・Kさんのように、痛みや病に対する不安といったストレスが、
さらに病を悪化させてしまうケースもあるのです。
「顎関節症にならないためには?」
(1)「歯を食いしばる」、「片側だけで噛む」、「頬杖をつく」、
「うつ伏せで寝る」など、 アゴに負担をかける生活習慣を避ける
ことが大切。
(2)必ずしもうつ病を併発するとは限りませんが、 様々な症状が大きな
ストレスとなりうる事も事実。
(3)もし生活に支障が出るようなら、歯科や口腔外科で相談されることを
おすすめします。
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[心臓手術前の抜歯は危険]
(HealthDay News 2014年2月27日)
心臓手術の予定のある患者は抜歯を控えたほうがよいことが、米メイヨー・
クリニック(ロチェスター)のKendra Grim氏らの研究で示唆された。
「米国心臓学会(ACC)と米国心臓協会(AHA)のガイドラインでは、
抜歯について、死亡や心臓発作の推定リスクが1%未満の軽微な処置として
分類している。しかし今回の研究結果から、抜歯により高い比率で転帰の
大幅な悪化が認められた」と、研究著者の1人、Mark Smith氏は述べて
いる。
研究グループによると、このような抜歯は一般に術中の感染症や術後の
心内膜の炎症を回避する目的で実施されるという。
しかし、今回の研究では、主な歯科治療を術後に延期することによるリスクを
突き止めることはできず、因果関係も明らかにされていない。
それでもこの知見は、新たな研究や議論への道を開くものであると、
Grim氏は述べている。
米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)教授のAnn Bolger氏は、
年齢、喫煙、糖尿病など、口腔の健康悪化と心血管疾患に共通する危険因子が
多いため、歯と心臓の両方に問題を抱える患者は珍しくないと説明している。
しかし、「口腔の状態が悪化した患者は血流内に細菌が存在するリスクが
高く、心臓弁の感染症の原因となることがある」と、Grim氏はいう。
研究の背景情報によると、人工心臓弁の感染症を来した患者は死亡リスクが
38%高いことが示されている。
術前に歯科治療を勧めることの是非を明らかにするため、今回の研究では、
心臓手術前に抜歯を受けた205人の患者の医療記録を調べた。
その結果、16人(8%)に心臓発作、脳卒中、腎不全、死亡が認められた。
12人が抜歯を受けてから30日以内(6人は術前、6人は術後)に死亡して
いた。
麻酔科医の Grim氏は、患者の容体が悪く、歯科治療時の麻酔に耐えられ
なかった可能性があるとする一方、歯科治療を受けなければ結果が違って
いたかどうかはわからないと述べている。
しかし、死亡やその他のリスクは著者らの予想を上回るものだったという。
歯に痛みがあり明らかに感染症がある場合は処置が必要だが、ここで議論して
いるのは緊急を要さない予防的な歯科治療のことだと、Grim氏はいう。
現時点では新たなガイドラインや規則の作成を促すものではないが、歯科
治療のリスクに関する理解のギャップを明らかにする興味深い研究であると、
Bolger氏は述べている。
研究論文は「The Annals of Thoracic Surgery」3月号に掲載された。
http://www.healthdayjapan.com/
(HealthDay News 2014年2月27日)
心臓手術の予定のある患者は抜歯を控えたほうがよいことが、米メイヨー・
クリニック(ロチェスター)のKendra Grim氏らの研究で示唆された。
「米国心臓学会(ACC)と米国心臓協会(AHA)のガイドラインでは、
抜歯について、死亡や心臓発作の推定リスクが1%未満の軽微な処置として
分類している。しかし今回の研究結果から、抜歯により高い比率で転帰の
大幅な悪化が認められた」と、研究著者の1人、Mark Smith氏は述べて
いる。
研究グループによると、このような抜歯は一般に術中の感染症や術後の
心内膜の炎症を回避する目的で実施されるという。
しかし、今回の研究では、主な歯科治療を術後に延期することによるリスクを
突き止めることはできず、因果関係も明らかにされていない。
それでもこの知見は、新たな研究や議論への道を開くものであると、
Grim氏は述べている。
米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)教授のAnn Bolger氏は、
年齢、喫煙、糖尿病など、口腔の健康悪化と心血管疾患に共通する危険因子が
多いため、歯と心臓の両方に問題を抱える患者は珍しくないと説明している。
しかし、「口腔の状態が悪化した患者は血流内に細菌が存在するリスクが
高く、心臓弁の感染症の原因となることがある」と、Grim氏はいう。
研究の背景情報によると、人工心臓弁の感染症を来した患者は死亡リスクが
38%高いことが示されている。
