早いもので関西に住み始めてから3年以上がたちます。どの地域にもその場所独特の文化があるものですが、特に関西で初めに驚いたのは『政治的な発言が自由にできる土壌がある』ことでした。
関西の政治番組って?
当時の私が真剣に見ていた政治番組は関西テレビの夕方のニュース番組『アンカー』でした。2015年3月で終わってしまったアンカーは日替わりで経済、外交、危機管理の専門家たちが顔をそろえ、それぞれの専門家たちがまとまった時間を与えられ毎週自由にテーマを選び話をしていました。朝まで生テレビ方式の集団で大きな声で議論する方式とは全く違った、まるで講義のように静かに深い政治番組は、私にはとても新鮮でした。
月曜日 須田信一郎 (経済ジャーナリスト)
火曜日 有本香 (ジャーナリスト)
水曜日 青山繁晴 (独立総合研究所社長・作家)
木曜日 宮崎哲也 (評論家)、金村義明 (野球解説者)
金曜日 鈴木哲夫 (ジャーナリスト)、中江有里 (女優・作家)
火曜日 有本香 (ジャーナリスト)
水曜日 青山繁晴 (独立総合研究所社長・作家)
木曜日 宮崎哲也 (評論家)、金村義明 (野球解説者)
金曜日 鈴木哲夫 (ジャーナリスト)、中江有里 (女優・作家)
個々の専門家たちに与えられた時間は30分。話す内容はすべて話者にゆだねられていて、何をどのように話してもよいという縛りなしの生放送の30分一本勝負。識者たちのプレゼンのクオリティは高く、一言も聞き漏らさまいとメモを取りつつ聞き入るキャスターの姿が番組の緊張感とレベルの高さを物語っていました。
アンカーで驚いたこととは?
さて、この夕方のニュース番組の『アンカー』で私がひっかかったのは、有本香さんのお名前でした。
「有本香さんのお名前、どこかで聞いたことがある。どこだっけ・・・・・??」
こまった時にはGoogle先生に聞きましょう。検索をかけたらやっぱり出てきました、ご著作『中国茶 香りの万華鏡』。そうだ!有本香さんは中国茶の専門家だ!と思い出しました。このご本以外にも、『こころとカラダにおいしい茶葉料理76』という茶葉料理の本や、『お茶の愉楽 中国茶・台湾茶』の本など、中国茶関連の著書をたくさんお持ちなんです。
私も中国茶にはまりたての頃、有本香さんの中国茶に関する本は全部拝読しました。そして、茶葉料理の本を見て『龍井蝦仁』という、龍井茶(中国杭州の緑茶)で香りづけした海老の炒め物を作ったなあなんて言う遠い記憶も思い出しました。
- 中国茶 香りの万華鏡 (小学館文庫)/小学館

- ¥792
- Amazon.co.jp
そして現在-有本香さんの最新作とは?
『リベラルの中国認識が日本を滅ぼす 日中関係とプロパガンダ』は2015年10月30日発行の有本香さんと、天安門事件をきっかけに中国国籍を捨てた石平さんの中国経済、外交に関する対談集です。
有本さんの専門性の間口の広さに脱帽してしまいます。中国茶を入り口に、中国経済・外交を語るジャーナリストにたどり着くまでにどんなきっかけがあったのでしょう?経緯を伺ってみたいと興味がわいてきます。先日、大阪でお二人の講演会があったようなんですが、残念ながら先約があっていけませんでした。もともと友人関係だというお二人のざっくばらんなお話が聞きたかったなあ~。
- リベラルの中国認識が日本を滅ぼす 日中関係とプロパガンダ/産経新聞出版

- ¥1,296
- Amazon.co.jp
今日の一杯
有本香さんに敬意を表して中国は杭州の龍井茶。
昨年、初めて杭州に行ったときに中国茶館で購入しました。どんなものも現地で頂くと美味しさは特別なものになりますが、歴史ある建物に周辺をぐるりと囲まれた風光明媚な観光地、西湖を臨みながら優雅にお茶をいただく気分は格別でした。
そして、中国の上海から杭州に行くために中国の新幹線『和諧号』を使ったのですが、切符売り場で繰り広げられる販売員、並ぶ人々とのバトルのすごいこと!横入りは日常茶飯事、少し短い列があると思って並んだら、先頭のお客さんが販売員とケンカし始め30分間こう着状態になるなど、日本のJRのみどりの窓口といろんな意味で対照的で興味深い体験でした。



