世界の茶商シリーズ。
5回目の今回はスリランカの紅茶店、Dilmah(ディルマ)。
いつもお茶のお店のHPについて、好き勝手に書きながら商品を飲んだことがないという、不謹慎極まりない行動を続けてきておりましたが、
今回はちゃんと買いました!
何故買う気になったのかというと、創業者のMerrill J. Fernando氏の男っぷりにほれ込んだからです。
ほれ込みすぎて長文になったため、前後の2編でお届けします。
ディルマの3つの約束
ディルマのパッケージには、『3つの約束』という企業としての宣言がされています。
日本のHP上にも同じ文章が記載されていましたので、紹介します。
①産地限定の味わい
他国産茶葉をブレンドしない「純セイロン産」の紅茶を提供します。
②鮮度へのこだわり
スリランカで手摘みされた「一芯二葉」の茶葉を、スリランカで製品化まで行い、日本に直送。
茶摘み~製品化まで2~4週間と短期間で行えるため、常に鮮度のよい商品を提供できます。
茶葉も農産物ですから、鮮度の良いもののほうがおいしいのは当然の話です。ディルマの紅茶は口に含んだ時に、茶葉の香りがふわーっと口の中に広がります。
古い茶葉だと味→香りの順番に感じるので、ディルマの商品のフレッシュさはわかりやすいです。
③スリランカへの社会貢献
ディルマは生産地スリランカで誕生した最初の紅茶ブランドです。
ディルマの販売収益は、スリランカへ確実に還元され、茶園で働く人々の暮らしの向上や、地域社会への自律的な発展、持続可能な紅茶づくりへの環境保全に、役立てられています。
最後の項目にやられました。
世界各国の茶商のHPをのぞいていると、アジアやアフリカの国なのに経営者が白人(イギリス人、オランダ人が多い)である例が散見されます。
そして、茶葉は彼らの旧植民地だった国々で作られているということがほとんどです。
そんなページを見つけると、植民地支配の時代は20世紀に終わったはずなのに、なんで未だに貧しい旧植民地の国々が搾取されるのかと暗澹たる気持ちになります。
そんな中、ディルマを発見した時の喜びはひとしおでした。ディルマの創始者は、スリランカ人のメリル・J・フェルナンド氏です。
「良い商品を提供して、自国の人々の生活向上のために努める。」
こんなかっこいいことをいうおっちゃんがいたら惚れてしまいますね。
そんなメリル・J・フェルナンド氏が一代で築き上げたディルマの世界を見るために、今回も深い海の中に潜っていきましょう。
スリランカの歴史
大航海時代以降のスリランカ(セイロン)の歴史を見ると、スリランカがさらされた厳しい植民地支配が浮かんできます。
1505年~1658年 ポルトガル領セイロン
1658年~1796年 オランダ領セイロン
1796年~1948年 イギリス領セイロン
1948年~1972年 英連邦自治領セイロンとして独立
1972年 国名をスリランカ共和国に変更
1983年~2009年 スリランカ内戦
1658年~1796年 オランダ領セイロン
1796年~1948年 イギリス領セイロン
1948年~1972年 英連邦自治領セイロンとして独立
1972年 国名をスリランカ共和国に変更
1983年~2009年 スリランカ内戦
支配者がポルトガル→オランダ→イギリスと150年ごとに変わっていきます。
1983年に始まり26年間続いたスリランカ内戦も、イギリスが植民地統治を行う際に少数派民族のタミル人(2割)を重用し、多数派民族のシンハラ人(8割)を支配する政治形態をとったことから始まっています(Wikipediaより)。
スリランカは、イギリスの植民地時代の闇から抜け出そうともがいている国です。
それを理解すると、ディルマの「自国の人々の生活向上のために努める」という宣言には、スリランカの発展を支える企業としての覚悟がうかがえ、何度見ても胸が熱くなります。
1988年に小さな紅茶農家だったメリル・J・フェルナンド氏が始めたディルマの現在の姿を見ていきましょう。
商品のラインナップ
種類別の商品数をグラフにしました。
横軸は商品数、分類はディルマの商品分類に合わせています。
紅茶が62種類、フレーバーティー80種類とこの2つがとびぬけて多いですね。
意外にも緑茶も32種類と健闘しています。
緑茶、青茶、白茶もスリランカの茶葉で生産されています(一部例外あり)。
Shop Online
ディルマのオンラインショッピングページの最大の特徴は、茶葉の選びやすさです。
例えばBlack Tea(紅茶)を選ぶと、上記のように、62種類の商品があると表示されます。
62種類全部を見るのは大変なため通常は絞り込みを行います。絞り込み用の、画面左側の分類が絶妙に使いやすい!!
