シエスタ | Acknowledgment Distance Torment

シエスタ

回らない頭に。


コーヒーとタバコで渇を入れた。


脳細胞が着実に減って行く。


責任のない、自由な時代。


いつか赤ん坊の頃を振り返るように。


縁側でお茶をすすりながら、嘘みたいな時代だったと思い出すのだろうか。


白髪の俺の隣には、誰かが居てくれるのだろうか。


そんな未来も憧れるけど、できるなら。

わざと茶色に染めた髪のまま、縁側でお茶をすすりながら暮らして行けたらな、と思う。


それなら、ほら。


俺の隣に居る人も、いくらかは想像しやすいし。