おはようございます。

漢方家としての妊娠経験を語るシリーズ 今回は悪阻(つわり)についてです。

 

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またもや 批判をおそれずにはっきりとお伝えしたいと思います。

私にとり 妊娠出産中のケア的なマニュアル本は全く役に立ちませんでした。

悪阻しかり、出産後の気分の落ち込みしかり。出産後の脱毛しかり。

切迫流産も安静にしか読めません。

すべてが、仕方がない我慢しましょう。的に読めました。

 

西洋医学的な視点で多くは書かれておりやはりどう考えても仕方がない。的に読めます。

 

私はつわりがひどかったと思いますが、多かれすくなかれ誰でも悪阻はあります。

軽ければ食事が取れてげーげーと吐かずに済みますから自分がそうだったらラッキーとおもってください。

 

ちなみにわたくしは夜になるとつわりが悪化。 

げーげーとトイレを抱えている状態が多くしまいには。

「トイレに小さな毛布を持ち込んで壁に寄りかかってうつらうつらと寝ました。」

昼より夜がひどくて、間に合わないと布団にぶちまける、または寝床に用意した洗面器に吐くことになるんです。

その洗面器だれがあらうのか?となると匂いに敏感になった悪阻中の私が洗うことになりますよね。

吐く回数が頻回だったので、横になって寝るのを諦めた時期があります。

うつらうつらとトイレの壁によりかかって仮眠です。

そして、接客の仕事へ向かいます。仕事終わりには恵子先生のところで点滴です。

 

今までは 普通に食べて 支度をして 電車に乗って 仕事をして 帰宅をする。普通に夕飯を食べて寝る。

そして朝が来る。

それが当たり前でした。

 

ところが。 

妊娠してつわりがひどいから。

夜は眠れない。

朝はだるくて仕方がない。

妊娠前10分の支度が 40分もかかる。すっぴんで会社に行った日も沢山あります。

食事もまともに食べられない。

歩くのもしんどくて 息がはあはあとあがります。

地獄のような毎日です。

 

 

こちらの悪阻も想像を超えた辛さです。

そして悪阻の最中にケトンが体にあふれても悪阻で水が飲めないことによこる不調も合わさって起こります。

全身倦怠感。全くの想定外です。

 

 

二人目にいたっては さらに酷くなりました。

匂いが本当にダメで スパーにも行けず 電車の匂いもだめになり 電車の中でビニール袋片手に

吐いている状態になり、家から駅までは歩けますが、仕事を終えた気力不足の私が会社から駅まで歩くこともできなくなります。

会社から駅まで歩けない。。。ここが都内でよかった、横をすれ違ったタクシーに手を振って乗り帰宅しました。

次の日からは家の横にタクシーを横づけしてもらい、タクシーの最中は横になって仮眠。会社について仕事中も合間合間で仮眠。

帰りはタクシーを会社の横まで来てもらい帰宅。

 

 

 

通常の食事は炭水化物が入っており 「解糖系」というエネルギー回路です。

ところが食事がまともにとれなくなると炭水化物が入ってこなくなり。

体はエネルギーをつくるために 脂肪を燃やします。

それが脂肪を燃やしてエネルギーをつくる 「ケトン体回路」 になるのです。

 

ケトン体が体中にあふれてきます。

よくダイエットで水飲みましょうといいますよね。

このケトンを体から出すためです。

ケトンが体にあふれているとケトンアシドーシスが起こります。

そのケトンを測って基準値を超えると入院となります。

水が飲めなくなった私は入院しました。

 

 

さて、そこまで大変ではない皆様もぜひ覚えていただきたいことがあります。

妊娠前にでも。

 

ケトンはアセト酢酸ヒドロキシ酪酸で強酸に属しているので、それを少しでも中和するのにアルカリに属している食べ物を食べてほしいと思います。こうゆうアドバイスは妊娠マニュアル本には見当たらなかったです。

 

