中国茶ブログなのに、そういえばいままで大阪の中国茶荘・茶館を紹介していなかったことに、はたと気が付きました。大阪の街の開拓もまだまだなので、これを機にあちこちのお店をご紹介していきたいと思います。
アジアンティー一茶
第一弾は大阪の南の玄関口、心斎橋にひっそりと佇む『
アジアンティー一茶』さんです。心斎橋大丸のすぐ南側と利便性の高い場所にあり、御堂筋の大通りからもほど近いのですが、一本裏通りに入るからでしょうか人通りも少なく、繁華街の中のエアーポケットのような不思議な場所です。
中国茶館はマイナーな存在なので、私はいつも下調べをしてから伺うことにしています。残念ながら、『あらこんなところに素敵な茶館が!』、的な出会いは中華街以外では皆無です(笑)。
しかし、お店の情報を調べると、営業時間の短さに驚くことがよくあります。商業目的と言うよりは、趣味が高じてお店を開始される方が多いためでしょうか、12:00~17:00までという営業時間が多く、仕事前にちょっと一息とか、仕事帰りに肩の荷を下ろしたいという、普通の勤め人のニーズと合わない場合が多いです。
そんな中、アジアンティー一茶さんの営業時間は9:00~21:00と、サラリーマンにもフリーランスにも嬉しい時間設定です。この日も朝10時前に来店しましたが、モーニングサービス有、Wi-fi環境も完備、しかも中国茶ならお湯の追加サービスもありと、なんとも至れり尽くせりの都会のオアシスです。
中国茶のメニューは?
食事その他のメニューについては
食べログ様をご覧いただくとして、中国茶のメニューをチェックしてみました。
◎ 安渓鉄観音 (中国茶・青茶)
◎ 凍頂烏龍 (台湾茶・青茶)
◎ 文山包種 (台湾茶・青茶)
◎ 金萱茶 (台湾茶・青茶)
◎ 杉林渓茶 (台湾茶・青茶)
◎ 陳年老茶 (黒烏龍茶とあるので中国茶・青茶??)
◎ 東方美人 (台湾茶・青茶)
◎ 祁門紅茶 (中国茶・紅茶)
◎ プーアール茶 (中国茶・黒茶)
◎ ジャスミン茶 (台湾茶・花茶)
こうやって見ると中国茶よりも台湾茶が多いですね。凍頂烏龍、杉林渓茶と台湾高山茶が2種類もあります。店内にも「そうだ、台湾に行こう」という観光用のポスターが貼られているところを見ると、ご店主が台湾にかかわりの深い方のようにお見受けいたします。
食べログのお店の情報を拝見しつつ、今現在ブログを書いているのですが、ジャスミン茶は包種茶ベースなんだそうです。どんな味なんでしょう?口当たりのいい甘みの包種茶をジャスミンの香りでコーティングするのですから、美味しいに決まってます。ここまで説明書きが付くのも珍しいので次回は試してみたいと思います。
店内の雰囲気は?
床面積は大きくありませんが、3階建ての建物がまるまる喫茶店になっています。1階は厨房&カウンター、2階は禁煙席、3階は喫煙席とフロアが分かれていて、一階で注文して支払いを済ませた後、好きな場所に陣取って心行くまでのんびりと過ごせます。
パソコン用の電源タップがあちこちにあったり、『2時間以上粘る人は、もう一つ注文してください』という注意書きが貼られていたりすることから、皆さんリラックスして我が家の居間みたいな感覚で使われてるんだろうなあと思います。パソコンを持ち込んでブログやSNSをぽちぽち書いたりするノマド系の時間の使い方と親和性が高そうです。
隅々まで目が行き届いているのはいいんだけど、食事を食べ終えた30秒後に『お皿おさげしますねぇ~』と間髪入れずに目の前のものを持って行かれた時の、なんとも言えない寂しさってありますよね、えっ食事ってそんなベルトコンベアー方式の味気ないものなのっていうような(笑)。その寂しさとは対極にあるとことん顧客を放置してくれるゆるーいお店です。
台湾の若者たちは喫茶店の中で恋をしたり、携帯でしゃべったり、宿題をしたり、PC広げて仕事をしたり、商談をしたり、目の前の露店の肉まんをパクついたりと、生活の一部が喫茶店にまでどどどっと流出しているような、なんだか不思議な文化を持っているのですが、このお店にもその空気感が投影されていて、ゆるくてゆるくて居心地がいいんです。
こんなものを頼んでみた。
本日は、金萱茶とシンガポール風カステラの馬拉糕(マーラーカオ)を頼んでみました。そして、中国茶ブログなのに肝心のお茶の写真を撮るのを忘れた!!ううっ。本当にいかがなものかと反省しきりです。
この馬拉糕(マーラーカオ)は、もっちりしていて黒糖の甘みがふわっと感じられて美味しかったです。お店のFacebookに、蒸し器で蒸している写真が記載されていましたので、お店の方の手作りのようです。蒸したても食べてみたいです(笑)
金萱茶は「台湾12号」という生育が早く、害虫にも強い品種から作られる台湾の青茶です。お茶色は薄い緑色ながら、蜂蜜のようなミルクのような甘い香りがします。こちらのお店ではそばちょこのような大きな有田焼のカップでお茶をいただきますので、繊細な香りまでは味わえないのですが、それも含めて飾らないこのお店のカラーだと感じます。
大阪のミナミで2~3時間、時間をつぶさないといけないとか(個人的にはよくあります)、いつ現れるかわからない友人を待たなきゃいけないとかいう時に使い勝手の良いお店です。コーヒーや紅茶もありますので、中国茶専門店と言った敷居の高さがないのも嬉しいお店です。
本日の中国茶館
では、最後にお店の情報を記載いたします。
有名になっていただきたいような、隠れ家のままでいていただきたいようなお店です。
◎ アジアンティー一茶 ◎
住所: 大阪府大阪市中央区心斎橋1-6-14
電話: 06-6241-1101
営業: 9:00~21:00
休日: 無休