休演日3と福井県立恐竜博物館 恐竜の世界編
滝沢演舞城も中盤戦に入り、今日は3回目の休演日
1,2回目の休演日は寝て終わってしまったので、今日は有意義に過ごそうと思い羽村市動物公園に行こうとしたのですが、高速道路が大渋滞していて到着時間がかなり遅くなりそうだったので途中で断念
映画鑑賞に切り替えて「シュガーラッシュ」を観てきました
個人的に結構楽しめました
ゲームをする人は一層楽しめるし、意外なキャラクターが登場して驚きました(笑)
そして今日も福井県立恐竜博物館の紹介で、3つあるエリアのうち、恐竜化石が多く展示されている「恐竜の世界」エリアの展示物をいくつか紹介します
恐竜に詳しくなくても誰でも名前は知っているこいつは、いつの世代でも最強と謳われる間違いなくナンバー1のスター恐竜です
博物館や恐竜博の花形でもあり、こいつがいなければ始まりませんね
認知度もあり、研究がかなり進んでいる恐竜ですがまだまだ謎が多く、小さい腕の使い道や、足の速さ、狩りの仕方などどれも確実なことがわかっておらず、これからの研究にも目が離せません
続いてタルボサウルス
先ほどのティラノサウルスに似ていますが、ティラノはアメリカで発掘されるのに対しこいつはモンゴル
アジアのティラノとも言われアジア大陸の肉食恐竜では最大級
自分のお気に入り恐竜の1つでもあります
次は小型肉食恐竜のデイノニクス
映画ジュラシックパークに登場するヴェロキラプトルのモデルです
あの映画公開頃の時代はデイノニクスとヴェロキラプトルは同種という説があったため映画ではデイノニクスの大きさなのにヴェロキラプトルの名で登場しました
実際はヴェロキラプトルはもっと小型です
このデイノニクスは先のタルボサウルスと同じく、個人的に好きな恐竜ベスト3のうちの1体です
恐竜の研究史においてもデイノニクスの発見は重要な役割を果たし、爬虫類ではあるが一部の恐竜は温血動物で、活動的な生態であったとする説が一般的になり、「恐竜ルネッサンス」の先駆けとなりました
恐竜ルネッサンスについてはいずれまた
ちなみにこちらはヴェロキラプトルとプロトケラトプスが戦って共倒れしたとても珍しい化石です
手前の小型はベルサウルス、真ん中はクンミンゴサウルス、奥の一番大きいのがマメンチサウルスです
いずれも竜脚類といって尾と首が長い恐竜で大型のものは30メートル以上
全身復元骨格が大きいほどテンションがあがります
福井県立恐竜博物館で1番大きいマメンチサウルスは首の長さが体の半分を占めるという驚きの姿
写真でもうまく撮りきれなかったので是非実際に見て欲しい一体です
次はアルバータケラトプス
名前と形状からわかるように有名なスター恐竜「トリケラトプス」と同じ角竜の仲間です
角竜は頭や鼻先の角や、頭部に大きく広がるフリルが特徴です
このアルバータケラトプスの化石は数少ない実物化石です
ちなみに福井県立恐竜博物館の実物化石の恐竜は、
カンプトサウルス
プロサウロロフス
エドモントサウルス
ヒパクロサウルス
ユーオプロケファルス
アルバータケラトプス
そして先月から一般公開されたばかりのカマラサウルスです
カマラサウルスを見にまた福井に行きたいです
次は装盾類と呼ばれる体に鎧のような硬い骨やトゲを装備した恐竜たちです
左から実物化石のユーオプロケファルス、真ん中がクライトンサウルス、右がトゥオジャンゴサウルスです
化石を見てもごつごつした装備が目立ちかっこいいです
草食といっても簡単に捕食されなさそうなこいつらが昔から好きです
肉食恐竜が喧嘩売りなタイプに対してこいつらの自分から仕掛けないけど売られたら買いますよ的なとこがかっこいいです
最後はエドモントサウルス
なんか変な形だなと思ったらこいつはなんとミイラ化石
この発見のおかげで皮膚の構造がわかったんです
化石には皮膚の痕跡以外にも、卵や、胃の中の物質、足跡、糞など多岐にわたるうえに、それぞれからいろんな発見があります
今回は全身骨格を中心に紹介しましたが、他にもたくさんの貴重な展示物があるので是非実際に見てほしいです
次回で福井県立恐竜博物館編も最後
恐竜以外の生物の化石を紹介します
焼肉と福井県立恐竜博物館 福井の恐竜編
今日は終演後にフライングチームさんの焼肉会に参加させていただきました
粋な社長と職人の兄貴たちとご一緒できて光栄でした
美味しい肉をたらふくご馳走になったので疲労も回復
おかげで明日も元気に頑張れそうです
そして今日も福井県立恐竜博物館の紹介です
福井県勝山で発掘されたここならではの恐竜を紹介します
まずはフクイサウルス・テトリエンシス
1989年から始まった化石調査で発見された、草食恐竜「イグアノドン」の仲間です
