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道化工房準備室

玩具とか漫画とか映画とか…


1987年に公開されたモータースポーツのドキュメンタリー映画
「グッバイ・ヒーロー」である。
中島悟のフルタイムF1参戦によって、日本により「F1」を広めるために
作られた映画といっても過言ではない。
ニキ・ラウダの壮絶な事故と復活を描いた「ポール・ポジション」。
ロニー・ピーターソンの死を記した「ポール・ポジション2」。
カナダの英雄ジル・ビルヌーブの刹那的な死を哀悼を表した「ウイニングラン」。
この3つの映画を再編集し、さらに事故によって命を失った
レーサーに対する鎮魂歌とも言える映画である。
(海外でのタイトルは「GRAND-PRIX REQUIEM」である。)

ここ2週のうちにモータースポーツより2つの訃報がもたらされた。
2005年のインディシリーズチャンピオン、ダン・ウェルドンの事故死。
そして二輪、将来を嘱望された若きイタリアン、マルコ・シモンチェリ。
インディとモトGPは以前ほどは見なくなっていたが、
それでもよく耳にするドライバーであり、ライダーであった。
モータースポーツは危険と隣り合わせであり、
限界ぎりぎりで戦う姿に魅了されるのだが、訃報はやっぱり悲しいのだ。

グッバイ、ダン。グッバイ、マルコ。
先週ブルーレイレコーダーを買って、
今日やっと設置した。
最初にかけたディスクは「遊星からの物体X」。
見違えるようなその画像の美しさと
怪物のディテールに、30年前の映画にもかかわらず、
改めて驚かされる。

LDのプレーヤーを買って、輸入盤の高画質版を見たときも感動した。
DVDプレーヤーで始めて再生したソフトも「遊星からの物体X」であった。

今日からキムタクのドラマ「南極大陸」が始まっているが、
夢と希望にみちたそのドラマよりも、
一昨日からアメリカで公開されている、救いのない絶望にみちた映画が
気になるのである。



こんなに見せちゃったら、あとは見るところはないんじゃないか?w


GEISHA GIRLSの名曲「少年」である。
ダウンタウンに巻き込まれた坂本龍一が復讐のためにw
真っ当な歌を唄わそうと、売野雅勇に作詞を依頼したものである。

夢を持って都会に出てきた人の切なさを、
売れるまで苦労したダウンタウンが唄うことで
深みを増してしまってwいる。

都会に出てきた夢と希望と戸惑い。
故郷に残してきた甘酸っぱい想い。
吉田拓郎の「制服」にも通じるような切なさ。

自分で言うのもなんだが、自らへの応援歌として
とても大好きな曲なのである。

「有形ブロック」という言葉がある。

玩具マニアに使われはじめて久しい。

とくにタカラオリジナルトイのファンには魔法の言葉に近い。


10年ほど前のフィギュアブーム、ミクロマンの復刻などともに

見直された言葉であると思う。

ミクロマンがロングセラーであった理由のひとつであると。

影響を受けたクリエイターが多いせいか、有形ブロック玩具と呼ばれる

(あるいは恣意的にそう呼ばせようとしている)玩具が散見される。

しかしそれがミクロマンでいうところの「有形ブロック」であるかというと、

ちょっと違うような気がする。

思うに「有形ブロック」ではなく、ただの「ブロック」なのではないかと。

プリミティブな形(直方体とか円柱とか三角錐)ではない形状の

パーツの組み合わせ、組み替えて何かを創る。

これって「有形ブロック」か??? その形状、ホントに意味があるのか???

レゴブロックと何が違うのか???

単に形状に個性があるパーツを組み合わせる「ブロック遊び」であって

合体や変形が目的ではないように思える。


「有形ブロック」と称することによって、

「旧タカラ」がミクロマンで提示したような遊びが出来ますよ、

もっと穿っていえば、この商品が「旧タカラ」のコンセプトを継承しているのですよ、と

アピールするために使用しているような気がしてしまうのである。

そして組み替えて遊ぶことを「強要」されている気がするのである。


ミクロマンにおける5m/mジョイントの組み換えは

玩具の合体や変形が今日のようなパズルのようなものではなく、

パーツの差し替えによって行われ、組み替え前・組み換え後が

明確に存在していた。遊びをユーザーに任せきってはいないのだ。

そのうえで「君も自由に組み合わせてみよう」である。


そして、それ以前の大前提として、共通ジョイントを持つ

多数の商品がユーザーに対して提供されていることが重要である。

精緻なフィギュアと乗り物遊び、そのコンセプトが受け入れられ、

継続して多数商品を送り出せた結果「有形ブロック」としての

遊びが生まれたのだと僕は思っている。


アッセンブルボーグやムゲンバインはハナっから

「ブロック玩具」を標榜している。「ブロック」であって

「有形ブロック」に分類しているのはユーザーのほうである。

ユーザーも参加してではあるが「組み替え例」も提示されている。

まあ、アッセンブルボーグに関しては「玩具」ではなく「フィギュア」だが。


「有形ブロック」というコンセプトはキャラマーチャン全盛の

現代の玩具においては受け入れられにくい。

合体も変形も極力映像作品どおりに「組み替え・差し替え」を回避し

余剰パーツが出ないことが是とされている。

「ミクロマン」という稀有な玩具が成立した時代背景や、

当時の玩具事情、子供たちの玩具への意識なども考えず、

まったく同じコンセプトを現在の子供たちに提供しても、

新しくも何にも無いので、受け入れられるはずが無い。


我々アラフォー玩具マニア以外に「有形ブロック」をアピールしても

ピンとくるはずが無い。それは我々世代のみの「幻想」なのである。


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写真は2002年にPLAYMIND(香港SUNCO)社より発売された

ブロックトイ「X-JOINT」シリーズの商品である。

鉄アレイのような二重ボールジョイント(ジョイント径は共通)で、

パーツを組み替える。

末端肥大のデザインを効果的に使ったジョイント形状である。

大きいロボットに対してサポートメカがいる。

パーツを組み替え、補完して遊ぶことが出来る。


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こんな風にバラバラになる。

ジョイント以外は個性的な形をしているので、

組み合わせられるものとそうでないものがある。

さらに、チープトイメーカーゆえの悲しさか、

勘合の渋みも一定ではなく、せっかくの組み合わせても

ポージングや形状を保持できなかったりする。


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アッセンブルボーグのように全部が全部組み合わせられるのではなく、

形状の都合で組み合わせに制限があったりするので、

創造力にもよるとは思うが、ある程度の段取りで、

それなりのものが簡単に形作られる。

これも有形とはいいがたいがまさに「ブロック玩具」である。

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サポートメカには、こういう四足歩行のものや、

鳥形のものもあった。


フックトイメーカーにしては野心的な玩具であったが、

現在は販売されていない。

ここへきて、ガンダムもパーツ換装で遊ぶようになってきた。

オリジナルのブロックトイがメジャーになるのは難しい時代なのである。

子供にどっちが欲しいって訊いたらそりゃ「ガンダム」って答えるだろうなw

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マテルのマックス・スティールの敵「エクストロイヤー」が

大ムカデの能力を吸収した形態である。

右肩のレバーを動かすと、古玩具のようにクネクネと動く。

いろんな生物の能力を吸い取る力を持ってるキャラクターのおかげで、

「エクストロイヤー」のバリエーションがいっぱい発売されて、

悪者好きとしてはうれしい限りだが、経済的にはつらいのだw


いやあ、過ごしやすくなってきましたねぇ~