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[ダイエットで骨折・・・ダイエット好きの妻が妊娠したら要注意!]

(ダイヤモンド・オンライン 2010年5月21日)

<ダイエット好きの妻が妊娠したら要注意!>
<高齢出産に潜む思わぬ「落とし穴」>
<ダイエットで骨折・・・子育てに不安?>
<妻の趣味はダイエット 何度もリバウンドを繰り返す>

 

デザイン会社に勤務するRさんが2つ年上の妻と結婚したのは、今から
20年前の美術大学3年の時。
妻の大学卒業を機に入籍した。
就職してからも友達夫婦のような関係は長年続いた。

Rさんの妻の趣味は学生時代からダイエット。
テレビや雑誌に出ているダイエット方法は全て試し、そして失敗を繰り返して
いた。
食卓にリンゴだけ、キャベツだけ、茹で卵だけという時もあった。
伊豆にある断食道場にも友人と旅行がてら何度か出かけていた。
ホットヨガに岩盤浴、サウナやエステにも通っていた。

Rさん自身、「所詮、ダイエットは趣味の域」と思っていたが、妻が会社で
貧血で倒れてからは過激なダイエットを控えるようにアドバイスをした。
新しいダイエット方法を試すたびに一時的には痩せて喜ぶものの、すぐに
リバウンドして元の体重より増えてしまうからだ。


<結婚10年でも子どもができない 辛い不妊治療のはじまり>
子供も自然な流れでできると思っていたが、結婚して10年を過ぎても一向に
その予兆はみられなかった。
35歳を過ぎた頃からお互いの両親が遠慮がちに「孫はまだか?」と聞いて
くる。
その頃から夫婦の関係は微妙にくずれていった。

 「子供がほしい」と思ったときからRさん夫妻の地獄がはじまった。
数ヵ月後、Rさん夫婦は不妊治療を決意した。
検査をするとRさん夫妻は、機能的にはまったく問題が無いことがわかった。

不妊治療をはじめて、5年を過ぎたあたりから、妊娠しないイライラと
ホルモンバランスの崩れから妻は自律神経を壊した。
その頃から、またダイエットに固執するようになった。
インターネットで肥満は不妊につながると記事を読んだからだ。
経済的にも肉体的、精神的にも限界だと感じたRさんは、子供は諦めて夫婦
2人で老後を迎えようと決意した数日後。
妻は奇跡的に子どもを授かった。

 

<妊娠中毒で過食ぎみに・・・さらに40代なのに骨粗鬆症で骨折!?>
Rさんの妻は高齢出産ということもあり、妊娠してからは大事をとって、
仕事も辞めた。
つわりは思いのほかひどく、四六時中何か口にしていないと気持ちが
悪かった。
妊娠中は味覚が変わるというが、今までほとんど口にしなかった袋菓子、特に
ポテトチップスを手放せなくなっていた。
産婦人科の毎月の検診では、いつも体重増加を注意された。
運動や水泳も医師に勧められたが、流産が怖くてできなかった。
お腹が目立ちはじめ、妊娠6ヵ月を過ぎた頃、信じられないことが起こった。

ある朝Rさんはトイレから聞こえる「痛い」という妻の叫び声で目を
覚ました。
妻は、背中に激痛を訴え、その場から動くことができなかった。
救急車に乗りこむと、痛みで気を失いかけている妻が「赤ちゃんが・・・」と
うわごとのようにつぶやいていた。

検査後医師から意外な言葉が告げられた。
「骨粗鬆症による脊椎の圧迫骨折です」

ダイエットとリバウンドを20年以上繰り返していた妻は、40代とは思えぬ
骨密度だと指摘された。
妊娠で増えた体重を支えられず脊髄が骨折してしまったのだ。
医師の話によると絶食などの過激なダイエットを長期間繰り返していると
若くても、稀に骨粗鬆症になるとのこと。
信じられなかった。

 