2003年に新種と認められました
発掘作業やクリーニング、研究、発表を含め発見から新種と認められるまでに時間がかかります
続いてフクイラプトル・キタダニエンシス
1988年に見つかり2000年に新種として認められた肉食恐竜で、国産恐竜では1番メディアでも取り扱われることが多いと思います
最初はドロマエオサウルスの仲間とされていましたが、研究が進むにつれてアロサウルス類の仲間であることが分かりました
恐竜は化石から得られる情報が少ない分、研究が進むと一般的だとされた説が一転することも多々あるので常に新しい情報をチェックしておきたいですね
次はフクイティタン・ニッポネンシス
2007年の第三次発掘調査の準備作業中に発見され、2010年に日本で始めて学名がつけられた竜脚類となりました
竜脚類とは首と尾が長い大型の恐竜なのですが、このタイプの恐竜は化石が断片的であることが多く、フクイティタンも発見されている部位が少ないのでまだまだ謎が多いのです
たったこれだけで新種と登録できるのもすごいです
というかほとんどの恐竜はすべての骨格が揃うことは希で基本的に断片的です
それほど恐竜を本格的に学ぼうとしたら骨格の知識が必要ということです
大変だ
最後はドロマエオサウルス類の化石です
2007年に発掘されて2年間にわたるクリーニング作業の結果、全身の65%もの骨が確認されました
これはなかなかの優良な状態です
まだ学名はなく、ドロマエオサウルス類としか発表されていませんが、研究結果が出れば新属新種となる可能性が高いので期待しています
近年は福井だけでなく全国のいろんな所で恐竜の化石が発見されています
自分が小さい頃は国内の本格的な恐竜化石の発掘はほぼ皆無
博物館での展示も少なく、海外でなければ恐竜の世界に携わることはほぼ不可能だったのですが、近年は福井県立大で恐竜学を学べる機関ができるなど、最近の恐竜好きな少年が羨ましく思える環境です
日本の恐竜学の未来はきっと明るい
休演日2と福井県立恐竜博物館「翼竜の謎」編
今日は2回目の休演日でした
前回の休演日は二日酔いで寝込んで過ごしたので今日は有意義に過ごしたかったのですがほとんど睡眠で終わってしまいました
体は休まったのですが残念な気分になってしまったので、次こそは有意義な休演日を目指します
そして今日は福井県立恐竜博物館の紹介なのですが、期間限定で開催された特別展「翼竜の謎」展を紹介します
まずは翼竜の簡単な説明です
有名なプテラノドンなど翼を持った爬虫類のことを翼竜といいますが、注意すべきは翼竜は恐竜ではないということです
恐竜にはいくつかの定義があるのですが翼竜はそれを満たしていないので、恐竜と同じ時代に生息していた翼を持った爬虫類ということです
詳しくは以前紹介したことがあるのでそちらを参照してください
http://ameblo.jp/action-zoo/entry-10845264463.html
翼竜は大きく分けて生息時期の前半のジュラ紀に栄えたランフォリンクス類と後半の白亜紀に栄えたプテロダクティルス類に分けられます
●ランフォリンクス類のランフォセファルス
違いとしては
頭骨の眼窩(目の入る穴)の形、首の肋骨の有無、手の甲の長さといろいろありますが、わかりやすいのは尾が長いか短いかです
多少例外はあるけど、尾が長いものは古いランフォリンクス類、短いものは新しいプテロダクティルス類です
翼竜は飛行するため骨が薄く軽いためなかなか化石として残らないので発見されている数も少ないです
そのためランフォリンクス類とプテロダクティルス類をつなぐ中間的存在が発見されなかったのですが、最近両方の特徴を備えた新発見の翼竜がこの特別展で世界初公開されました
その名はダーウィノプテルス
進化論で有名なダーウィンの生誕200周年、ダーウィンが発表した「種の起源」の出版150周年を祝ってダーウィンにちなんだ名前がつけられました
首や頭は進歩的なプテロダクティルス類の特徴を持ちながら、胴体から下は原始的なランフォリンクス類の特徴を持っているまさに進化の過程の中間形です
しかも発見はそれだけでなく、なんと卵も一緒に発見されました
1枚目の写真はオスで2枚目がメスで、矢印の先が卵の化石です
この発見から雌雄の体の大きさやトサカの有無、卵の形状など貴重な発見が続出しました
今回の恐竜展では他にも多様なトサカを持つ翼竜や、飛翔や着地のシュミレーションと新説など興味いものがたくさんありました
最後に紹介するのは地球史上最大の飛行生物ケツァルコアトルスです
なんと翼長は10メートル以上
地面におりてもキリンと同じぐらいの高さがあったとされますが、ここまでスケールが大きすぎるともう笑えてしまいます(笑)