術前に歯科治療を勧めることの是非を明らかにするため、今回の研究では、
心臓手術前に抜歯を受けた205人の患者の医療記録を調べた。
その結果、16人(8%)に心臓発作、脳卒中、腎不全、死亡が認められた。
12人が抜歯を受けてから30日以内(6人は術前、6人は術後)に死亡して
いた。
麻酔科医の Grim氏は、患者の容体が悪く、歯科治療時の麻酔に耐えられ
なかった可能性があるとする一方、歯科治療を受けなければ結果が違って
いたかどうかはわからないと述べている。
しかし、死亡やその他のリスクは著者らの予想を上回るものだったという。
歯に痛みがあり明らかに感染症がある場合は処置が必要だが、ここで議論して
いるのは緊急を要さない予防的な歯科治療のことだと、Grim氏はいう。
現時点では新たなガイドラインや規則の作成を促すものではないが、歯科
治療のリスクに関する理解のギャップを明らかにする興味深い研究であると、
Bolger氏は述べている。
研究論文は「The Annals of Thoracic Surgery」3月号に掲載された。
http://www.healthdayjapan.com/
[本当は怖い虫歯 ~虫歯がもたらす最悪の結末~]
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
K・Gさん(男性)/48歳(当時) 会社員
K・Gさんは、会社ではうだつの上がらない、いわゆるダメ社員。
ところが、夜になると仕事のうさを晴らすかのように毎晩はしご酒。
不摂生がたたったのか、すっかり中年太りの体型になっていましたが、
ある日、左の奥歯が痛み出しました。
1ヶ月後、相変わらず奥歯は痛むものの、一時的な痛みのため放っていた
K・Gさんでしたが、翌朝から更なる異変が起こり始めます。
<症状>
(1)虫歯
(2)頭頂部を針で刺すような頭痛
(3)嘔吐
<病名>脳静脈血栓症
<なぜ、虫歯から脳静脈血栓症に?>
「脳静脈血栓症」とは、脳梗塞の一種で、脳の静脈に血栓が詰まることで脳が
壊死し、最悪の場合、死に至ることもある恐ろしい病。
では、K・Gさんの脳静脈はなぜ詰まってしまったのでしょうか?
検査の結果、血栓が詰まった所から驚くべきものが発見されました。
それは「虫歯菌」。
そう、この虫歯菌こそがK・Gさんを死に至らしめた犯人だったのです。
では一体なぜ虫歯菌が脳静脈に存在したのでしょうか?
K・Gさんが放っておいた虫歯は、すっかり奥まで穴が開いていました。
こうなると、その穴は血管にまで到達していることが少なくありません。
つまりK・Gさんの口の中にあった虫歯菌は、その穴から血液へと侵入して
しまったのです。
通常なら、虫歯菌は免疫細胞によって退治されてしまいます。
しかしK・Gさんの場合、不摂生な生活のせいで疲労がたまり、免疫力が
落ちていました。
こうして生き延びた虫歯菌が行き着いた先、それが脳静脈だったのです。
脳静脈に張り付いた虫歯菌は炎症を引き起こし、血管を狭くしてしまい
ました。
さらにK・Gさんの場合、酒やタバコ、脂っこいものを多く摂る生活習慣に
よって、いわゆる濃縮型血液になっていたのです。
そのため、血液の流れはますます悪化。
あの頭痛や嘔吐といった症状は、脳静脈の血液の流れが悪くなり、脳内の
圧力が増したために起こったものでした。
そして、虫歯菌によって血管が狭くなった部分に血栓が溜まり始め、ついには
完全に詰まってしまったのです。
病院に着いた時には、すでに脳の半分以上の機能が停止。
K・Gさんは死に至ったのです。
たかが虫歯とあなどってはいけません。
虫歯菌は、このような脳障害だけでなく、心臓の血管にも影響を及ぼし、
最悪の事態を招いてしまうこともあるのです。
「脳静脈血栓症にならないためには?」
(1)口の中を清潔に保つことが大切
(2)虫歯や歯周病などは早めに治療
(3)脂もの中心の偏った食生活、過度の飲酒、喫煙、ストレスなど濃縮型
血液の危険因子は避けましょう。
(4)もしちょっとでも体に違和感を覚えたら、迷わず病院で検診される
ことをおすすめします。
http://asahi.co.jp/hospital/
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
K・Gさん(男性)/48歳(当時) 会社員
K・Gさんは、会社ではうだつの上がらない、いわゆるダメ社員。
ところが、夜になると仕事のうさを晴らすかのように毎晩はしご酒。
不摂生がたたったのか、すっかり中年太りの体型になっていましたが、
ある日、左の奥歯が痛み出しました。
1ヶ月後、相変わらず奥歯は痛むものの、一時的な痛みのため放っていた
K・Gさんでしたが、翌朝から更なる異変が起こり始めます。
<症状>
(1)虫歯
(2)頭頂部を針で刺すような頭痛
(3)嘔吐
<病名>脳静脈血栓症
<なぜ、虫歯から脳静脈血栓症に?>
「脳静脈血栓症」とは、脳梗塞の一種で、脳の静脈に血栓が詰まることで脳が
壊死し、最悪の場合、死に至ることもある恐ろしい病。
では、K・Gさんの脳静脈はなぜ詰まってしまったのでしょうか?