<妊娠中は母体の骨量が低下 ダイエットを繰り返す妻には注意を>
Rさんの妻は、整形外科医と産婦人科医の連携により無事出産した。
長い不妊治療と骨折を乗り越えての出産に両家の家族も大喜びをした。
しかし、それも束の間。
Rさん夫妻を子育てという「地獄」が待ち受けていた。
子供が小さいうちはよかった。
しかし、1歳を過ぎて体重も10キロを越えてきたあたりから、抱っこをする
たびに妻は腰痛を訴えるになった。
骨粗鬆症は完治するものではない。
Rさん夫妻にのしかかる骨折の恐怖。
Rさんは大きくなる子供を抱きながら、妻のダイエットとリバウンドを繰り
返した日々を思い起こして、後悔していた。

 

 

http://diamond.jp/articles/-/8189

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学

テーマ: 『本当は怖いダイエット〜脂肪の逆襲〜』


S・Tさん(女性)/31歳(当時) 専業主婦

主婦のS・Tさんは、夏が来る前に少しでもスリムにしたいとダイエットを
決意。
高タンパク・高カロリーな肉や炭水化物をなるべくさけるようにした食事
ダイエットを始めました。
その後、2ヶ月で15㎏もの減量に成功しますが、大好物のケーキに手を出した
のをきっかけに堰を切ったように食べ始め、半年後、元の体重より3㎏も
太ってしまいました。
いわゆるリバウンドです。
その後も夏前にダイエットしては夏が終わると再びリバウンドする悪循環を
繰り返し10年が経過。
その結果、彼女は75㎏に!
「またダイエットすれば痩せるし・・・」と特に気にも留めなかったS・Tさん
ですが、彼女の体内では取り返しのつかない病魔がうごめき始めていたの
です。


<症状>
(1)手のひらの赤み
(2)頻繁に起こる倦怠感
(3)奇妙な行動
(4)多量の吐血

 

<病名>非アルコール性脂肪性肝炎

 

<なぜ、食事ダイエットから非アルコール性脂肪性肝炎に?>
S・Tさんの死因は「肝硬変」。


その原因は、サラダとフルーツが中心のダイエットにありました。
実は、そこには重要な栄養素が欠けていました。
そう、「タンパク質」です。


通常、肝臓に送られた脂肪はタンパク質と結びつき、エネルギーとして全身に
送り出されます。
しかし、彼女の体内では、タンパク質不足により脂肪がそのまま肝臓にたまり
続けました。
これが「脂肪肝」。

とはいえ脂肪肝だけなら、命に関わる症状を引き起こすことはめったに
ありません。


しかしS・Tさんは、ダイエットとリバウンドの繰り返しによって、
「非アルコール性脂肪性肝炎」を発症させてしまっていたのです。

「非アルコール性脂肪性肝炎」とは、アルコールを飲まない人でも脂肪肝から
肝炎、肝硬変、肝癌へと病状が進行していく恐るべき病。

そして、その原因のひとつとして考えられるのが、あの無謀なダイエットと
リバウンド。こうした行為を繰り返すことは、肝臓にとって大きな負担と
なる
のです。

彼女の脂肪肝が肝炎に進行し始めたのは、手のひらの赤みと全身の倦怠感が
出たあの瞬間。
しかし、特に痛みはないため、放っておいてしまったS・Tさん。
これこそが、沈黙の臓器と言われる肝臓の落とし穴。
肝臓の機能が低下しても、症状がほとんど出ないため、気づきにくいのです。

その後も、ダイエットとリバウンドを繰り返してしまったS・Tさん。
この体重の急激な変化が肝臓に決定的なダメージを与え、わずか
5年で肝硬変へと進行してしまったのです。


