おはようございます。
東洋思想と中医学の視点を基礎に豊富な臨床経験をミックスして独自の視点で綴るシーちゃん先生のブログへようこそ！
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おかげさまでこちらのブログ。
医師、薬剤師、看護師、登録販売者、鍼灸師 など医療従事者も多くご登録いただいております。
あ。過去には医師、歯科医師、薬剤師、など医療従事者に漢方講座を行っていたこともあるシーちゃん先生です。
教えるって立ち仕事ですからね。年齢も重ねて今年54歳です。
もうシーちゃん先生筋トレして別人にならないと、ホワイトボードの前に立って教えるのは体力的に難しいです。
そちらの方々向けに少し話をしてみようと思います。
プロ向け講座ですが一般の皆様にもわかりやすくお話させていただきますね。
先日のインスタグラムでも漢方服用1か月もしないうちに結果が出ました。
というコメントをいただきました。
アーカイブがありますのでお時間ある人はご覧ください。
中医学には その患者の病気の種類、どのように対応するべきか、何の漢方を選ぶベきなのかの判別方法が 私の記憶にあるだけで。
気血津液弁証
八綱弁証
病邪弁証
臓腑弁証
六経弁証
衛気営血弁証
これだけあります。
これを 四診（望診、聞診、舌診、切診）で分別します。
切診はお客様に触ることになるので私はできないんのですけれどね。
私は四診（私の場合は３つ）の情報分析の引き出しをふやし、目の前のお客様から受け止める全体の状態の感覚を最大限磨くことが大事だと思っています。この四診の段階で間違うと分別が間違って漢方薬を選ぶのも間違い。
エラーを複数回出してしまえば結果、その漢方は大間違いということになります。
先日もいらっしゃいました。
胃腸虚弱で下痢軟便があるのに 当帰芍薬散（またもや当帰芍薬散ですよ！怒！）にビタエックス（胎盤商品）がだされていました。これはどうみても対応が間違っています。
これは何が起こっているのでしょう？
多分この相談者は「妊活で」と言ったのでしょう。
そこで選んだほうは何が起こったのか？というと 妊活＝婦人科系の漢方を出さねば！
とそれに向かって一直線です。胃腸虚弱があると伝えたことは頭に入っていません。
妊活といえば当帰芍薬散（私は出さないけど）です。
妊活と言えば胎盤（それは間違ってはいません、シーちゃん先生も胎盤エキスは販売していますからね。でも胃腸虚弱の人は飲むの待ってほしいです。胃もたれ治して胃腸を元気にしてからにしましょう）
妊活というワードに頭が一杯で、相談者の五臓六腑の状態を把握して相談者の全体を元気に持っていき精力を貯金させて
その元気さで妊娠させるというロードマップが作られておらず。想像するに臓腑弁証を行っていませんでした。
もうすでに病気であるということであれば、何かが大きく不足しています。
もうすでに体調不良が私の本にある全体チェックが沢山あるということであれば、不足や余分なものが山積しているということです。
こうなると産まれ持ったものに頼るのではなく（先天の精）
これからの養生でケアができる、後天の精（産まれてから養生で培えるもの）が何より大事です。
となれば 「胃腸虚弱」だとお客様は伝えたのだから 対応するのはどこですか？
一番最初に手をつけるのが 「脾胃」
あたりまえの一択です。
ちなみに。
当帰は胃もたれするので除外になります。
いいか！
下痢軟便している人、胃腸虚弱者に当帰、地黄などの、胃もたれ系補血薬を出すな！
胃腸虚弱が改善して始めて補血だ。
補腎なんだ。
〇追記
7位いただきましたので追記します。
このブログをご覧になった皆様の中に、下痢軟便の胃腸虚弱があった場合は「妊活で」。と伝えず。
「胃腸虚弱を改善したい」と伝えたほうが的を得たものが出やすいですよ。
胃腸虚弱対応でも妊活を視野にいれたものを手に入れることができるのです。
胃腸虚弱大国 日本です。
漢方の出し方は中医学の源流とはアレンジして対応する必要があります。