検査の結果、血栓が詰まった所から驚くべきものが発見されました。
それは「虫歯菌」。
そう、この虫歯菌こそがK・Gさんを死に至らしめた犯人だったのです。
では一体なぜ虫歯菌が脳静脈に存在したのでしょうか?
K・Gさんが放っておいた虫歯は、すっかり奥まで穴が開いていました。
こうなると、その穴は血管にまで到達していることが少なくありません。
つまりK・Gさんの口の中にあった虫歯菌は、その穴から血液へと侵入して
しまったのです。
通常なら、虫歯菌は免疫細胞によって退治されてしまいます。
しかしK・Gさんの場合、不摂生な生活のせいで疲労がたまり、免疫力が
落ちていました。
こうして生き延びた虫歯菌が行き着いた先、それが脳静脈だったのです。
脳静脈に張り付いた虫歯菌は炎症を引き起こし、血管を狭くしてしまい
ました。
さらにK・Gさんの場合、酒やタバコ、脂っこいものを多く摂る生活習慣に
よって、いわゆる濃縮型血液になっていたのです。
そのため、血液の流れはますます悪化。
あの頭痛や嘔吐といった症状は、脳静脈の血液の流れが悪くなり、脳内の
圧力が増したために起こったものでした。
そして、虫歯菌によって血管が狭くなった部分に血栓が溜まり始め、ついには
完全に詰まってしまったのです。
病院に着いた時には、すでに脳の半分以上の機能が停止。
K・Gさんは死に至ったのです。
たかが虫歯とあなどってはいけません。
虫歯菌は、このような脳障害だけでなく、心臓の血管にも影響を及ぼし、
最悪の事態を招いてしまうこともあるのです。
「脳静脈血栓症にならないためには?」
(1)口の中を清潔に保つことが大切
(2)虫歯や歯周病などは早めに治療
(3)脂もの中心の偏った食生活、過度の飲酒、喫煙、ストレスなど濃縮型
血液の危険因子は避けましょう。
(4)もしちょっとでも体に違和感を覚えたら、迷わず病院で検診される
ことをおすすめします。
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[本当は怖い口内炎 ~サイレントキラー~]
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
N・Mさん(男性)/33歳(当時) 教師
都内の小学校で5年生を受け持つN・Mさんは、春に転任してきたばかり
ですが、持ち前の明るさと熱血ぶりで子ども達から大人気。
しかし夏休みを前に通知表の作成や夏休みの宿題の準備と仕事は山積み、
しかも転任してきたばかりという事もあり、ストレスをため込んでいました。
そんなN・Mさんに、ある日、口内炎ができビタミン剤を飲むことにしますが
その後も様々な異変が現れます。
<症状>
(1)口内炎
(2)口内炎が繰り返しできる
(3)かすみ目
(4)黒目の下に白いモノができる
(5)目の痛み
(6)目が異様にぼやける
<病名>ベーチェット病
<なぜ、口内炎からベーチェット病に?>
「ベーチェット病」とは、私たちの体を外敵から守ってくれるはずの免疫
機能が何らかの原因で暴走を始め、守るべき体の組織まで攻撃、炎症を
起こし、最悪の場合、失明に至る恐ろしい病。
ひとたび発症してしまうと、免疫機能の暴走を止めることはできません。
日本はベーチェット病の世界最多の発症国と言われ、患者数は2万人にも
達しています。
特に、20歳から40歳までの免疫力が活発な世代が発症しやすい病です。
では、N・Mさんの発症の原因とは?