こうして肝硬変を起こした彼女を襲った症状が、トイレの場所を忘れると
いった奇妙な行動。
そして、多量の吐血。
これらは肝硬変の特徴的な症状なのです。


そしてS・Tさんは、肝臓の機能が戻らないまま、帰らぬ人となりました。


現在、日本人の4人に1人は脂肪肝と指摘されています。
そしてS・Tさんのように無理なダイエットとリバウンドを繰り返すと、
非アルコール性脂肪性肝炎を目覚めさせるばかりか、その進行のスピードも
早めてしまうことがあるのです。

「非アルコール性脂肪性肝炎にならないためには?」
(1)無理なダイエットはしない
(2)リバウンドしないよう注意
(3)適正な体重を保つ努力をする
(4)栄養のバランスに気をつけ、適量のタンパク質を摂る

もしちょっとでも体に違和感を覚えたら、病院で検診されることをおすすめ
します

 

 

http://asahi.co.jp/hospital/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学    

テーマ: 『本当は怖いダイエット〜低コレステロールの罠〜』

S・Hさん(女性)/55歳(発症当時) 専業主婦


高級住宅街に暮らす主婦S・Hさん(55歳)の悩みは、最近、少しお腹が出て
きたこと。
5年前に閉経し更年期を迎えていた彼女は、近所の病院で検診を受けた
ところ、医師から「若干コレステロール値が高いので少し脂肪分を控えた方が
いい」とアドバイスされました。
まだまだ美しく健康に暮らしたいと思った彼女は、コレステロールが多いと
言われる卵と牛乳をやめて食事の量を半分にした上、肉も出来る限り抑える
など、コレステロールを減らしながら健康的に痩せるダイエットを開始。
1年で8㎏もの減量に成功します。
主婦仲間からもスマートになったと言われ、ダイエットをして良かったと
思っていたS・Hさん。
しかしある日、突然、腰の辺りに鈍い痛みを感じます。
たかが腰の痛みと放っておいてしまった彼女ですが・・・。


<症状>
(1)腰痛
(2)激しい腰痛

 

<病名>骨粗鬆症(骨粗しょう症)

 

<なぜ、ダイエットから骨粗しょう症に?>
「骨粗しょう症」とは、骨が軽石のようにスカスカの状態になり、脆くなって
しまう病。
現在、日本人の骨粗しょう症の推定患者数は、1,000万人。
そのうち女性患者はおよそ800万人で、その多くが閉経を迎えた50歳以上の
女性です。

S・Hさんも、まさにこの時期を迎えていました。
彼女の体内でも、卵巣で作られる女性ホルモン、エストロゲンが減少して
いたのです。
骨がもろくなるのを防ぐ力がある、この女性ホルモンが減ったことで、
SS・Hさんの骨は年齢相応にもろくなっていました。


そして、そんな時期に始めてしまったのが、あのコレステロールをさけた
食事ダイエット。
一見、理想的に見えるこのダイエット法には、彼女の年齢にとって、必要な
ものが抜け落ちていたのです。
それはコレステロールを減らすために避けた、あの牛乳と卵。
牛乳にはカルシウムが豊富に含まれ、卵にはカルシウムの吸収を助ける
ビタミンDが含まれています。
この2つの成分が足りなかったために、S・Hさんの体内ではカルシウムが
吸収されず、慢性的に不足してしまったのです。

さらにビタミンDが豊富に含まれる魚介類やキノコなどが昔から苦手で好んで
食べなかったことも、カルシウム不足に一層の拍車をかけていました。


そんなことも知らず、食事ダイエットを続けてしまったS・Hさん。
彼女の体は、ついに自らの骨を溶かしてまでカルシウムを補おうとし始め
ました。
こうして、ただでさえ骨がもろくなっている更年期に、間違ったダイエットを
続けてしまったS・Hさんの骨は、加速度的に脆くなってしまったのです。


