ほっこり中国茶しませんか? -11ページ目

ほっこり中国茶しませんか?

英語と中国語を駆使しつつ美味しいお茶に巡り合う方法を模索しています。中国茶と、お茶にまつわる歴史が大好物です。

無印工具箱1 
ここしばらく、いいものはないかと探していたものがようやく見つかりました。

無印良品の工具箱①です。サイズは<幅20㎝×奥行11㎝×高さ6㎝>。

で、何を入れよう?

工具箱なので、ドライバーやペンチを入れるのにぴったりのコンパクトなサイズなんですが、今回は工具箱としてではなく、『花粉症グッズ』として購入しました。

今週から関西でも花粉の飛散が激しくなってきておりまして、私の鼻も感度が超敏感モードに突入しております。

こんな季節にマスクなしで外に出ようものなら、当日はまだしも、翌日は顔はパンパンに膨れ上がり、目は腫れぼったく常に涙目という、顔出しNGのひどい見た目になってしまいますので、私にとってマスクは必需品です。

我が家は主人ともども花粉症なので、玄関先にマスクの箱をドンと置いているのですが、箱入りマスクの外箱って、、、可愛くないですよね。どうもあの商業的な見た目が好きになれず、マスクを入れるのにぴったりの保管ボックスがないかと先月から探しておりました。

見ていただくととてもよくわかる、抜群のサイズ。茶道の『見立て』に近いものがありますね(笑)。用途外の使用方法ですがぴったり収まります。信頼のMADE IN JAPANの文字も心強いです。

無印工具箱3


入れちゃえ♪入れちゃえ♪

中に収めるとこんな感じです。びしっと整列するように綺麗に収まりました。おお~何とも言えず快感です!!

無印工具箱4 

花粉症でお悩みの方は多いですよね。でも、マスク入れを売っているのを見たことがありません。不思議です。玄関先のマスクの取り扱いは、皆さんどうされているのでしょうか??

個人的には、蓋付きでぱかっと簡単に開閉できる藤製品の商品が欲しいです。どなたかかわいい商品開発をしていただけないでしょうか(笑)

花粉症の皆様、あと一ヶ月何とか乗り切りましょう!
 
好日居2 
行きたいと思いつつ行けてなかった京都の中国茶茶館『好日居』さんに初めてお邪魔しました。初めてこのお店の存在を知ったのはAll Aboutの中国茶ガイド、平田公一さんの記事『京都の極上お茶処「好日居」へ』を拝読した時でした。

中国茶館といってもお店の経営方針は多種多様です。中華料理がメインで、ランチとディナーの間のみ一時的に中国茶カフェに用途変更するお店、スタバやドトールと同じように気楽に中国茶を味わえるファーストフード的なお店、中国茶の長く飲めるという特性を生かして?常連さんの憩いの場となっているお店、どのお店にも個性があり、常日頃はその違いを楽しんでいます。

不肖私、アラフォー女性ですが、この年齢になっても精神的にくたびれることがあります。悩みを抱えた時、10代、20代の頃は解決も簡単でした。友達に泣いて電話して思いのたけをぶつけたら、気持ちが晴れやかになって即解決。

しかし、40代の今は、悩みの中心は自分の事ではなく、身近な方々の人間関係の事になります。そしてそんな悩みは他言も出来ないので、自分で消化し私に何ができるのかを時間をかけて考えるしかありません。

そしてこの日も、もやもやとした悩みを抱えたまま、好日居さんに伺いました。

初めての好日居、期待が高まります

好日居は平安神宮にほど近い岡崎エリアにお店を構えています。東山を散歩するときによく通る所だったので、灯台下暗しでした。岡崎は建物の高さ制限がされているせいでしょうか、空が広くいつも日当たりがよく明るい印象のある土地柄です。

好日居3

 

京町屋の表玄関を抜けると、石造りの路地が現れます。門をくぐり、一歩踏み出すと空気の変化が感じられます。まるで門が結界になっていて、一歩足を踏み込むと別の世界に入り込んだよう。燦々と日のさす大通りから、ひんやりとした日陰の路地に入ると自分の内側に目を向けるような内省的な気持ちになります。

店内の雰囲気は?

この日にお店にいらしたお客様の半数は一人で足を運ばれる男性客でした。こんなに男性比率が高い中国茶館も初めてです。そして、値段設定にも少し驚きます。私がこの日注文した雲南古樹紅茶は1500円、お菓子もつけるとなんと1800円!さすがに少したじろぎました。

しかし、しばらく腰を落ち着けてゆったりとお茶を楽しむうちに、この高めの値段設定とお店のポリシーによって、好日居の雰囲気が守られているんだなあということが分かってきました。

間接照明で照らされる店内は、間口の狭い町屋造りだけあって日中でもほの暗く、常連客とご店主の穏やかな話し声と、卓上にかけられた陶器のポットの中でお湯がふつふつと沸く音しか聞こえません。ただただ静かで心地いい時間。まるで深い洞穴のなかで身を寄せ合っているような、そんな親密な空気が流れます。

お茶のお味は?