実はベーチェット病は、遺伝による体質に原因があると言われ、発症の
きっかけなど詳しいことは解明されていません。
しかし、ストレスが免疫の暴走に大きく関連していると言われています。
N・Mさんの場合、転勤してきたばかりでストレスをため込んでいた
ところに、夏休み前の過労が加わりストレスがピークに達したことで免疫
機能が暴走を開始。
体を攻撃し始めたと考えられるのです。
そして彼は、この病魔を知らせる重要なサインを見落としていました。
それこそが、あの口内炎。
実は、アフタ性口内炎と呼ばれる通常の口内炎とベーチェット病の口内炎は、
まったく同じもの。
しかし、ベーチェット病の場合、数週間おきに発症しては消えるのを何度も
繰り返すのが大きな特徴。
さらにもう1つの重要なサインがあのかすみ目でした。
あれは眼球の周囲が炎症を起こし、血管からにじみ出した白血球が眼の
レンズを濁らせたことが原因。
黒目の下にあったあの白いモノこそ、にじみ出た白血球の残骸だったのです。
一見、何の関連もない「口内炎」と「目のかすみ」。
この2つの症状を繰り返すことこそ、ベーチェット病最大の特徴なのです。
しかしN・Mさんは忙しさのあまり、これらの症状を放っておいたため、免疫
機能の暴走が加速。
ついに眼球の奥の網膜までが破壊されてしまったのです。
その後、入院したN・Mさんは発見が早かったこともあり、徐々に回復に
向かっています。
「ベーチェット病を早期発見するためには?」
(1)口内炎・発疹・陰部の潰瘍・かすみ目
(2)以上の4つの症状に注意することが大切です。
(3)特に口内炎や皮膚の発疹などが繰り返し現れた場合は、迷わず病院で
検診されることをおすすめします。
http://asahi.co.jp/hospital/
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
N・Mさん(男性)/33歳(当時) 教師
都内の小学校で5年生を受け持つN・Mさんは、春に転任してきたばかり
ですが、持ち前の明るさと熱血ぶりで子ども達から大人気。
しかし夏休みを前に通知表の作成や夏休みの宿題の準備と仕事は山積み、
しかも転任してきたばかりという事もあり、ストレスをため込んでいました。
そんなN・Mさんに、ある日、口内炎ができビタミン剤を飲むことにしますが
その後も様々な異変が現れます。
<症状>
(1)口内炎
(2)口内炎が繰り返しできる
(3)かすみ目
(4)黒目の下に白いモノができる
(5)目の痛み
(6)目が異様にぼやける
<病名>ベーチェット病
<なぜ、口内炎からベーチェット病に?>
「ベーチェット病」とは、私たちの体を外敵から守ってくれるはずの免疫
機能が何らかの原因で暴走を始め、守るべき体の組織まで攻撃、炎症を
起こし、最悪の場合、失明に至る恐ろしい病。
ひとたび発症してしまうと、免疫機能の暴走を止めることはできません。
日本はベーチェット病の世界最多の発症国と言われ、患者数は2万人にも
達しています。
特に、20歳から40歳までの免疫力が活発な世代が発症しやすい病です。
では、N・Mさんの発症の原因とは?
実はベーチェット病は、遺伝による体質に原因があると言われ、発症の
きっかけなど詳しいことは解明されていません。
しかし、ストレスが免疫の暴走に大きく関連していると言われています。
N・Mさんの場合、転勤してきたばかりでストレスをため込んでいた
ところに、夏休み前の過労が加わりストレスがピークに達したことで免疫
機能が暴走を開始。
体を攻撃し始めたと考えられるのです。
そして彼は、この病魔を知らせる重要なサインを見落としていました。
それこそが、あの口内炎。
実は、アフタ性口内炎と呼ばれる通常の口内炎とベーチェット病の口内炎は、
まったく同じもの。
しかし、ベーチェット病の場合、数週間おきに発症しては消えるのを何度も
繰り返すのが大きな特徴。
さらにもう1つの重要なサインがあのかすみ目でした。
あれは眼球の周囲が炎症を起こし、血管からにじみ出した白血球が眼の
レンズを濁らせたことが原因。
黒目の下にあったあの白いモノこそ、にじみ出た白血球の残骸だったのです。
一見、何の関連もない「口内炎」と「目のかすみ」。
この2つの症状を繰り返すことこそ、ベーチェット病最大の特徴なのです。
しかしN・Mさんは忙しさのあまり、これらの症状を放っておいたため、免疫
機能の暴走が加速。
ついに眼球の奥の網膜までが破壊されてしまったのです。
その後、入院したN・Mさんは発見が早かったこともあり、徐々に回復に
向かっています。
「ベーチェット病を早期発見するためには?」
(1)口内炎・発疹・陰部の潰瘍・かすみ目
(2)以上の4つの症状に注意することが大切です。
(3)特に口内炎や皮膚の発疹などが繰り返し現れた場合は、迷わず病院で
検診されることをおすすめします。
