タイミング法では授かれなかったため、人工授精へステップアップすることになりました。
私の通ったクリニックでの費用は一回約2000シンガポールドルでした。この他に薬代、診察代（シンガポールでは、Consultation Feeと呼ばれます）がかかります。
私の場合は人工授精の前に、クロミッドを服用しました。
当日の流れとしては、夫が朝八時頃に精子をクリニックへ提出し、洗浄した精子を極細いチューブで子宮に入れるという方法でした。恐らく日本で受けるものと同じなのではないかと思います。費用は掛かりますが、処置自体は全てクリニックの内診台で行うことができ、5分程度で終わりました。処置のあとは少しだけ内診台で横になってから、その後は何の制限もなく帰宅しました。
この人工授精を二か月連続で受けましたが、残念ながら妊娠することはできませんでした。年齢を考えると、人工授精が成功する確率はあまり高くないという知識はあったので、すんなりと受け止めることができました。