※2020年5月加筆(図、データ修正)
中国語を勉強し始めて8年が経過しました。
私が勉強を始めた2012年ごろは、平均的な日本人の中国に対する感情はいわゆる『熱烈歓迎』状態でした。
13億人の人口を抱える中国は世界の工場としても、消費者としても有望な新興市場であるという市場優先型の考え方が日本を席巻していました。
その国民感情の変化を顕著に表しているのが、上記の中国語検定の総受験者数の推移です。
中国語検定とは日本中国語検定協会が毎年3月、6月、11月の年3回実施している検定試験です。こちらの協会は情報開示が進んでおり、受験者数、合格者数、試験問題とその解答などの受験者が知りたい情報を、誰でも自由に見ることが出来ます。
中国語検定とは日本中国語検定協会が毎年3月、6月、11月の年3回実施している検定試験です。こちらの協会は情報開示が進んでおり、受験者数、合格者数、試験問題とその解答などの受験者が知りたい情報を、誰でも自由に見ることが出来ます。
特に試験問題とその解答がなんと試験の翌日にHP上にUPされ、自分の合否がすぐに確認できるのは本当にありがたいです。
日本中国語検定協会HPのデータをお借りして、2006年~2019年の11月実施試験の総受験者数をグラフにしてみました。
2006年から2009年までは2万人程度だった受験者が、2010年にぐっと増加し、2011年に最大値の2万5千人に達し、その後がたっと受験者が減って2019年には約1万2千人に至るという経過をたどります。
日本中国語検定協会HPのデータをお借りして、2006年~2019年の11月実施試験の総受験者数をグラフにしてみました。
2006年から2009年までは2万人程度だった受験者が、2010年にぐっと増加し、2011年に最大値の2万5千人に達し、その後がたっと受験者が減って2019年には約1万2千人に至るという経過をたどります。
つまり、中国語勉強者はピーク時の半分に減少したということになります。う~む。データでみるとちょっとショック。
学習者が減るということは、ビジネス上の即戦力となる上級者が増えないということです。では、本当に中国語は今後勉強するに値しない言語なのかを考えるために、材料を一つ提示したいと思います。
学習者が減るということは、ビジネス上の即戦力となる上級者が増えないということです。では、本当に中国語は今後勉強するに値しない言語なのかを考えるために、材料を一つ提示したいと思います。
国別の訪日外国人数
国別でみると、
第一位 中国
第二位 韓国
第三位 台湾
第四位 香港
の順に来日外国者数が多くなっています。
2016年以降、いずれの地域でも年を追うごとに人数が増えていることがわかります。個人的にはASEAN諸国の観光客が予想外に多くて驚きました。第三位の台湾に迫る勢いですね。
次に、来日外国者数の累積図を示します。数値の単位は万人です。
年々来日外国者数は増加していて、2018年と2019年は3000万人の大台を突破しています。2018年、2019年ともに中国+台湾+香港+韓国+ASEAN=アジア勢の来日外国者数だけで2500万人を稼いでいます。
また、EU、北アメリカ、オセアニアなどの先進国の富裕層や、中東、ロシアなどの潤沢なオイルマネーをもつ富裕層にとって、『日本=魅力的な滞在先』と見えていないことを示した図でもあります。真の観光立国にはまだ時間がかかりそうです。
さて、ここで注目したいのは、来日外国者数の上位四か国、中国、韓国、台湾、香港の中で、中国語を母国語とする国が3つもある点です。どれくらいの割合か示すため、同じ図を使用言語別に示してみました。
使用言語別に作り直すと上記のようになります。
中国、台湾、香港の使用言語=中国語として図示しています。また、北アメリカ、オセアニア、EUの使用言語=英語として図示しています。
来日外国者数の使用言語
使用言語別に作り直すと上記のようになります。
中国、台湾、香港の使用言語=中国語として図示しています。また、北アメリカ、オセアニア、EUの使用言語=英語として図示しています。
中国語に関しては、中国と台湾では漢字の字体が異なったり、香港では広東語を使用したりと細かな違いはありますが、普通語(Putonghua)と言われる標準語を理解できる人数ということで、簡便にまとめています。
英語に関しては、EUの使用言語=英語としてカウントしています。これも乱暴だとは承知しています。
来日外国者数の中で、使用言語=中国語の人数は、2016年では1238万人、2019年では1678万人と年々増加し、全体の約半数を占めることがわかります。
年間1678万人って驚きの数字です。毎日4万5千人の旅行者が日本を訪れている計算になります。そりゃあまあ、飛行機も中国線の増便が相次ぐはずですわね~。
日本を訪れる中国人の爆買いが収まりつつあるとは言いますが、1678万人という数字だけを見てもまだまだ中国語のニーズが高い状態は続くだろうなあというのが、率直な私の感想です。
日本を訪れる中国人の爆買いが収まりつつあるとは言いますが、1678万人という数字だけを見てもまだまだ中国語のニーズが高い状態は続くだろうなあというのが、率直な私の感想です。
日本国内で生活する分には、実は英語よりも中国語の方が役に立つという、驚きのデータです。
必要性は高くなっている、しかしその分野に詳しい人間は減りつつあるとなると、中国語を取り巻く環境はいわゆる『ブルーオーシャン』という競争相手のいない凪の状態になります。
中国語って簡単に身につくの?