http://asahi.co.jp/hospital/
[ピロリ菌感染と歯科金属アレルギーとの関係]
http://yokoyama-dental.info/allergy1001.html
http://yokoyama-dental.info/allergy1001.html
最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
テーマ: 『本当は怖い口内炎~恐怖の体内爆弾~』
I・Jさん(女性)/49歳(当時) 主婦
韓流ドラマにはまり、ビデオに録画し、深夜まで1人で楽しんでいた
I・Jさん。
そんなある日、口の中に染みるような痛みが走り、鏡でみると、左の頬の裏に
口内炎が出来ていました。
市販のビタミン剤を飲んでみると、口内炎は消え、すっかり元通りになり
ますが、やがて新たな異変に襲われます。
<症状>
(1)口内炎
(2)大きくなった口内炎
(3)1週間後、口内炎が消える
(4)食欲がわかない
(5)半透明の物体を吐く
(6)首のただれ
(7)背中のただれ
<病名>尋常性天疱瘡(じんじょうせい てんぽうそう)
<なぜ、口内炎から尋常性天疱瘡に?>
「尋常性天疱瘡」とは、体中の免疫機能が異常を起こし、全身にただれや
水ぶくれが出来る皮膚病。
重症化すると死の危険さえあります。
なぜ免疫機能が異常を起こすのか、その原因は未だわかっていませんが、
現在、患者数は約4,000人。
40代から50代の発症が1番多い病気です。
そして発症すると、最初に異変が現れることが多いのが口の中。
I・Jさんに最初に現れたあの口内炎こそが、この病の代表的な症状なのです。
そもそも口の粘膜をはじめ、人間の皮膚はブロック塀のように細胞が積み
重なっています。
そして塀が壊れないように、細胞の間には接着剤の役割を果たす物質があり
ます。
ところが、この病気にかかると、異常をおこした免疫細胞がその接着剤を破壊
してしまうのです。
すると、細胞同士がバラバラに離れそのすき間に体液が流れ込み、水ぶくれが出来ます。
これが尋常性天疱瘡で出来る口内炎の正体。
ぷっくり膨らんでいるのがその特徴です。
ちなみに多くの人が1度は体験している、俗に言う口内炎(正式には
「アフタ性口内炎」)は、まん中が潰瘍のためにくぼむのが特徴です。
しかし、不幸なことI・Jさんは、その違いに気づくことが出来ませんでした。
しかもこの病気、初期の段階では免疫機能の異常が軽いため、口内炎も数日で
治ってしまいます。
つまり病気のサインに気づきにくいのが、この病気の落とし穴。
放っておくと、口から全身へ免疫機能の異常が広がり、恐ろしい事態を招くの
です。
そして襲ってきたのが、あの食欲不振でした。
この時、食道の粘膜は病に冒され、ただれていました。
そのため、胸のむかつきが起きていたのです。
そして、I・Jさんが吐き気に襲われた瞬間、ただれた食道の粘膜はすべて
はがれてしまい、口から出てきてしまいました。
そして暴走した病は、ついに全身の皮膚に襲いかかったのです。
入院後、彼女は、ただちに免疫異常を抑える処置を受けました。
そして医師たちの懸命な治療の結果、無事退院。
肌はすっかり元通りになったのです。
「尋常性天疱瘡」は、発見が遅れると、10%の人が感染症で命を落として
しまう恐ろしい病。
だからこそ、最初の症状である口内炎の見極めが大切なのです。
「尋常性天疱瘡で命の危険にさらされないためには?」
(1)口内炎を軽視しない。
(2)大きさが5mmを超える口内炎、つぶれたりめくれたりする口内炎、
治ったり出来たりを繰り返す口内炎には要注意。
(3)こうした口内炎がある時は迷わず皮膚科や口腔外科で検診されることを
お勧めします。
http://asahi.co.jp/hospital/
テーマ: 『本当は怖い口内炎~恐怖の体内爆弾~』
I・Jさん(女性)/49歳(当時) 主婦
韓流ドラマにはまり、ビデオに録画し、深夜まで1人で楽しんでいた
I・Jさん。
そんなある日、口の中に染みるような痛みが走り、鏡でみると、左の頬の裏に
口内炎が出来ていました。
市販のビタミン剤を飲んでみると、口内炎は消え、すっかり元通りになり
ますが、やがて新たな異変に襲われます。
<症状>
(1)口内炎
(2)大きくなった口内炎
(3)1週間後、口内炎が消える
(4)食欲がわかない
(5)半透明の物体を吐く
(6)首のただれ
(7)背中のただれ
<病名>尋常性天疱瘡(じんじょうせい てんぽうそう)
<なぜ、口内炎から尋常性天疱瘡に?>
「尋常性天疱瘡」とは、体中の免疫機能が異常を起こし、全身にただれや
水ぶくれが出来る皮膚病。
重症化すると死の危険さえあります。
なぜ免疫機能が異常を起こすのか、その原因は未だわかっていませんが、
現在、患者数は約4,000人。
40代から50代の発症が1番多い病気です。