日本には日本流のアレンジが必要です。
まず、胃腸虚弱対応の漢方を出す。
胃腸虚弱対応の漢方には 四君子湯 というのがベースになっています。
もともと4つの生薬だったところに２つプラスになったのに４つという名前のややこしい漢方薬です。
もともとの４つの漢方薬 人参 甘草 茯苓 ソウジュツ の４つ に 大棗 生姜 の二つが組み合わさって６つになったのに4君子湯です。笑。
さて、この胃腸虚弱の代表処方の四君子湯（私が四君子湯そのままを出すことはないのですけれど、四君子湯系の漢方薬を出します。）は本当にこの四君子湯は素晴らしい内容になっているんです。
これから漢方のシーちゃん流、四君子湯の私見解説を行います。
この生薬６つなのに4君子湯という名前の漢方はすべての生薬が原則胃もたれしない。エクセレント！！
内臓を動かす気をサポートする人参！
これ五臓全部の気をサポートします。
脾の対応がメインの６つなのに4君子湯ですが実は人参によって内臓全体サポートになるんです。
総じて日本人が疲れているとわたくしはみているので 副腎疲労をサポートする ステロイド骨格を持ったグリチルリチンも
組成にあります。 甘草です。
ソウジュツ は胃腸の湿気取り
そして！
茯苓！茯苓が何をやってくれるかというと 湿気とりはもちろん、菌なので多糖類です。
免疫活性ってことですね。そして。
茯苓がどこに作用するか 心・脾・腎 となんとなんと 精力・ホルモンをつかさどっている腎です！
胃腸虚弱対応でありながら、内臓、つまり五臓六腑を正常に動かすための気力を補う人参。
湿気大国 日本の影響を受けて 体内にたまった余分な湿気を取り除くソウジュツ。
そして、免疫力をあげて、精力もちょいぷらすする茯苓。
そして、現代病の副腎疲労もケアしちゃう 甘草
これが従来までの４つの四君子湯でしたね。
つぎに 大棗 生姜 が加わります。
これがなんと現代人には絶品なんです。
大棗 は なつめ で 胃腸虚弱をケアしながら なんと 補血作用がある そして安心、安神作用がある。
メンタルケアを行う生薬なんです。養血安神と言います。
頭をフル回転して血を使用している現代女性にはもってこいでしょう？しかも胃もたれしないんですよ？最高です。
生姜はさらに消化作用をアップ、胃腸ケアをしながら温めていきます。
胃腸虚弱を対応する漢方薬、四君子湯を深堀するだけで これだけ 妊活に良いって見えてきませんか？
胃腸虚弱系の漢方薬にはこの四君子湯がベースとなり目的にあわせて組み合わせ変わり、生薬がプラスされます。
私はこの目的にあわせて組み合わせが変わっているものを使用しています。
胃腸虚弱対応はただの胃腸虚弱対応にあらず。
奥が深いのですよ！
長くなってしまったので、私のオリジナル弁証 経緯弁証のお話までまわりませんでした。
次に送ります。
中医学の知識を家族の健康ケアに活かしてほしい。
学んでほしい。自分の体を自分で守れる人を増やしたい。そのための知識をお伝えしたい。
という私の夢 オンライン漢方講座がようやく開校となります。
来週火曜日からコンテンツにログインできる運びとなりました。
テキストの本も完成です！決済後すぐに送付可能！準備万端です！
入学面談とありますが、私のノウハウを全力出しするので私と近いお客様にぜひ学んでほしいのです。
私の漢方服用経験のあるお客様、サプリ感想文をご記入のかた シーちゃんメソッド養生実践体験談をご記入の方は全員入学できますのでお気軽にどうぞ。一度お話をさせていただいてから入学となります。
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https://www.acsysun-shop.net/os-mendan
よい、週末をお過ごしください。
私は下の子とお勉強ワークのフォローをします。
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