この日私が注文したのは、雲南古樹紅茶。雲南省の山に自生する樹齢300年~400年の岩茶を天日干しで完全発酵させ紅茶にし、それを碾茶(お茶のかたまり)に加工したものだそうです。碾茶と言えばプーアール茶という固定観念があったので、紅茶でもあるんだと驚きました。

天日干しなので色にむらがあり、濃い茶色の茶葉や銀針に似た灰色の茶葉などが混ざっています。茶葉は一枚葉の大きな茶葉です。砕いていないからか、お湯をかける前の茶葉はそれほど香りがないなあという印象です。

どんなお茶ですかと伺ったところイギリス系の紅茶とは違い、何煎お湯を注いでもずーっと同じ味が続きますよとお答えいただきました。一煎目だけ入れていただいて、茶葉を拝見すると、紅葉したもみじのように内側から赤く発色していて、美しい佇まいの茶葉でした。

そして、紅茶とはいえそこはやはり岩茶の力強さ。体の内側から温めてくれ、じわじわと体温が上がるのが分かります。何度も何度も杯を重ねるごとに、心のバッテリーが充電されるようなそんな不思議な力を感じるお茶でした。その昔、茶葉が薬として扱われていたころのお茶は、きっとこんな味だったんだろうなあと茶の歴史に思いが至ります。

人間に戻るためのお茶

カウンターに座る男性客とご店主とが会話される声が聞こえてきました。

『人間に戻るためのお茶ってどれかな?』
『やっぱり雲南古樹茶だとおもいます。』

そうそう、そうなんです。いろんなものを抱えた大人がふらりと訪れて、自分たちより何倍も長く生きている大先輩の古樹のエネルギーをいただいて、そしてまた現実の世界に戻っていく、そういう非日常の場所として好日居は存在しているように感じました。

そして、悩みを抱えた迷える子羊である私もまた(子羊という年齢ではないですが(笑))、好日居に救われました。羊つながりというわけではありませんが、村上春樹氏の初期の作品である『羊をめぐる冒険』や『ダンス・ダンス・ダンス』に登場する『いるかホテル』(夜中にエレベーターに乗って暗闇を進むと羊男が現れる)の雰囲気と、この好日居の雰囲気も似ているような気がします。

<こちら側の世界>と<あちら側の世界>を繋ぐ秘密のトンネルのような、精神性を感じるお店でした。そして私も心穏やかに、足取り軽く春の京都を楽しみつつ帰宅することが出来ました。

 好日居 
住所    :京都市左京区岡崎円勝寺町91
電話    :075-761-5511
定休日   :月曜日、火曜
営業時間 :13:00~18:00
HP     :http://kojitsu-kyo.cocolog-nifty.com/

アジアンティー一茶1 
中国茶ブログなのに、そういえばいままで大阪の中国茶荘・茶館を紹介していなかったことに、はたと気が付きました。大阪の街の開拓もまだまだなので、これを機にあちこちのお店をご紹介していきたいと思います。

アジアンティー一茶

第一弾は大阪の南の玄関口、心斎橋にひっそりと佇む『アジアンティー一茶』さんです。心斎橋大丸のすぐ南側と利便性の高い場所にあり、御堂筋の大通りからもほど近いのですが、一本裏通りに入るからでしょうか人通りも少なく、繁華街の中のエアーポケットのような不思議な場所です。

中国茶館はマイナーな存在なので、私はいつも下調べをしてから伺うことにしています。残念ながら、『あらこんなところに素敵な茶館が!』、的な出会いは中華街以外では皆無です(笑)。

しかし、お店の情報を調べると、営業時間の短さに驚くことがよくあります。商業目的と言うよりは、趣味が高じてお店を開始される方が多いためでしょうか、12:00~17:00までという営業時間が多く、仕事前にちょっと一息とか、仕事帰りに肩の荷を下ろしたいという、普通の勤め人のニーズと合わない場合が多いです。

そんな中、アジアンティー一茶さんの営業時間は9:00~21:00と、サラリーマンにもフリーランスにも嬉しい時間設定です。この日も朝10時前に来店しましたが、モーニングサービス有、Wi-fi環境も完備、しかも中国茶ならお湯の追加サービスもありと、なんとも至れり尽くせりの都会のオアシスです。

中国茶のメニューは?