そして発症すると、最初に異変が現れることが多いのが口の中。
I・Jさんに最初に現れたあの口内炎こそが、この病の代表的な症状なのです。
そもそも口の粘膜をはじめ、人間の皮膚はブロック塀のように細胞が積み
重なっています。
そして塀が壊れないように、細胞の間には接着剤の役割を果たす物質があり
ます。
ところが、この病気にかかると、異常をおこした免疫細胞がその接着剤を破壊
してしまうのです。
すると、細胞同士がバラバラに離れそのすき間に体液が流れ込み、水ぶくれが出来ます。
これが尋常性天疱瘡で出来る口内炎の正体。
ぷっくり膨らんでいるのがその特徴です。
ちなみに多くの人が1度は体験している、俗に言う口内炎(正式には
「アフタ性口内炎」)は、まん中が潰瘍のためにくぼむのが特徴です。
しかし、不幸なことI・Jさんは、その違いに気づくことが出来ませんでした。
しかもこの病気、初期の段階では免疫機能の異常が軽いため、口内炎も数日で
治ってしまいます。
つまり病気のサインに気づきにくいのが、この病気の落とし穴。
放っておくと、口から全身へ免疫機能の異常が広がり、恐ろしい事態を招くの
です。
そして襲ってきたのが、あの食欲不振でした。
この時、食道の粘膜は病に冒され、ただれていました。
そのため、胸のむかつきが起きていたのです。
そして、I・Jさんが吐き気に襲われた瞬間、ただれた食道の粘膜はすべて
はがれてしまい、口から出てきてしまいました。
そして暴走した病は、ついに全身の皮膚に襲いかかったのです。
入院後、彼女は、ただちに免疫異常を抑える処置を受けました。
そして医師たちの懸命な治療の結果、無事退院。
肌はすっかり元通りになったのです。
「尋常性天疱瘡」は、発見が遅れると、10%の人が感染症で命を落として
しまう恐ろしい病。
だからこそ、最初の症状である口内炎の見極めが大切なのです。
「尋常性天疱瘡で命の危険にさらされないためには?」
(1)口内炎を軽視しない。
(2)大きさが5mmを超える口内炎、つぶれたりめくれたりする口内炎、
治ったり出来たりを繰り返す口内炎には要注意。
(3)こうした口内炎がある時は迷わず皮膚科や口腔外科で検診されることを
お勧めします。
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最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
テーマ: 『本当は怖い歯茎の出血~トラック野郎の悲劇~』
B・Jさん(男性)/51歳(当時) トラック運転手
トラック運転手のB・Jさんは、人生太く短く、が信条で、型にはまった生活が
大の苦手。
長時間の運転にタバコは欠かせず、酒も毎晩飲む毎日を続けていましたが、
ある日、歯茎からの出血に気づきます。
特に痛みもないため、軽い歯槽膿漏だと思って放っておきますが、やがて
さらなる異変があらわれます。
<症状>
(1)歯茎からの出血
(2)歯茎の腫れ
(3)歯がぐらつきシクシク痛む
(4)脈打つように痛む
(5)唇の感覚がなくなる
(6)口が開かない
<病名>歯肉癌
<なぜ、歯茎の出血から歯肉癌に?>
歯肉癌とは、歯肉、つまり歯茎にできる癌のこと。
現在、この歯肉癌に冒される患者は、年間2,000人以上。
50代以上の男性に多く、その数は年々増え、30年前と比べるとおよそ3倍と
言われています。
最初にB・Jさんに現れた、歯茎からの出血や腫れ。
あれは歯茎にできた癌細胞が成長するために、新しい血管を作り出し、その
血管が表面で出血。
さらに癌細胞の成長に伴い、歯茎の腫れとなって現れたのです。
しかし当のB・Jさんは、単なる歯槽膿漏だと思っていました。
実はこれが歯肉癌の恐ろしいところ。
歯肉に炎症を起こす歯槽膿漏も同じように出血し、腫れるため、勘違いして
しまうことが非常に多いのです。
この時、歯槽膿漏といえどもちゃんと検査していれば、最悪の事態は免れて
いたかも知れません。
やがて何も知らないB・Jさんの口の中で、大きく成長した癌は歯槽膿漏との
違いを見せ始めます。
それが唇の感覚がなくなるという症状。
この時、癌細胞は、唇から歯肉に通じる神経をも冒し始め、麻痺を起こしたの
です。
これは決して歯槽膿漏では現れない症状です。
そして最終警告。
癌細胞が歯茎から口を開ける筋肉にまで進行。
ついには口を開けることが出来なくなってしまったのです。
幸いB・Jさんは、転移がなかったため、一命を取り留めることが出来
ました。
しかし、歯肉癌を取り除くために取られた措置は、下顎の半分を摘出すると
いうもの。
歯肉癌は早期発見が難しいため、顎の摘出にいたる患者が意外と多いのです。
たかが歯槽膿漏と放っておいたことが引き起こした悲劇でした。
では何故、B・Jさんは歯肉癌に冒されてしまったのでしょうか?