気になる分類を上から見ていきます。
Price(値段)
アメリカドル表示で、自分で下限価格~上限価格を自由に設定できます。
ディルマの商品は単価が安いため、オンラインショッピングでは複数個のセット売りが基本になっています。
写真は300個のEnglish Afternoonのティーバッグが$52.5という商品です。
売買単位が大きいので、個人というよりは世界各国の茶問屋が利用するHPという香りがします。
Tea Types(お茶の種類)
Black Tea(紅茶)
Flavoured Black Tea(フレーバー紅茶)
Green Tea(緑茶)
Earl Grey(アールグレイ)
Organic & Decaffeinated Tea(有機&デカフェ)
Flavoured Black Tea(フレーバー紅茶)
Green Tea(緑茶)
Earl Grey(アールグレイ)
Organic & Decaffeinated Tea(有機&デカフェ)
ふむふむ。この辺は定番。
Shipping Availability(発送可能)
Immediate shipping(即発送)
Ship within 3 weeks(3週間以内に発送)
Ship within 2 weeks(2週間以内に発送)
Ship within 48 hours(48時間以内に発送)
Ship within 3 weeks(3週間以内に発送)
Ship within 2 weeks(2週間以内に発送)
Ship within 48 hours(48時間以内に発送)
発送にかかる時間が記載されています。ここまで明確に示しているのは珍しいです。
Immediate shipping(即発送)を選ぶと、定番商品が出ます。青色のFast Dispatch(高速発送)のマークがある商品は即発送可能です。
Tea Format(茶形式)
Tea Cup Bags(ティーバッグ)
Loose Leaf Tea(散茶)
Individually Wrapped Tea Bags(個包装ティーバッグ)
Luxury Leaf Tea Bags(高級ティーバッグ)
Loose Leaf Tea(散茶)
Individually Wrapped Tea Bags(個包装ティーバッグ)
Luxury Leaf Tea Bags(高級ティーバッグ)
紅茶好きの方は迷わずLuxury Leaf Tea Bags(高級ティーバッグ)を選択してください。
ピラミッド型のティーバッグの商品が表示されます。この検索によって、高品質なお茶にアクセスできます。
Single Estate(単一農園)や、Single Region(単一産地)のお茶など、日本国内の価格からみると破格の安さです。
Let Me Feel(気分で選ぼう)
Refreshed & Rejuvenated(リフレッシュ&若々しく)
Calm & Chilled out(穏やか&落ち着く)
Focused(集中)
Enegetic(元気)
Adventurous(冒険好き)
De-stressed(ストレス解消)
Calm & Chilled out(穏やか&落ち着く)
Focused(集中)
Enegetic(元気)
Adventurous(冒険好き)
De-stressed(ストレス解消)
気分でお茶を選べます。
Black Tea(紅茶)&Adventurous(冒険好き)を選択すると、プーアール茶が選択されたのは、ちょっと笑いました。
確かに、紅茶好きの冒険→プーアール茶になりますね(笑)
Tea Maker's Private Reserve
後半戦に入る前にちょっと寄り道。
ディルマの裏メニュー、『Tea Maker's Private Reserve』特別なお茶たちを見ていきましょう。
紅茶沼の方々は、このページを見たらくぎ付けになるはず(笑)。
こちらの商品はディルマ本体から切り離されており(クリックすると別ページに飛びます)、おそらく別会社の商品です。
ひっそりたたずんでいるので、流通量も少ない知る人ぞ知るお茶だと思われます(もちろん私は飲んだことはありません)。
ディルマの所有する茶園ごとの特別なお茶たち。価格はほぼ全て$123(200g~250gの商品が多い)で、他のディルマ製品の4~5倍程度のお値段がします。高価なお茶ほど、内容量が少なくなります。
Estate(茶園)ごとに茶葉をまとめました。
Rilhena Estate
Rilhena Estate Pekoe 1
Rilhena Estate Ceylon Souchon
Rilhena Estate Ceylon Souchon
Imboolpitta Estate
Imboolpitta Estate FBOP
Imboolpitta Estate Silver Tips
Dombagastalawa Estate
Dombagastalawa Estate BOP Special
Mango Scented Dombagastalawa Estate
Ginger and Rose Scented Dombagastalawa Estate
Mango Scented Dombagastalawa Estate
Ginger and Rose Scented Dombagastalawa Estate
Lover's Leap Estate
Lover's Leap Estate Pekoe 1
Somerset Estate
Somerset Estate BOP
上記はTea Maker's Reserveのページの中のさらに裏メニューですが、同HP内には産地別のメニューもあります。
Nuwara Eliya(ヌワラエリヤ) 2種類
Kandy(キャンティ)3種類
Dimbula(ディンブラ)2種類
Uva(ウバ)3種類
Ruhuna(ルフナ)4種類
Uda Pussellawa(ウダプセラワ)1種類
Sabaraganuwa(サバラガムワ)4種類
Kandy(キャンティ)3種類
Dimbula(ディンブラ)2種類
Uva(ウバ)3種類
Ruhuna(ルフナ)4種類
Uda Pussellawa(ウダプセラワ)1種類
Sabaraganuwa(サバラガムワ)4種類
伊藤園さんから写真お借りしました。
こちらの商品は、ほぼすべての商品が$25(175g~225g程度)と比較的お手頃で購入できます。
セイロン紅茶の茶産地、茶農園までこだわる方は、『Tea Maker's Reserve』のページをご覧ください。
続きは後半→★





























