さらにもう1つ、意外な落とし穴が。
あのダイエットで確かにS・Hさんの皮下脂肪の量は、徐々に減っていき
ました。

実は脂肪でも、わずかではありますが、女性ホルモンのエストロゲンが分泌
され、骨がもろくならないようにサポートをしています。

しかしS・Hさんはダイエットで脂肪を減らしてしまったために、脂肪から
供給されるエストロゲンさえも減っていき、骨がますます脆くなってしまった
のです。


間違ったダイエットを続けていたS・Hさんに現れた、その症状が腰の痛み。
あの時、スカスカになった背骨は、押しつぶされ変形しはじめていたのです。
彼女に骨粗しょう症の危険を知らせたサインは、これだけ。

実は、この病ははっきりとした自覚症状がほとんど現れないのです。
これこそが骨粗しょう症の最も恐ろしいところ。

そして最後の瞬間、S・Hさんの背骨は、抱きかかえた孫の重さに耐える
ことが出来ず、あっさりとつぶれてしまったのです。


一度折れた背骨は完全には元に戻らないため、S・Hさんは若くして一生、
腰が曲がったままの生活を余儀なくされました。


「骨粗しょう症にならないためは?」
(1)閉経後のダイエットに注意。
(2)カルシウムやビタミンDを充分に摂る。
(3)適度な運動を心がける。

もし、少しでも体に違和感を覚えたら、すぐに病院で検査をされることを
おすすめします。

 

 

http://asahi.co.jp/hospital/

 

 

    
        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[経口避妊薬(ピル)は要注意、
第2世代よりも第3世代で「静脈血栓塞栓症」リスク高く]

(Medエッジ 2015年6月21日)


<英国のデータ分析結果>
経口避妊薬(ピル)には注意が必要になりそうだ。
新しいほど、血液が固まる問題が起こりやすいと分かった。

英国ノッティンガム大学プライマリ・ケア科の研究グループが、有力医学誌の
BMJ誌2015年5月号で報告した。

 

<妊娠を避ける薬>
経口避妊薬は女性ホルモンで妊娠をしないようにコントロールする薬だ。
女性ホルモンとしては、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン
(プロゲストロン)」を含んでいる。
排卵の抑制や子宮内膜に変化を起こすことで妊娠を避けることができる。

世界的には子どもを生める年齢の女性のおよそ9%、発展途上国では18%、
英国では28%が経口避妊薬を使用している。
日本よりも海外の方が一般的と見られる。

 

<新しい薬が登場している>
ピルの使用により血液が固まる血栓リスクが増加すると知られており、
静脈血栓塞栓症という重大な血栓症(いわゆるエコノミークラス症候群と
同様の症状)が起こる恐れがある。

経口避妊薬は、含まれる黄体ホルモン剤のタイプによって、第1世代〜
第3世代に分けられている。
黄体ホルモン剤のタイプによる血栓の発生しやすいさの違いはこれまで
明らかではなかった。

研究グループは、英国の開業医データベースを用いて、15~49歳の女性で
ピルの使用と静脈血栓塞栓症のリスクとの関連性を調べた。

 

<ピル使用でリスク3倍>
喫煙やアルコール、BMI、併存症などの知られている他の血栓症危険因子に
ついての条件で調整した結果、ピルを使用している女性は、使用していない
女性より静脈血栓塞栓症のリスクがおよそ3倍高いと分かった。

中でも黄体ホルモン剤のタイプで分けると、「レボノルゲストレル」と
「ノルエチステロン」という第2世代、「ノルゲスチメート」という
第3世代を含むピルがおよそ2倍、「ドロスピレノン」「デソゲストレル」
「ゲストデン」「シプロテロン」という第3世代を含むピルはおよそ4倍
だった。

新しい第3世代はノルゲスチメートを除いて、第2世代の1.5〜1.8倍の
リスクになる。

 

<妊娠そのものの方がリスク高い>
ピルを使用している女性で静脈血栓塞栓症が増加する割合は、
レボノルゲストレルとノルゲスチメートが毎年1万人あたり約6人と
最も低く、デソゲストレルとシプロテロンが約14人で最も高かった。