口の中にできる癌の主な原因は、タバコとアルコールと言われています。
B・Jさんはタバコを1日に2箱以上、アルコールは毎日3合飲む生活を
25年以上も続けていました。
発ガン性物質であるタバコのタールやニコチンは、血行を悪くし、直接歯肉の
粘膜を刺激します。
さらにアルコールも同様に粘膜を直接刺激。
この刺激が長年続くことにより、歯肉の細胞の遺伝子が突然変異し、ガン化
してしまったのです。
実際、B・Jさんのような生活習慣をしていると、ガンができる確率は
2.5倍も増すと言われています。
「歯肉癌にならないためには?」
(1)アルコールの飲み過ぎ、タバコの吸い過ぎなどの生活習慣を改める
(2)歯を磨くたびの出血や、止まらない出血があれば、一度病院で検診
されることをお勧めします
http://asahi.co.jp/hospital/
テーマ: 『本当は怖い歯茎の出血~トラック野郎の悲劇~』
B・Jさん(男性)/51歳(当時) トラック運転手
トラック運転手のB・Jさんは、人生太く短く、が信条で、型にはまった生活が
大の苦手。
長時間の運転にタバコは欠かせず、酒も毎晩飲む毎日を続けていましたが、
ある日、歯茎からの出血に気づきます。
特に痛みもないため、軽い歯槽膿漏だと思って放っておきますが、やがて
さらなる異変があらわれます。
<症状>
(1)歯茎からの出血
(2)歯茎の腫れ
(3)歯がぐらつきシクシク痛む
(4)脈打つように痛む
(5)唇の感覚がなくなる
(6)口が開かない
<病名>歯肉癌
<なぜ、歯茎の出血から歯肉癌に?>
歯肉癌とは、歯肉、つまり歯茎にできる癌のこと。
現在、この歯肉癌に冒される患者は、年間2,000人以上。
50代以上の男性に多く、その数は年々増え、30年前と比べるとおよそ3倍と
言われています。
最初にB・Jさんに現れた、歯茎からの出血や腫れ。
あれは歯茎にできた癌細胞が成長するために、新しい血管を作り出し、その
血管が表面で出血。
さらに癌細胞の成長に伴い、歯茎の腫れとなって現れたのです。
しかし当のB・Jさんは、単なる歯槽膿漏だと思っていました。
実はこれが歯肉癌の恐ろしいところ。
歯肉に炎症を起こす歯槽膿漏も同じように出血し、腫れるため、勘違いして
しまうことが非常に多いのです。
この時、歯槽膿漏といえどもちゃんと検査していれば、最悪の事態は免れて
いたかも知れません。
やがて何も知らないB・Jさんの口の中で、大きく成長した癌は歯槽膿漏との
違いを見せ始めます。
それが唇の感覚がなくなるという症状。
この時、癌細胞は、唇から歯肉に通じる神経をも冒し始め、麻痺を起こしたの
です。
これは決して歯槽膿漏では現れない症状です。
そして最終警告。
癌細胞が歯茎から口を開ける筋肉にまで進行。
ついには口を開けることが出来なくなってしまったのです。
幸いB・Jさんは、転移がなかったため、一命を取り留めることが出来
ました。
しかし、歯肉癌を取り除くために取られた措置は、下顎の半分を摘出すると
いうもの。
歯肉癌は早期発見が難しいため、顎の摘出にいたる患者が意外と多いのです。
たかが歯槽膿漏と放っておいたことが引き起こした悲劇でした。
では何故、B・Jさんは歯肉癌に冒されてしまったのでしょうか?
口の中にできる癌の主な原因は、タバコとアルコールと言われています。
B・Jさんはタバコを1日に2箱以上、アルコールは毎日3合飲む生活を
25年以上も続けていました。
発ガン性物質であるタバコのタールやニコチンは、血行を悪くし、直接歯肉の
粘膜を刺激します。
さらにアルコールも同様に粘膜を直接刺激。
この刺激が長年続くことにより、歯肉の細胞の遺伝子が突然変異し、ガン化
してしまったのです。
実際、B・Jさんのような生活習慣をしていると、ガンができる確率は
2.5倍も増すと言われています。
「歯肉癌にならないためには?」
(1)アルコールの飲み過ぎ、タバコの吸い過ぎなどの生活習慣を改める
(2)歯を磨くたびの出血や、止まらない出血があれば、一度病院で検診
されることをお勧めします
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最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
『本当は怖いつまずき~見過ごされる崩壊のシナリオ~』
S・Fさん(女性)/64歳(当時) 日本舞踊の師匠
64歳の今も現役バリバリ、日本舞踊の師匠として後進の指導に励んでいた
S・Fさん。
ある日、稽古中にふいに足がもつれ、つまずいてしまいました。
つまずいたのは畳がささくれていたせい、と軽く考えていた彼女ですが、
やがて次々と奇妙な異変に襲われます。
<症状>
(1)つまずき
(2)小刻み歩き
(3)物忘れ
(4)意欲の低下
(5)失禁
(6)認知障害
<病名>特発性正常圧水頭症
<なぜ、つまずきから特発性正常圧水頭症に?>
そもそも脳や脊髄は、髄液という液体に包まれています。
この髄液を絶え間なく作りだしているのが脳室。
ここから流れ出た髄液は、脳の上部にある排水口から外へと出され、脳内の
