Acknowledgment Distance Torment -25ページ目

直径1センチ。

雨上がり。

駅までの道。


お気に入りの音楽聞きながら。


歩く。

歩く。

歩く。




水たまり。

飛び越えて。



歩く。

歩く。

歩く。





あれ?
右足冷たい。




水たまり踏んじゃった?

靴下が湿って行く感覚。




ホームセンターのフェンスにもたれかかり、靴を脱いでみる。



向こう側が見えるよ。

おばちゃんが自転車で走ってるよ。




底が抜けるほど靴を履きつぶしたのは始めてです。


さて。新しい靴を買わなければね。

あれ……?





心臓痛い




ぎゅ~ って締め付けられる



あれ……マジで苦しいかもしれない



何これ……



あ、これが恋?
あなたを見ると胸が締め付けられる的な?



ち が う よ



あ……楽になってきた……



やばかった……


スウェット着たまま死にたくないなぁ。

何だったんだろ……

シエスタ

回らない頭に。


コーヒーとタバコで渇を入れた。


脳細胞が着実に減って行く。


責任のない、自由な時代。


いつか赤ん坊の頃を振り返るように。


縁側でお茶をすすりながら、嘘みたいな時代だったと思い出すのだろうか。


白髪の俺の隣には、誰かが居てくれるのだろうか。


そんな未来も憧れるけど、できるなら。

わざと茶色に染めた髪のまま、縁側でお茶をすすりながら暮らして行けたらな、と思う。


それなら、ほら。


俺の隣に居る人も、いくらかは想像しやすいし。