研究グループは、経口避妊薬は非常に安全で、妊婦の静脈血栓塞栓症の
リスクが最大10倍であることと比較すると、今回の約3倍という数字は
やはり低いと強調する。
経口避妊薬を止めるのではなく、もし懸念があれば医者に相談して薬の
タイプを再検討するよう勧めている。


日本でも心配があれば、相談をするようにしたい。

 

 


http://www.mededge.jp/a/xyst/14823

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[フレーザー、薬物違反で6カ月出場停止—陸上女子]

(時事通信 2010年10月7日)


【ロンドン時事】
国際陸連は6日、北京五輪と2009年世界選手権の陸上女子100メートル
金メダリスト、シェリーアン・フレーザー(ジャマイカ)に、ドーピング
(禁止薬物使用)違反で6カ月の出場停止処分を科した。
ロイター通信が報じた。

7月8日に暫定処分を受けており、競技会への出場は来年1月7日から可能に
なる。


フレーザーは5月に中国・上海で行われたダイヤモンド・リーグ第2戦の
検査で、鎮痛剤の「オキシコドン」に陽性反応を示した。
本人は禁止薬物とは知らず、歯の痛みを抑えるために服用したとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[3年前、貧血治療のはずがドーピング
リオ目指す女子マラソン・吉田香織選手]

(東京新聞 2015年12月12日)
 

来夏のリオデジャネイロ五輪を前に、ロシア陸連の組織的関与疑惑など
ドーピングをめぐる国際的な騒動が続いている。

日本にも禁止薬物を使ったと判定されて選手生命の危機に陥ったマラソン
ランナーがいた。
2年間の選手資格停止を経て、復活の手掛かりをつかんだ選手にドーピング
検査の実際を聞いた。
(中野祐紀)


「競技で得た誇りを全て奪われましたね・・・」
リオ五輪女子マラソン代表の最初の選考会、さいたま国際マラソンで2位
(日本人ではトップ)になった吉田香織選手(34)=東京都練馬区=は
笑顔を消し、ゆっくりと言葉を選んで話し始めた。
自己ベストの2時間28分43秒でゴールして半月後の今月初め、練習場の
公園で「ドーピング」という言葉をぶつけた。


川越女子高(埼玉県)を卒業し、2000年に小出義雄監督率いる実業団の
積水化学に入社。
はねるような軽快な走りで「牛若丸」の愛称をもらい、国内外のマラソンで
優勝した競技生活は、移籍後の2012年冬、4位入賞したホノルル・マラソン
で暗転した。

「いつも通りレース後に尿を提出しただけで、何の恐れも抱いていなかった」
ドーピング検査で、赤血球を増やし持久力を高める「エリスロポエチン
(EPO)」の陽性反応が出た。

レース前、コーチに言われるまま受診した医師が「貧血の治療です」と打った
注射の中身が、ドーピング事件で悪名高いEPOだった。
吉田選手は確かに貧血気味で、EPO注射は腎不全や貧血の治療では一般的でも
ある。
聞き取りに「知らなかった」と弁明し、故意ではないと認められたものの
「一流選手として許されない過失」と断罪され、資格を停止された。

競技の道を断たれ、2013年秋から半年、会社の配慮で語学研修として
南太平洋のフィジーに渡った。
毎日のように未明まで酒を飲み、ほとんど走らない日々を送って「落ちる
ところまで落ちた」と振り返る。

情熱がもう1度燃え始めたのは、帰国後の2014年秋、出版社を経営する
支援者に「復帰を」と誘われたから。
同社でイベント開催や雑誌作りの仕事をしながら、公園で市民ランナーに
交じって練習した。
処分が明けた今春、公式の競技会に復帰し、五輪選考会で確かな結果を
出した。