食事その他のメニューについては食べログ様をご覧いただくとして、中国茶のメニューをチェックしてみました。

◎ 安渓鉄観音 (中国茶・青茶)
◎ 凍頂烏龍 (台湾茶・青茶)
◎ 文山包種 (台湾茶・青茶)
◎ 金萱茶  (台湾茶・青茶)
◎ 杉林渓茶 (台湾茶・青茶)
◎ 陳年老茶 (黒烏龍茶とあるので中国茶・青茶??)
◎ 東方美人 (台湾茶・青茶)
◎ 祁門紅茶 (中国茶・紅茶)
◎ プーアール茶 (中国茶・黒茶)
◎ ジャスミン茶 (台湾茶・花茶)


こうやって見ると中国茶よりも台湾茶が多いですね。凍頂烏龍、杉林渓茶と台湾高山茶が2種類もあります。店内にも「そうだ、台湾に行こう」という観光用のポスターが貼られているところを見ると、ご店主が台湾にかかわりの深い方のようにお見受けいたします。

食べログのお店の情報を拝見しつつ、今現在ブログを書いているのですが、ジャスミン茶は包種茶ベースなんだそうです。どんな味なんでしょう?口当たりのいい甘みの包種茶をジャスミンの香りでコーティングするのですから、美味しいに決まってます。ここまで説明書きが付くのも珍しいので次回は試してみたいと思います。

店内の雰囲気は?

アジアンティー一茶3 
床面積は大きくありませんが、3階建ての建物がまるまる喫茶店になっています。1階は厨房&カウンター、2階は禁煙席、3階は喫煙席とフロアが分かれていて、一階で注文して支払いを済ませた後、好きな場所に陣取って心行くまでのんびりと過ごせます。

パソコン用の電源タップがあちこちにあったり、『2時間以上粘る人は、もう一つ注文してください』という注意書きが貼られていたりすることから、皆さんリラックスして我が家の居間みたいな感覚で使われてるんだろうなあと思います。パソコンを持ち込んでブログやSNSをぽちぽち書いたりするノマド系の時間の使い方と親和性が高そうです。

隅々まで目が行き届いているのはいいんだけど、食事を食べ終えた30秒後に『お皿おさげしますねぇ~』と間髪入れずに目の前のものを持って行かれた時の、なんとも言えない寂しさってありますよね、えっ食事ってそんなベルトコンベアー方式の味気ないものなのっていうような(笑)。その寂しさとは対極にあるとことん顧客を放置してくれるゆるーいお店です。

台湾の若者たちは喫茶店の中で恋をしたり、携帯でしゃべったり、宿題をしたり、PC広げて仕事をしたり、商談をしたり、目の前の露店の肉まんをパクついたりと、生活の一部が喫茶店にまでどどどっと流出しているような、なんだか不思議な文化を持っているのですが、このお店にもその空気感が投影されていて、ゆるくてゆるくて居心地がいいんです。

こんなものを頼んでみた。

アジアンティー一茶4 

本日は、金萱茶とシンガポール風カステラの馬拉糕(マーラーカオ)を頼んでみました。そして、中国茶ブログなのに肝心のお茶の写真を撮るのを忘れた!!ううっ。本当にいかがなものかと反省しきりです。

この馬拉糕(マーラーカオ)は、もっちりしていて黒糖の甘みがふわっと感じられて美味しかったです。お店のFacebookに、蒸し器で蒸している写真が記載されていましたので、お店の方の手作りのようです。蒸したても食べてみたいです(笑)

金萱茶は「台湾12号」という生育が早く、害虫にも強い品種から作られる台湾の青茶です。お茶色は薄い緑色ながら、蜂蜜のようなミルクのような甘い香りがします。こちらのお店ではそばちょこのような大きな有田焼のカップでお茶をいただきますので、繊細な香りまでは味わえないのですが、それも含めて飾らないこのお店のカラーだと感じます。

大阪のミナミで2~3時間、時間をつぶさないといけないとか(個人的にはよくあります)、いつ現れるかわからない友人を待たなきゃいけないとかいう時に使い勝手の良いお店です。コーヒーや紅茶もありますので、中国茶専門店と言った敷居の高さがないのも嬉しいお店です。

本日の中国茶館


では、最後にお店の情報を記載いたします。

有名になっていただきたいような、隠れ家のままでいていただきたいようなお店です。

◎ アジアンティー一茶 ◎
住所: 大阪府大阪市中央区心斎橋1-6-14
電話: 06-6241-1101
営業: 9:00~21:00
休日: 無休