コロナで海外渡航ができなくなってもう一年が経ちます。我が家の中国茶は、
① 中国、台湾に行って買う
② 中国人、台湾人からお土産でもらう
↑のどちらかで調達していたので、昨年以降、積み茶のストックは減る一方。
お店で買いたくても出歩けない、かと言って日本の中国茶専門店の商品は高価すぎて、敷居が高い。25g2000円とかね、ユニクロなら上下の子供服買えちゃいますよ。
そこで、中国から直輸入したらいいんじゃない?と思ったのですが、中国語オンリーの店は支払い方法が難しい、信頼できる店の探し方がわからないとまたこちらも行き止まり。
あれこれ調べるうちにたどり着いたのが、中国のお店で、英語のホームページを持つところ。
日本国内と同じで、口コミが沢山あって、商品情報、写真が充実しているお店を探していきました。
お店を見つけるとまた問題にぶつかります。当たり前ですが商品名が英語もしくは中国語のピンイン表示なんです。
つまり、中国茶の漢字、ピンイン、英語名。この3点がわからないとお目当てのお茶が買えないんです。つらい、つらすぎます。
ジャスミン茶(Jasmin Tea)や、
白茶の白牡丹(White Peony)など、
市場全体で共通認識が取れているお茶もありますが、本当に稀です。
大部分は英語に翻訳する過程で、広東語、北京語など様々な読み方が混じり、同じお茶に複数の英語名がついています。
困ったと思ったときに出会ったのが、「中国茶辞典」。この本は専門書でお高くて7000円もしたのですが、大当たりでした。
全てのお茶名にピンインがふってあるので、Google先生に茶葉名をピンイン入力して茶葉の英語名を簡単に検索する事ができました。
そうしてようやく出来上がったリストです。このページには代表的な茶葉を記載します。
今回、中国茶の分類は『中国茶辞典』(工藤佳治著)に準じました。
一般的には、六大分類と言われる下記の六つに分けられることが多いのですが、
① 緑茶
② 白茶
③ 黄茶
④ 青茶
⑤ 紅茶
⑥ 黒茶
工藤先生の著書の中では、再加工茶の二種類を含めて、下記の8つの分類としています。
① 緑茶
② 白茶
③ 黄茶
④ 烏龍茶(青茶)
⑤ 紅茶
⑥ 黒茶
⑦ 緊圧茶
⑧ 花茶
六大分類と異なる部分は太字で示します。
青茶は烏龍茶と表示され、散茶(Loose Leaf)を固めて固形の状態にした緊圧茶と、生花の香りを移した花茶が追加されています。
一覧表の中の英字部分を見ていただくと、
① 緑茶 (Green Tea)
② 白茶 (White Tea)
③ 黄茶 (Yellow Tea)
④ 烏龍茶 (Oolong Tea)
⑤ 紅茶 (Black Tea)
⑧ 花茶 (Flower Tea)
この辺りは英訳が市場全体で決まっているので簡単なのですが、怪しくなるのが⑥黒茶、⑦緊圧茶のあたりです。
工藤先生の本では、下記のように定義されています。
⑥ 黒茶
後発酵茶の茶葉、緊圧茶の材料となる
⑦ 緊圧茶
各種散茶を蒸した後、押し固めた固形茶
原料に黒茶、紅茶、白茶、緑茶などを使う
黒茶、緊圧茶の英語訳を見ると、混乱具合がよくわかります。
⑥ 黒茶
Hei Cha, Dark Tea, Pu-erh Loose Leaf Tea
⑦ 緊圧茶
Compressed Tea, Dark Tea
Pu-erh Tea, Pu'er Tea, Puer Tea
英語名で黒いお茶と言えばBlack Tea(紅茶)です。
黒茶をそのまま英語に翻訳すると混乱するため、黒茶のことはDark Tea、もしくはピンイン通りHei Chaと表記されることが多いです。
黒茶を固めた黒茶緊圧茶をプーアール茶と呼びますが、プーアール茶の英語名自体が共通認識が取れていなくて、(Pu-erh Tea, Pu'er Tea, Puer Tea)と店によってばらつきます。
ちなみに、Pu-erh Chaで検索をかけると、世界各国の茶沼の皆さんが楽しそうにプーアール茶を入れる動画が出てきます。英語でお茶に触れる醍醐味です。
緑茶(Green Tea)はとにかく銘柄数が多い!北部の気候の厳しい地域を除き、各省に銘茶があります。
とても一つの表にはまとめきれませんので、別記事でまとめたいと思います。
個人的には爽やかな香りとあっさりとした味わいの中国茶は、春先になると飲みたくなります。
ガラスコップに茶葉とお湯を放り込むだけで飲め、温度や時間管理も難しくないのが魅力です。一番手軽な中国茶かなと思います。
白茶(White Tea)は、お茶の一番柔らかい芽の部分を使って作ります。白い産毛が美しい繊細なお茶です。
White Tea=高級茶として扱われていて、茶葉の写真が一番綺麗なのは白茶だったりします。茶葉界の美人No.1って感じでしょうか。
プーアール茶の原料になったり、紅茶店ではハーブとブレンドされたものをよく見かけます。
黄茶(Yellow Tea)は、最も希少なお茶と言われます。生産量が少ないためか、中国茶の専門店でもほとんど見かけません。
黄大茶の英語名(Coffee of Tea)が面白いです。本当に珈琲の香りがするのでしょうか??
黄茶は私も経験不足なので修業を積みます。
私の偏愛する烏龍茶(Oolong Tea)。日本語では青茶もしくは烏龍茶の名前で呼ばれますが、英語ではOolong Teaで統一されています。
こちらも一枚の表には表せないので、別記事で紹介します。
個人的には、今は鳳凰単叢と岩茶の勉強中です。茶葉を取り寄せては試飲してメモをとる日々、地味ですが楽しいです。
中国茶では正山小種をはじめ、紅茶(Black Tea)も味わい豊かで美味しいです。
正山小種は紅茶の起源ということもあってか英語名はLapsang Souchongで統一されています。
表中の英語名が一つだけということは、世界全体で名前が統一しているということ、さすが元祖です。
黒茶(Dark Tea)も現在勉強中です。
生茶と熟茶の製造方法の違い、味わいの違い、どんなお茶を自分は美味しいと感じるのか。経験値が少なく、まだ言語化できていません。
各種散茶(黒茶、紅茶、緑茶、白茶)を押し固めた固形茶を緊圧茶(Compressed Tea)と呼びます。
一番有名なのは、黒茶緊圧茶のプーアール茶で、英語ではPu-erh Teaと呼ばれることが多く、後ろに形状(Cake、Brickなど)を加えて名称が決まっています。
普洱沱茶はボウルのような中央がくぼんだ形のプーアール茶ですが、英語名もPu-erh Tea Bowl(ボウル)や、Pu-erh Bird's Nest(鳥の巣)などと、形を説明する面白い名前がついています。
生花の香りを緑茶に移した花茶(Flower Tea)。ジャスミン茶が有名です。
こちらもJasmine Tea、Jasmine Pearlなど英名は統一されています。
金木犀を示す桂花は英語でOsmanthus、由来は調べていませんがオスマン帝国と関係あるんだろうなあ。名前を見ているだけでも面白いですね。
2021年3月全面改訂
海外のECサイトや、様々な文献をもとに中国茶の英語名をまとめなおしました。素人の翻訳のため、誤り等あるかと思います。ご了解ください。
2019年12月追記
中国茶の英語表記Part.2はこちら→★
中国茶の種類と4声を追加しました。
鉄観音:Tie Guan Yin→Tiě Guàn Yīn
2009年3月初稿























