さいたま国際マラソンの記録は選考基準より6分以上遅く、大阪国際女子、
名古屋ウィメンズマラソンと合わせた3レースで選ばれる五輪代表への道は
険しい。
大阪か名古屋でもう1度勝負し、夢の舞台に近づくつもりだ。
ドーピングの選手、と見られるのは分かっている。
「自力ではね返さなければ、いつまでもそういう目で見られますから」

 

<過失でも断罪/トイレ内も監視>
「刑法学者が『あり得ない』と目をむくほど厳しいのが、国際的なドーピング
規制」と指摘するのは、ドーピングに詳しい望月浩一郎弁護士。
吉田選手が注射を受けてドーピングとされたことを「不運だったとは思うが、
薬物が体内にあった結果が全て」と説明する。
故意か過失かは処分の有無に影響せず、責任能力に年齢も考慮しない。

ドーピングによる不正を防ぐため、五輪など国際大会に頻繁に出場するトップ
レベルの選手は競技団体を通じて日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の
リストに登録され、競技会以外にも事前通告なしの検査を受ける仕組みだ。

選手は4半期ごとに、インターネット上のシステムに3カ月分の居場所を
登録。
自宅や練習場所、遠征中全ての日の宿泊先を部屋番号まで明記し、JADA
などの担当者が訪れれば、即座に尿や血液の採取に応じる。
トイレの中でも同性の検査担当者が監視し、尿が本当に本人の体から出ている
かを確認する。

体調不良などを理由に拒否もできるが、1年半の間に3度重なると違反と
みなされ、資格停止の可能性がある。

 

<ドーピング>
運動能力を向上させるために薬物などを使用する行為。
ステロイド系の筋肉増強剤や利尿薬、赤血球を増やして持久力を高める
エリスロポエチンなどのホルモンが禁じられている。
競技会前後を中心に採尿や採血で検査し、違反があれば選手資格の停止や
記録取り消しの処分がある。
五輪では1968年冬季のグルノーブル大会から検査が始まり、これまでに
日本選手の陽性・失格は出ていない。

 


http://www.tokyo-np.co.jp/article/sports/list/201512/CK2015121202000267.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[色覚異常、半数気づかず 検査中止10年、進路断念も]

(朝日新聞 2013年9月19日)


【今直也】
色覚異常の子どもの2人に1人が異常に気づかぬまま、進学・就職時期を
迎え、6人に1人が、進路の断念などのトラブルを経験していることが、
日本眼科医会の調査で分かった。

学校での検査は10年前に中止された。
幼児期や小学校で周囲の理解不足に悩むなどの例も相次いでいた。
同会は、希望者は学校で検査できるよう国に求めることを決めた。


生まれつきの色覚異常は男性の20人に1人、女性の500人に1人の割合で
見られる。

小学4年を対象に全国で色覚検査が行われてきたが、2003年度に中止
された。
検査が社会的な差別にもつながりかねず、異常があっても生活に支障がない
人が多いことが理由だ。


国は2001年の労働安全衛生規則の改正で、雇用者が雇用時に色覚検査を行う
義務を撤廃。
色覚異常があるだけで、採用を制限しないよう指導してきた。

だが、航空や写真関係、食品関係の一部、警察官などの公務員では、色の
識別が難しいと職務に支障が出ることを理由に現在も制限されている。

 


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130919-00000034-asahi-soci

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[色覚異常に気づかず勉強や仕事に支障、検査任意化10年]

(あなたの健康百科 2013年09月27日)


<学会などが問題提起>
日本眼科医会は9月19日、生まれつきの色覚異常を持つ中高生の約半数が
色覚異常に気づかず、勉強や仕事に支障を来しているとの調査結果を発表
した。

背景には学校で行われていた色覚検査が10年前に任意化したことがあり、
同医会と日本眼科学会は、希望者が検査を受けられることの周知や学校で
検査が受けられるよう文部科学省に働かけるなど、体制改善への姿勢を示して
いる。

 

