A
ケータイ小説は好きじゃない。
横書き。
句読点変わりに使われる頻繁な改行。
使い方を間違った記号。
文体のない文字の羅列。
陳腐な内容の文字の羅列。
こんなものが賞を取ってもてはやされるなんて。
曲がりなりにもこの世界を志す俺には許せない。
ただ真面目に読んでみると、たまに感動できてしまうから困る。
ちくしょうめ。
横書き。
句読点変わりに使われる頻繁な改行。
使い方を間違った記号。
文体のない文字の羅列。
陳腐な内容の文字の羅列。
こんなものが賞を取ってもてはやされるなんて。
曲がりなりにもこの世界を志す俺には許せない。
ただ真面目に読んでみると、たまに感動できてしまうから困る。
ちくしょうめ。
*僕の日常*(5)
これを書く事が、少し不安になってきました。
Sちゃんの家に泊まったおかげで、僕は無事にテストをパス。
自分の中で、昔からの親友の様な。
そんな大事な人間になって来たSちゃん。
そんな彼女の、深い闇に触れたのも、ちょうどこの頃でした。
・Sちゃんには、地元長崎で中学生の頃から高校卒業まで付き合った彼氏がいた。
・Sちゃんは真剣だったが、彼氏はSちゃんの体だけを求めていた。
・彼氏は性的に倒錯していて、それは中高生の男女交際の域を逸していた。
・大学に入ってから新しい彼氏ができたが、その彼はすぐに違う恋人を作り、Sちゃんの元を去った。
・それでも彼をあきらめ切れなかったSちゃんは、自らの提案でしばらく彼との体だけの関係を続けていた。
過剰書きにしてしまえば、安いケータイ小説のようですが、当時のウブな僕に衝撃を与えるには充分でした。
友達として、彼女を救ってあげたい。そう思い始めました。
そして、僕には少しずつ、彼女への同情混じりの恋愛感情が芽生えて行きました。
それと時を同じくして、入学以来、籍だけを置いていたサークルの合宿が、06年7月31日から8月2日にかけて催されました。
僕はこの合宿への参加を最後に、サークルから退部を考えていました。
Sちゃんは何故か合宿への参加を反対しましたが、僕は最後だから、と言って強行しました。
もし、参加していなければ。
僕は今でも。
Sちゃんの家で、友達みんな集まって笑っていたのでしょうか。
僕の大学生活における居場所は、この合宿で得たある出会いをきっかけに、わずか1ヶ月足らずで崩れ去る事になるのです。
Sちゃんの家に泊まったおかげで、僕は無事にテストをパス。
自分の中で、昔からの親友の様な。
そんな大事な人間になって来たSちゃん。
そんな彼女の、深い闇に触れたのも、ちょうどこの頃でした。
・Sちゃんには、地元長崎で中学生の頃から高校卒業まで付き合った彼氏がいた。
・Sちゃんは真剣だったが、彼氏はSちゃんの体だけを求めていた。
・彼氏は性的に倒錯していて、それは中高生の男女交際の域を逸していた。
・大学に入ってから新しい彼氏ができたが、その彼はすぐに違う恋人を作り、Sちゃんの元を去った。
・それでも彼をあきらめ切れなかったSちゃんは、自らの提案でしばらく彼との体だけの関係を続けていた。
過剰書きにしてしまえば、安いケータイ小説のようですが、当時のウブな僕に衝撃を与えるには充分でした。
友達として、彼女を救ってあげたい。そう思い始めました。
そして、僕には少しずつ、彼女への同情混じりの恋愛感情が芽生えて行きました。
それと時を同じくして、入学以来、籍だけを置いていたサークルの合宿が、06年7月31日から8月2日にかけて催されました。
僕はこの合宿への参加を最後に、サークルから退部を考えていました。
Sちゃんは何故か合宿への参加を反対しましたが、僕は最後だから、と言って強行しました。
もし、参加していなければ。
僕は今でも。
Sちゃんの家で、友達みんな集まって笑っていたのでしょうか。
僕の大学生活における居場所は、この合宿で得たある出会いをきっかけに、わずか1ヶ月足らずで崩れ去る事になるのです。