必要性は高くなっている、しかしその分野に詳しい人間は減りつつあるとなると、中国語を取り巻く環境はいわゆる『ブルーオーシャン』という競争相手のいない凪の状態になります。
すぐにでも勉強をし始めて、このお得な業界に飛び込みたいところですが、それを阻むのが中国語学習の壁です。
中国語学習は他の言語と同じく、初級⇒中級(私は今ここ)⇒上級と徐々にレベルアップをしていく言語です。しかし一つだけ他の言語と違うと言われているのが、中級を抜け出すのが難しいということです。
上級にいきたい!でも行けない!中級中国語学習者は、『さまよえる中級』と総称されます。どなたが考え出したのかわかりませんが、ユーモラスでそれでいて途方に暮れている状態をよく表現できているネーミングですよね(笑)
つまり即戦力となる上級者になれる人はほんの一握りだとということです。
日本人は小学生のころから漢字の書き取り、読み取りに励んできているので、中国語の文章を読む能力、その文章を写す能力は苦労せずに身に付きます。
中国語学習は他の言語と同じく、初級⇒中級(私は今ここ)⇒上級と徐々にレベルアップをしていく言語です。しかし一つだけ他の言語と違うと言われているのが、中級を抜け出すのが難しいということです。
上級にいきたい!でも行けない!中級中国語学習者は、『さまよえる中級』と総称されます。どなたが考え出したのかわかりませんが、ユーモラスでそれでいて途方に暮れている状態をよく表現できているネーミングですよね(笑)
つまり即戦力となる上級者になれる人はほんの一握りだとということです。
日本人は小学生のころから漢字の書き取り、読み取りに励んできているので、中国語の文章を読む能力、その文章を写す能力は苦労せずに身に付きます。
私もここはクリアしたのですが、現在も泣かされているのが発音の複雑さと、自分の語彙の少なさです。
今はこのさまよえる中級から抜け出すために、発音に特化した教材をようやく見つけて、こつこつと勉強中です。
今はこのさまよえる中級から抜け出すために、発音に特化した教材をようやく見つけて、こつこつと勉強中です。
目標は頭の中で日本語変換することなしに、つるつると中国語が口から流れ出す状態までレベルを上げることです。先は長そうですが(笑)、成果が出ればまたご紹介したいと思います。
中国語中級者へのおすすめ教材
この本は、時間と根気は必要ですが、耳で聞いた中国語を、即座に中国語で理解できるようになります。母国語をかませずに外国語を理解するまでの道のりがね、険しいんですよ(泣)
左側のページにはピンインで書かれた文章、右側のページには漢字で書かれた文章が記載されています。学習方法は、①ピンインを見ながら音声に合わせてシャドーイング×50回→②漢字を見ながら音声に合わせてシャドーイング×50回。
計100回のシャドーイングを繰り返しながら、ピンイン→発音→漢字→言葉の意味→ピンイン→発音→漢字→言葉の意味と体にしみこませるように勉強していきます。
100回もシャドーイングする意味ある??って思いますよね。正直、最初のうちはただの苦行です。ですが、回数を重ねるごとに、徐々に発音できる単語が増え、内容を深く理解できるようになり、100回に近づくと早く正確に発音できるようになります。
一番素晴らしいのは、出てくる単語の四声を完全にマスターできることです。中国語は四声を間違えると伝わらない厄介な言語ですから、四声が安定し、語彙が増えるこの教材をマスターすれば上級者にぐっと近づくように思います。
中級を抜けたい『さまよえる中級』の方々にお勧めする教材です。










