<焼け具合分からず焼き肉避ける例も>
同医会は2010~2011年度、全国657の眼科医療機関を対象に生まれつきの
色覚異常者に関する調査を実施。
その結果、中高生の受診者の約半数が自身の異常に気付いていなかった
(それぞれ45.3%、45.5%)。
対象者の中には、漢字の書き方の授業で黒板の赤いチョークが読み取れず、
その部分を抜いた漢字を書いた小学生、以前から色の見方が変だと感じて
いたが、美術の授業で先生に指摘された中学生や高校生がいたという。

色の区別が困難だと日常生活にも支障が生じる。
緑と茶の区別が付きにくい色覚異常例では、「緑の犬」「緑のハンバーグ」と
いう認識がある。
また、トマトの「熟した赤」と「熟していない緑」の区別が分からない。

また、赤と茶の区別も難しく、焼き肉の焼け具合の判断が困難だ。
色覚異常を自覚している成人では、普段焼き時間などに注意していても、
お酒が入ると生焼けの肉を間違えて食べそうになるので、友人との食事は
焼き肉を敬遠している人もいるという。

 

<仕事でもさまざまな困難に直面>
現在、色覚異常者の入学制限はほとんどないが、入学時に色覚検査がある
工業高校で異常を初めて指摘され困惑したケースや、美容学校に進学した
もののヘアカラーの区別ができないケースがあることが同調査で分かった。

また、就職時の色覚検査についても原則廃止され、警察官、自衛官、消防士、
航空・船舶・鉄道関係などの職種を除き、ほとんどが制限を設けていない。

しかし、自衛官を志望していたのに諦めざるを得なかったケースや、自分の
色覚異常を把握している人で注意しながら就業していても、「広告関係の
仕事で色による判断ミスが続いている」「刺身の鮮度が分からず古いものを
客に出した」「肉の焼け具合が分からない」「クリーニング業で染み抜き
作業のとき、シミの色が分からない」などの問題を抱えているケースが
あったという。

 

<10年で教職員の関心薄れる>
学校での色覚検査は、以前は小学1、小学4年、中学1年、高校1年時に
行われていたが、1994年に小学4年のみになり、2003年度には学校健診の
必須項目から削除されて任意検査となった。


改正からこの10年間で教職員の色覚異常に対する関心は薄れ、2003年以降の
新任教職員については知識が少ない。

そのため、日本眼科医会の宮浦徹理事は「色覚異常の生徒に対する教育上の
配慮や校内の色のバリアフリーの整備は置き去りにされている」と危惧する。

同理事は、希望者への色覚検査の実施が周知されず、受診しないものが増え
つつある現状を憂慮し、体制改善に向け日本眼科医会、日本眼科学会として、
国民への啓発活動の推進や文部科学省へ働き掛けていきたいと述べた。

 


http://kenko100.jp/articles/130927002618/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[学校で13年ぶり色覚検査再開
異常知らず夢破れた悲劇、繰り返さぬよう…]

(読売新聞 2016年4月14日)(心療眼科医・若倉雅登のひとりごと)


2003年(平成15年)3月、文部科学省は学校保健法施行規則の定期健康
診断の必須項目から、色覚検査を削除しました。

これは、先天性色覚異常を有する児童、生徒が、色覚検査そのものや、色覚に
関する問題で差別が生じたり、不利益を被ったりすることが社会問題として
しばしば取り上げられていたからだと思われます。

しかし、当時、その理由として挙げられたのは以下の記述です。
「色覚異常についての知見の集積により、色覚検査で異常と判別される者で
あっても、大半は支障なく学校生活を送ることが可能であることが明らかに
なっていること、これまでにも色覚異常を有する児童への配慮を指導している
ことを考慮し、色覚の検査を必須項目から削除した」