圧力は一定に保たれています。
この脳の排出口が癒着したり、老廃物などで詰まってしまうのが「特発性
正常圧水頭症」の原因。
髄液が脳内にたまり始め、脳室が膨張。脳全体が圧迫されることで、S・F
さんを襲ったような様々な異変が起きるのです。
原因はわかっていませんが、老化が大きな要因の1つ。
またS・Fさんのように、真面目で責任感の強い性格の人が発症しやすいと
言われています。
最初にS・Fさんを襲った「つまずき」や「小刻み歩き」といった歩行
障害は、特発性正常圧水頭症の典型的な症状。
これは脳室がふくらむことによって真っ先に圧迫されるのが、足の運動を
つかさどっている前頭葉の上部だからでした。
その後も、脳室が膨らむにつれダメージは増えていきました。
S・Fさんに起こった「物忘れ」や「意欲の低下」といった症状は、脳の
機能の低下によるもの。
これは圧迫により脳内の血流が減少したためでした。
ところがこの時、S・Fさんは病院でアルツハイマーと診断されてしまい
ます。
これこそ特発性正常圧水頭症の落とし穴。
実はこの病気は、昨年になって治療のガイドラインが定められた、まだあまり
知られていない病。
さらにMRIの画像を見比べても、アルツハイマーとほとんど同じ。
そのため、アルツハイマーと診断されるケースがとても多いのです。
しかしS・Fさんは手術によって元通り踊りの師匠に復帰することができ
ました。
そう、この病は早期に適切な手術を受ければ、劇的に回復するのです。
S・Fさんの場合も、息子夫婦が早い段階で異変に気づき、適切に対応した
ためことなきを得ました。
患者のほとんどを60歳以上がしめる特発性正常圧水頭症は、決して特殊な病気
ではありません。
現在、国内に200万人いる認知症患者の5%、10万人が治療可能な患者と
考えられているのです。
「特発性正常圧水頭症にならないためには?」
(1) バランスのとれた食事を心がける
(2) 適度な運動をする
(3) 積極的に会話をするなど脳に適度な刺激を与える
(4) アルツハイマーと間違えてしまう危険性があることを知る
http://asahi.co.jp/hospital/
『本当は怖いつまずき~見過ごされる崩壊のシナリオ~』
S・Fさん(女性)/64歳(当時) 日本舞踊の師匠
64歳の今も現役バリバリ、日本舞踊の師匠として後進の指導に励んでいた
S・Fさん。
ある日、稽古中にふいに足がもつれ、つまずいてしまいました。
つまずいたのは畳がささくれていたせい、と軽く考えていた彼女ですが、
やがて次々と奇妙な異変に襲われます。
<症状>
(1)つまずき
(2)小刻み歩き
(3)物忘れ
(4)意欲の低下
(5)失禁
(6)認知障害
<病名>特発性正常圧水頭症
<なぜ、つまずきから特発性正常圧水頭症に?>
そもそも脳や脊髄は、髄液という液体に包まれています。
この髄液を絶え間なく作りだしているのが脳室。
ここから流れ出た髄液は、脳の上部にある排水口から外へと出され、脳内の
圧力は一定に保たれています。
この脳の排出口が癒着したり、老廃物などで詰まってしまうのが「特発性
正常圧水頭症」の原因。
髄液が脳内にたまり始め、脳室が膨張。脳全体が圧迫されることで、S・F
さんを襲ったような様々な異変が起きるのです。
原因はわかっていませんが、老化が大きな要因の1つ。
またS・Fさんのように、真面目で責任感の強い性格の人が発症しやすいと
言われています。
最初にS・Fさんを襲った「つまずき」や「小刻み歩き」といった歩行
障害は、特発性正常圧水頭症の典型的な症状。
これは脳室がふくらむことによって真っ先に圧迫されるのが、足の運動を
つかさどっている前頭葉の上部だからでした。
その後も、脳室が膨らむにつれダメージは増えていきました。
S・Fさんに起こった「物忘れ」や「意欲の低下」といった症状は、脳の
機能の低下によるもの。
これは圧迫により脳内の血流が減少したためでした。
ところがこの時、S・Fさんは病院でアルツハイマーと診断されてしまい
ます。
これこそ特発性正常圧水頭症の落とし穴。
実はこの病気は、昨年になって治療のガイドラインが定められた、まだあまり
知られていない病。
さらにMRIの画像を見比べても、アルツハイマーとほとんど同じ。
そのため、アルツハイマーと診断されるケースがとても多いのです。
しかしS・Fさんは手術によって元通り踊りの師匠に復帰することができ
ました。
そう、この病は早期に適切な手術を受ければ、劇的に回復するのです。
S・Fさんの場合も、息子夫婦が早い段階で異変に気づき、適切に対応した
ためことなきを得ました。
患者のほとんどを60歳以上がしめる特発性正常圧水頭症は、決して特殊な病気
ではありません。
現在、国内に200万人いる認知症患者の5%、10万人が治療可能な患者と
考えられているのです。
「特発性正常圧水頭症にならないためには?」
(1) バランスのとれた食事を心がける
(2) 適度な運動をする
(3) 積極的に会話をするなど脳に適度な刺激を与える
(4) アルツハイマーと間違えてしまう危険性があることを知る
http://asahi.co.jp/hospital/