ネットで アルカリ性 食品 で調べて その中から 栄養を考えてなるべくバランスよく食べられるものを食べてください。

気持楽になるんです。妊娠しましたとご報告をいただくときに悪阻についてのアドバイス行いますけれど、つわりがひどい人は

アルカリ 食品 で調べてね。と果物が出てくるけれど果物だけだと栄養が偏ってしまうから、豆腐がアルカリ食品よ。

と。タンパク質の多くが酸性食品ですから、それを食べるには多くのアルカリ食品を食べてバランスを取る必要があります。

 

アンズボディケアは大豆ペプチドが主成分です。

妊娠中に飲んでほしいものなのですけれど、私は水が飲めないのでそれすら飲めない時期がありました。

 

ではどうするのか、育てやすい子を産むために、飲まないという選択肢は私にはありません。

他社製品で粒でのめる ミネラルバランスの栄養補助サプリを飲みました。

 

(こちら、電話でお話したお客様にしか販売できない企業規制がかかった商品なので1か月13000円くらい。

ご希望のかたは「水も飲めなくなった時にケアする栄養補助食品希望で」メールまたはインスタのⅮⅯをください)

 

 

一人目はトイレの壁にもたれてうつらうつらの日々でした。

二人目は入院して点滴を何リットルも入れて尿でケトンを出すという日々でした。

 

この二つ。

まったく妊娠前には想像もしていなかったのです。

 

一人目の場合は 日が経過すると徐々に、うっすらと 薄皮をはぐように 夜中中げーげーと吐くことは無くなりました。

二人目は入院したら別人のように水が飲めて食べ物が食べられるようになりました。

入院中に車で病院から出勤し接客を終えてまた病院に戻った日がありましたが、あっというまにげーげーと吐くようになりました。毎日毎日パジャマのままベッドで過ごして点滴をいれているのと、接客しているのとでは 体の使い方が違うのだ。

仕事はかなりの負担になっていると実感しました。

 

悪阻は中医学的には肝脾の働きから起こります。

肝・・ストレスを受け止める働きの肝ですが。

専門書には 肝は気機(きき)を調整する。という項目があります。

 

この気ですが 臓器の方向性をコントロールして 成り立っています。

肝は下がる

脾は上がる

胃は下がる

脾は上がる

 

という臓器の方向性をうまく調節しているのが肝です。

 

肝が弱って吐き気になることがあります。

緊張しすぎて吐いてしまう。など聞いたことありませんか?

学校のテストが近くなると吐き気が止まらなくなり吐きそうで学校に行けなくなった人の対応をしたことがありますが。

これも 気機 の調整が上手くいかなくなった証拠です。

 

悪阻も肝脾の気の方向性が調整できなくなったことによっておきます。

 

妊娠は気を消耗します。(ほかにも多くのものを消耗します)

私があっというまに出血したように。

その気の消耗によって 今まではできていた 気のコントロールが上手くいかなくなります。

 

私はストレスが増えると吐き気が出てくるタイプです。

幼いころの私は夜泣きがひどくて、目のあたりに青筋がたっている神経過敏な子でした。

このもともと産まれ持った体質がまたもや妊娠によって悪化。

 

悪阻もひどく出たということです。

ストレスで吐きやすい人は悪阻が強く出る可能性があります。

 

 

 

悪阻で有名な漢方薬も ストレスを緩和して胃腸の働きを助ける内容となっています。

それを飲んでもぴたっと止まる人は稀です、若干良いかな。。程度の人が多いのです。

私は妊娠初期 半夏厚朴湯の仲間でプラスして緊張しやすい体質の人が飲む漢方を服用していました。

それで結構しのいでいましたが、いよいよ水も飲めなくなり入院するという経験を経て出産しています。

 

これもまた、想像を超えた気の消耗。気のコントロール低下による臓器の不具合。

この経験もまた日頃の臨床に役にたっています。

 

追伸。

肝腎の弱りから 目が使えなくなり。

悪阻の最中はネットショップも難しいって人がいるかと思います。

インスタDM 電話を入れる など 体調最悪の時もサポートしますので

ご連絡くださいませ。

 

 

 

 

つづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めましての皆様へ

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

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