AR演技メソード認定コーチ
津村朱実です。
今日は「演技の隠し味」について♪
台本に書かれているセリフは、
「表」のもの。
ということは
セリフ以外の情報として
私たち役者は
どんな表現をプラスしていけば
いいかを考えます。
料理によく例えられるのですが
料理も食材をどう活かすか。
演技も素材をどう活かすか。
素材の良さを引き立てるための下準備から、
火加減や調味料を入れるタイミング、
隠し味。
同じ食材でも、扱うひとによって
まったく違う料理になるのと同じで
同じ台本(役)でも、扱うひと(役者)によって
まったく違う印象になる。
台詞は同じなのに違う、
そこが面白いところでもあり
難しいところです

素材の扱い方で味が変わるわけだから、
素材(人物)に厚みや深み(魅力、味わい)を
加えてくれる「隠し味」を持っているって
強いのです。
でも隠し味だから
決して全面に主張するものではありません

目に見えないからこそ興味を惹く。
分かりやすい大味な演技は、
すこし練習すればすぐに出来るので、
そんなに時間はかかりません。
(時間短縮のレンジでチン
)

繊細な味は、
感覚を鍛えなければ出せないものなので
時間がかかるのです。(手間もかかる
)

大味も繊細な味も
両方分かっているといいですね。
幅ですから!
AR演技メソードの面白いところは、
フラットベースなので、
色んな味付けが可能なところ。
何故ならフラットは
素材そのもの、
真っ白まっさら状態。
だからこその「ちょい足し」で
グッと深まる演技になるのです。
次回は「感情」です🤗