化石もかなり部分的しか発見されていないし、その大きさから重量も諸説ありますが現在は200~250kgという説が一般的です
しかし現世の海鳥は40kg以上だと飛び立てず、翼竜の飛行できる限界は70kgだとも言われ様々な議論がされますが、個人的にはそんな否定的な意見や研究はどうでもいいんです
確実に翼を持った大型の生物がいたのは間違いないんだから、それを否定せずにどうやって飛んでいたかを追求する方が夢があると思います
今回の恐竜展では翼竜の飛翔方法のCGシュミレーションを用いて現実味のある情報を得ることができたので期待は膨らみます
世界初公開の貴重な化石から再現模型、シュミレーション映像など見ごたえのある特別展でした
3Dアートの記念撮影スポットですが、1人旅だったのでパネルだけの記念撮影でした
休演日と福井県立恐竜博物館 紹介編
滝沢演舞城2013の幕が無事に開いて早くも1回目の休演日です
せっかくの休演日だったのですが完全に二日酔いでダウンして寝込んで終わりました
ゆっくり休んで明日からまた全力で頑張ります
そして今日は福井県立恐竜博物館の紹介です
恐竜に関する展示としては間違いなく国内最大級
世界的にも評価されていて世界三大恐竜博物館の1つとも言われています
福井県勝山の手取層群で恐竜の化石が発掘されたことをきっかけに建設され調査研究も現地で行える立地条件のためとても田舎にあります
自分は思いつきの勢いで行くことを決定してローカル電車の終電で現地の勝山に向かったらあまりに何もなくて危うく野宿になりかけたので、足を運ぶなら計画的プランを立てていくことをお勧めします
館内に入ると長さ35メートルのエスカレーターで一気に地下へ
恐竜の世界にタイムスリップしにいくかのようなワクワク感です
展示室は4500㎡の広さを誇り「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」の3ゾーンに分かれていて、40体もの恐竜骨格(そのうち6体は複製でない実物)、千数百点の標本、大型復元ジオラマなど見ごたえ抜群
3枚の写真を合成してつなげてみた「恐竜の世界」エリアの写真です
この広さでもほんの1部です
対面映像で楽しめる「ダイノシアター」や・・・
迫力の動くティラノサウルス
福井産やアジアの恐竜も見所の1つで、リアルなフクイラプトルの再現模型がかっこいい
こんなに近くで展示物が見ることができるのも「恐竜と距離を作らない」というコンセプトならでは
ガラスなどの遮るものが少ないし、ジオラマも外から眺めるのではなくジオラマ内に通路があるので恐竜の世界をより身近に感じることができます
ダイノラボでは1・2階をぶち抜く大きさのティラノサウルスの全身骨格を間近で観察したり触れたりできます
化石クリーニング室では実際に発掘された石から化石を取り出す作業をしている様子を見学できます
おみやげやグッズが販売されているショップやレストラン「クレタ」はとても混雑するのでショップは早めに、食事はピーク時をずらして利用することをお勧めします
メニューはプテラノ丼やザウルス丼などユニークなものが揃ってますが自分はクレタ名物のボルガライスにアンモナイトロールケーキのセットにしました
他にも本や資料を閲覧できるダイノライブラリーや恐竜にまつわる映像を上映する映画館、講演会やセミナー、野外観察会のイベントなども定期的に行われています
特別展も定期的に開催されていて、自分が行った時は「翼竜の謎」展が開催されていたのでまた詳しくアップします
個人的にお勧めとしては音声ガイドをレンタルして館内を回るとさらに詳しく知ることができるし、展示解説書を買えば帰ってからもさらなる発見が見つかると思います
博物館の外は「かつやま恐竜の森」というとても広大な広場や公園があり、外にも骨格標本やいろんな遊具、恐竜のジオラマがあるので散歩に最適
自分は真夏だったので暑さが厳しいのと時間がなかったので公園散策はあまりできませんでした
朝一の開館時間から行っても時間が足りなかったぐらいなので時間に余裕を持って行くことをお勧めします
夏休み期間だったのもありますが、結構混雑してました
こんな田舎で行きづらい条件にかかわらずの賑わいぶりに、子供達の恐竜好きの心はいつの世代も変わらないなと感じて嬉しくなりました
寝過ごしと初日
朝電車を二駅寝過ごしたりしたし、疲労もピークでしたけど本番のテンションはやっぱりどんな辛さも吹っ飛びます!
初日が終わった反動で今はただひたすら寝たいです(>_<)
2日目はよくないことがおきがちなジンクスがあるので集中を切らさず頑張ります!