ひとの気持ちを想像する、背景を読む。 | AR演技メソード認定コーチのブログ

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AR演技メソード認定コーチ津村朱実です。
 
今日は「ひとの心理を想像する、背景を読む」
というお話です。
 
 
私達が台本を頂いて、
物語のテーマやメッセージを読み解いたり、
登場人物それぞれのキャラクターをつくるための情報は、
まずは全て台本に書かれた言語情報です。
 
そして、その限られた言語情報から、
人物像を描いて演じていくわけですが、

台本を頂いたときにだけ一生懸命考えても、
イメージを広げることは非常に難しいでしょう。
あくまでも自分の経験からでしか想像できなくなるので、視野が狭くなりがちです。
 
また自分の初見のイメージのまま
台詞を覚えてしまったら、
現場で違うと言われても、
その場で中々変えることが出来ません。
 
その場に楽に居たいということから、
どうしてもイメージを固めてしまいがち。

だからこそ、自由自在に動くための、
余白を作っておくことが必要なのです。
 
そのためには、
普段からの情報収集が大切になります。
 
自分も他人も同じように
日々、交流して、表現して生きているわけですから、
そこで、様々なケースを観察し、
分析していく必要があると思いませんか?
 
日常では、
 
自分が、ひとと直接関わる場合。
ひとと、人とが関わるのを「客観的」に見ている場合
ひとが、1人でいるときの行動を「客観的」に見ている場合
 
いろんなケースがあるなかで
 
何故その言葉をチョイスしたんだろう?
何故その動きをしているのだろう?
何故その感情になったのだろう?
何故、こういうやり取りになったのだろう?
結果どうしてこうなったのだろう?
 
想像する内容は限りなくありますが、
とにかく、
普段から色んなケースを想像していくことです。
 
それをしたからといって、
演技が出来るわけではありませんが、
情報を持つことで後で自分の表現の助けになることは間違いありません。
 
台本分析に自信がない人は、
「台本」と向き合うことももちろん大事ですが
リアルが一番の学びになりますので、
 
いろんな人とコミュニケーションを取り、
主観的な視点と、客観的な視点をバランスよく使いながら、
沢山情報を集めてくださいね!!
 
AR演技認定コーチ
津村朱実