同じ船の上で | ちょこっと幸せニューヨーク

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*NY在住シンガーソングライターCHOCO。ビジネス、音楽活動、アーティストサポートのお仕事、3児の子育て、大好きなことで溢れるニューヨーク生活。毎日もがきながらも感じている幸せのおすそ分け*

 

ここ最近、夏日のように日差しが強く、

 

 

 

 

 

マスク+手袋での外出も辛くなって来ました。あせる

 

 

 

 

 

もう6月だもんね。

 

 

 

 

 

そして隔離生活から2ヶ月半...

 

 

 

 

 

緑の色と影はどんどん濃くなって行きますが、

 

 

 

 

 

それ以外は、毎日ほぼ同じ景色を見て過ごしています。(笑)

 

 

 

 

 

 

もう後一ヶ月で、2020年の半分が終わるなんて。

 

 

 

 

 

なんだか、浦島太郎の玉手箱の煙に炙られているかのよう。

 

 

 

 

 

皆さんは、

この一年の約半分を、

どんな風に過ごしましたか。

 

 

 

 

 

多くの人にとっては、

 

 

 

 

 

2020年が始まってからは、

ほぼ何もなかった期間ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というより、

 

 

 

 

 

 

「何もできなかった」

 

 

 

 

 

 

という感じではないかと感じています。

 

 

 

 

 

 

そして未だに、

「自分は何もできなかった」と焦る方々。

 

 

 

 

 

 

そういう方々に、

 

 

 

 

 

 

私は個人的に拍手を贈りたい。

 

 

 

 

 

緊急事態宣言や自粛要請で、

 

 

 

 

 

はじめの数日〜数週間は我慢できても、

 

 

 

 

 

普通なら1ヶ月、2ヶ月と続くと、

誰でも限界が来て、

外を出歩きたくなる。

 

 

 

 

 

そういう人を見ると、

自分もいいんじゃないか、と次々に外に飛び出したくなる。

 

 

 

 

 

近所を散歩したり、

生活必需用品の買い物の範囲、

人と接触しない車での移動であれば問題がないものの、、

 

 

 

 

 

じっとしておれず、友だちと会う約束をしたり、

 

 

 

 

 

急用があるわけでもなく、医療従事者や、仕事で通勤する方々が使う公共交通機関を利用して、あちこちへと出かける。

 

 

 

 

 

 

世界の今後が、個人個人の行動にかかっている中で、

 

 

 

 

 

人の行動を規制し、

コントロールするのは、

 

 

 

 

 

とてもとても、難しい事だろうと思います。

 

 

 

 

 

 

それでも、

自粛に徹する方が多い日本の統率力はすごいな、と思いました。

 

 

 

 

 

 

他の国や、ここアメリカは、

 

 

 

 

 

 

個人主義で自由であるゆえ、そうもいかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

フリーダムバンザイの国では、統率がもう大変。

 

 

 

 

 

 

最近よく思うこと。

 

 

 

 

 

 

 

私たち近代人は、

便利であることや、

より多くの予定をこなす日常、

より多くの情報を得ることに、

慣れ過ぎていました。

 

 

 

 

 

それゆえに、

「何もしない」のは怠けであると思い込んだり、

 

 

 

 

 

「何も出来ない」環境に、

恐怖を覚えるようになってしまった。

 

 

 

 

 

ここでの今の状況はまるで、

 

 

 

 

 

優勝した先に何の特典もない「我慢大会」のようなものかも知れません。

 

 

 

 

 

それでも、

 

 

 

 

 

断腸の思いで、

お店をたたんだ方々、

イベントやコンサートを断念された方々、

楽しみにしていた集いや旅を、キャンセルされた方々、

 

 

 

 

 

 

「外出したい」欲と戦っている方々、

 

 

 

 

 

そういう方々によって、

私たちの健康が支えられて来たのだろうと思うと、

 

 

 

 

 

 

 

 

頭があがりません。お願い

 

 

 

 

 

 

社会で生きているなら、

一人ではないし、

一人じゃないなら、

社会のルールの存在理由も理解しておかなければと、

 

 

 

 

 

こういう生活になってからは特に、

肝に銘じています。

 

 

 

 

 

そして、その「裏」でもう一つ大事なことに!

 

 

 

 

 

矛盾のようかもしれないけど、

だからといって、

 

 

 

 

 

 

ルール違反をしてしまった人たちを、

攻撃するべきではない

 

 

 

 

 

 

ということ。

 

 

 

 

 

自分と違う考えを持つ人たち、

違うバックグラウンドを持つ人たち、

違う立場にいる人たち、

 

 

 

 

 

人はそれぞれ違って、

 

 

 

 

 

「他者・他種族」というのは、動物社会においては命を脅かすことにも成り兼ねないけど、

 

 

 

 

 

 

痛めつける権利はない

 

 

 

 

 

 

人種差別にしても、

ネット中傷にしても、

宗教や政治派閥にしても、

同じこと。

 

 

 

 

 

みんなが全てにおいて「平等」なんて事はありえないけど、

 

 

 

 

 

 

違ったものを排除するなんて、

美しくない。

 

 

 

 

 

 

「ウイルスよりも、人間の方が恐い」

 

 

 

 

 

そういう現代に、私たちは生きている。

 

 

 

 

 

 

 

 

つい、自分と違う人には嗅覚が敏感になったり、

 

 

 

 

 

目を光らせてしまうのが人間の本能かもしれませんが、

 

 

 

 

 

 

「他を思いやる」能力も、

 

 

 

 

 

 

どんな動物よりも、ひとは強いと言います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

We may have all come on different ships, but we're in the same boat now.

 

我々は皆違う船に乗って来たが、今はみんな同じ船の上にいる。

 

 

 

 

 

 

 

尊敬するMartin Luther King Jr.(キング牧師)の言葉ですが、

 

 

 

 

 

国や、人種差別においてだけでなく、

 

 

 

 

 

時代を超えて、

いま誰もが身近に感じる言葉ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

「みんな同じ船の上」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思えると、

孤独ではなくなるし、

 

 

 

 

 

この、スクリーン上で見つめ合える人々とも心が通い合う気がするし、

 

 

 

 

 

優しくなれる気がします。

 

 

 

 

 

 

人間らしく、

ひとを思いやる気持ちを忘れずに。

 

 

 

 

 

 

 

今日も、一緒に大海を進んで行けますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キラキラ虹