この結果、学校での色覚検査は、例外的に希望者だけに行われるルールと
なり、事実上はほとんど行わないまま、13年が過ぎました。

しかし、その間に、自分が色覚異常であることを知らないまま、例えば
自衛官、警察官、パイロット、電車の運転士などを夢見て育ち、入職寸前で
門前払いを食ってしまうというケースがいくつも出現しました。
私もそういう症例に遭遇し、本人も保護者も、何とか治らないものかと泣いて
頼まれる事態を経験しました。まことに残酷な話だと思います。

また、色覚検査が削除されたことで、教員の色覚に関する関心もすっかり
薄れました。

そして、教員の無理解のために、色覚異常の児童、生徒に生ずる色使いや、
色間違いに対して「ふざけている」など、不当な扱いを受ける例が報告され
ました。


さて、本年4月1日付で、上記の法律が一部改正して実施されるようになり
ました。
その中で、色覚検査についての取り扱いも再度見直されます。
これについての文科省の通知を、官僚特有のまわりくどい言い回しですが、
正確を期すために以下にそのまま引用してみましょう。


―――(前回の改正以来、色覚検査は希望者のみに実施していたが)児童
生徒が自身の色覚の特性を知らないまま卒業を迎え、就職に当たって初めて
色覚による就業規則に対して色覚異常及び色覚の検査に関する基本事項に
ついての周知が十分に行われていないのではないかという指摘もある。
このため、(中略)

1.学校医による児童生徒や保護者の事前の同意を得て、個別に検査、
指導を行うなど、必要に応じ、適切な対応ができる体制を整えること。
2.教職員が、色覚異常に関する正確な知識を持ち、学習指導、生徒指導、
進路指導等において、色覚異常について配慮を行うととともに、
適切な指導を行うよう取り計らうこと等を推進すること。

特に、児童生徒等が自身の色覚の特性を知らないまま不利益を受けることの
ないよう、保健調査に色覚に関する項目を新たに追加するなど、より積極的に
保護者等への周知を図る必要があること。


このように、今年4月からは、プライバシーには極力注意しながらも、学校
での色覚検査が原則再開されることになります。

 


https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160412-OYTET50027/?catname=column_wakakura-masato

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[<RV死亡事故>色覚障害で信号誤認 被告訴え]

(河北新報 2016年6月29日)


2014年6月に仙台市泉区で衝突事故を起こして2人を死亡させたとして、
自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪で在宅起訴された仙台市吉成中教諭の
C被告(52)の公判が28日、仙台地裁であり、被告は「色覚障害があり、
信号の赤と黄色を見間違ったまま交差点に進入してしまった」と述べた。

信号は事故当時、赤の点滅で被告側に一時停止義務があった。
被告は黄色の点滅と思い込んだ上、「左右からの車に気を取られ、3灯式の
信号のどの位置が点滅しているか確認しなかった」と話した。

赤と黄色の区別については「すごく似た色で、通常は明るさの違いで見分けて
いる」と打ち明けた。
色覚障害が原因の事故や違反歴は過去になく「同じような事故をなくしたい」
と障害への理解を訴えた。
被告は「先天性の色覚障害」との診断書を地裁に提出しており、弁護側は
情状酌量を求めている。


起訴状によると、被告は2014年6月16日午前5時10分ごろ、RV車を運転中、
泉区鶴が丘4丁目の市道交差点でタクシーと出合い頭に衝突。
タクシー運転手の男性=当時(65)=と乗客の無職女性=同(63)=の
2人を死亡させたとされる。


色覚障害者は国内に約300万人いるとされる。
色覚障害者が判別しやすい信号の普及を目指す九州産業大の落合太郎教授
(環境デザイン)は「色覚障害者にとって、より見分けにくい発光ダイオード
(LED)型信号の導入が進む中、国際的に議論されている問題だ」と指摘。
「免許を取り上げても根本的な解決にならず、社会インフラの整備こそが
必要だ」と話す。

 


http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/nation/kahoku-01_20160629_13017.html