ガンキャノン親父(ガンプラ製作偏) -15ページ目
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はじめに

このBlogは、ガンダム小説の挿絵用のガンプラを製作する過程を記録するものです。

小説の内容としては、主役機はガンキャノンです。
そもそも、機動戦士ガンダムの中でホワイトベースは地球に降りてしまった後、戦術データを蓄積する目的の部隊があったはずで、そうじゃなければ、連邦軍はいきなり宇宙での戦闘で戦果を上げることは出来なかったはずです。
ただ、当時としては主戦場は地球での地上戦であり、宇宙での拠点もルナ2しかなかったので、大規模な部隊は存在していません。
ルナ2周辺を主戦場として、モビルスーツの戦術的運用を模索するための部隊です。

戦術の基本としては、「モビルスーツアタック」です。
これは、母艦を発進したモビルスーツで、母艦から離れて敵艦を攻撃する戦術で、戦艦の火力の劣るジオンが使う戦術です。
モビルスーツアタック1

この戦術の利点は、母艦を危険に晒すことなく攻撃が出来ることです。
敵の射程外からモビルスーツを発進させ、援護射撃を母艦から行いながら母艦を移動、モビルスーツが敵の攻撃力を奪ったところで、母艦からの砲撃で敵艦を撃沈する。
ジオンはルウム戦役において、この戦術で連邦軍に圧勝したのですが、連邦軍にモビルスーツがない前提での戦術です。

当然、連邦軍としては敵もモビルスーツがある前提でのモビルスーツアタックを考案しなければいけません。
モビルスーツアタック2
こうなると、モビルスーツの戦闘で勝たなければ、母艦を移動することは敵に攻撃してくれと言っているようなものなので、迂闊に移動は出来ません。モビルスーツ戦で負ければカウンターアタックで全滅する恐れがあります。
敵艦さえ撃沈出来れば、モビルスーツは自力では帰る事が出来ないので、投降するしかなくなります。
ということは、母艦を守りつつ敵艦を攻撃する必要があるわけです。
モビルスーツアタック3
そこで考案されたモビルスーツアタックが、中距離支援機を隊長機として、全体の戦闘状況の把握と中距離からの敵モビルスーツの迎撃、攻撃機への戦闘指示と母艦への援護射撃のためのデータの転送を行う戦術です。
ジオンのモビルスーツアタックでは、隊長機は先頭で突破口を開くタイプが多いのですが、元々が中距離支援機というモビルスーツが少ないのと、腕に自身のあるパイロットが多いせいでしょう。

この様な理由で、主役機は隊長機のガンキャノンに決定しました。

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