~蒼空悠舞~ 蒼島えいすけ オフィシャルブログ -11ページ目

”ART” 観劇

今日は匂いの~で知り合った斉藤真さんが出演してる第9回杉並演劇祭参加作品 演劇集団Hauptbahnhof の 「ART」を観てきた。

阿佐ヶ谷LOFT-Aって言うバー(?)のような所で、舞台は殆ど無い。フロアに点々とする丸テーブルを囲んでぎゅうぎゅう詰めに(今日は超満員だったから)座った観客の間を使って演技をする。なのでセットほぼ無し。ある意味ブラックボックスの進化系みたいな感じで面白かった。

渡されたパンフの「ごあいさつ」にも「役者が皆さんの間を駆け抜ける時、多少スソとかを触ってしまうかもしれませんが、それもそれ、袖振り合うも多生の縁」ってあるように、本当に役者さんたちが満員電車が如し至近距離で超ハイステークなぶつかり合いを繰り広げる。

最初の方、何気ない会話のシーンで俺の真横に立った役者さんの手がめちゃくちゃ小刻みに震えてるのが見えた。そりゃそうだよなぁ、観客に埋もれて文字通り鼻の穴まで観られてる中で芝居の世界に居続けるのは尋常じゃない集中力がいるだろうし、思いっ切り晒してる分緊張もハンパじゃないだろうと思う。もっと後の方でも、ふと気づいたら向こうのテーブルに座ってるお客さんがスーパー批判的&挑戦的な目付きでその人の目の前に立ってる役者さんの事狙ってた。まぁ自分が演ってる時は気づかないだろうけど、辛いね、あれ。

段々芝居が進むに連れてケンカもヒートアップしてきて、この作りにした訳が何となく分かった。円形劇場みたいに360度囲んで観る、どころでは無く、むしろ観客が舞台上に乗っちゃってるような状況なわけで、観客の頭上を三人の登場人物達の怒号が行き交う。もう迫力というか圧がハンパじゃない!!!今振り返ってみると、あの感覚はメインの役者さん達が超いい芝居してる時に、同じ板の上に居るにも関わらず無責任に芝居に見入るアンサンブルの人に似てる。ある意味座席に座ってる観客よりももっと近くで、そのシーンの一部として、その瞬間を目撃できる。あの臨場感を超えたライブ感みたいなものが狙いだったって言うから、なるほど大成功だっとと思う。アンケートに感想書こうと思ったんだけど、ただただ圧倒されちゃって、なんか気の利いた事書けなかった。本当にいい意味ですごくoverwhelmingだった。

後やっぱり斎藤さん超うまい!!!そして無茶苦茶オモシロイ!!!!!!前からファンだったけど、今日から超ファンになった。いや~、久し振りに舞台を観てこんな満足感(満腹感?)を得た。本当にいい仕事魅せて頂きました、ありがとうございます!!!

明日3/25(日)が楽日で2公演あるようなので、まだ観てない人は是非行って欲しい!!!本当にコレは見逃さないで。

因みにこの芝居の翻訳と演出を手がけたのは金田一央紀さんって言う方で、金田一京助さんの曾孫らしい。ARTのオリジナル読んでないけど(読めないけど)、フランス人の関わり合い方みたいのはある程度想像できるから、セリフ聞いてる時もそういうの頭の隅で拾ってて、言葉の選び方がとってもいいなぁって思った。凄く伝わりやすい。もちろん役者さん達の演技力もあると思うけど、それでもこう言う翻訳の可能性もあるのかって言うのがとっても興味深かった。言語能力も遺伝ってするんだろうか?あ、後ポストパフォーマンストークで演出家のG2さんとのトークも面白かった。

明日、まだマチソネあります!!観て!!!


舞台SHINGEN ツアー千穐楽

東京のシアター1010、兵庫の宝塚バウホールと来て、名古屋の名鉄ホールでの千穐楽を無事に終え、戦国シェイクスピア其の2SHINGEN~風林火山落日~の公演は終了。

今思えば、この一本前の匂いのないものたちを終えた次の週からこっちの稽古通い始めて、なんとも稽古三昧な下半期だなぁ。約3ヶ月ちょいもお世話になった脇組のみんなには本当に感謝です。

終わって思うのはやっぱり、「実戦に勝る修行は無い。」

立回りの事、芝居の事、所作事、先輩や他の役者との付き合い方、商業演劇の仕組み、大道具の事、自分の体調やメンタルの管理、本当に色んな面で何が大切か、何を優先すべきか、何が常識で何に留意するべきかを学び、且つ実践するいい機会に恵まれました。

金銭的に凄くキビシかったり、体力的もツライ時もあったけど、絶対自分の肥やしになってると思う。大変な時期を過ごしてる人の方が他の人の気持ちもわかるし、その人達がしてる仕事のありがたさも身に染みて感謝出来るし、多少の苦労なんて気にもならなくなる。

色んなバックグラウンドの先輩方からそれぞれ学べることがあって、本当に稽古に行くのが楽しかった。それぞれの得意分野に拠る声や身体の使い方や、意識のしてる所のポイントの違いとか。当然全部を把握することは出来ないにしても自分が気付ける範囲は貪欲に吸収。意外にも大御所の方々に共通していたのは、若手を含めた現場にいる人達全員に対する人当たりの良さと、何かと差し入れてくださったりする気遣い。違う現場に行けばまた違う事もあるだろうけど、今回の舞台は本当にどの先輩をとっても「あぁ俺もこう言う感じの先輩になりたいなぁ」って思えるほど素敵な方々でした。

それと当然だけど、大きな劇場でやれたのは素直に嬉しかった。劇場のサイズが芝居や役者の質を決めるわけじゃないけど、やっぱり有名な劇場の舞台を踏んで、その世界の常連の人達と知り合って話をさせてもらえるようになると、少しづつだけどプロの世界に食い込んで行ってる気がする。これを勘違いで終わらせない為にこれからも頑張んねぇと!!

名鉄ホール。舞台上8尺高からの景色。約1000人入る客席。

いまいちサイズ感が伝わらないのでこっちも。名鉄は意外と袖が狭い。


観に来てくれた方々、応援してくれたみんな、お世話になった人たち全員、本当にありがとうございました!!


よ~しっ!!今年の経験を活かして来年もガンガン行くぞーー!!!!!




光陰矢の如し

朝から晩までフル活動の日々が続き、ふと気づけばNYでお世話になっていたメンバーは三週間のオフオフ公演を終え、隣の稽古場だった彫刻家さんのミュージカルは稽古最終日だと知り、俺たちの次に小屋入りしたミュージカル座の方々はもう公演を始めているらしい。まさにタイムフライズ。

東京公演に続き宝塚公演も無事閉幕致しました。
観に来てくださった方々、本当にありがとうございました!!
こんなに大きな劇場でやるのは初めてで、観に来てくれたみんなの気持ちが凄く嬉しくて、こんなに沢山の人たちに支えられてるんだって改めて実感しました。言葉にするとちゃっちく感じてしまうので上手い言い方が思いつきませんが、よくコンサートとかでアーティストの人たちが「みんなのおかげで頑張れる」とか「みんなに喜んでもらえるために」って言う気持ちがちょっと分かった気がします。今まではただのリップサービスだと思ってたけど、なるほどそうなんだな、、、って。本当に大切な経験をしました。観に来てくれたみんなとこの舞台を与えてくらたWAKI組に感謝。

大きな劇場でやらせてもらえて学んだ事は到底挙げきれませんが、気づいた事で個人的に面白かったのは客席と舞台が空間的に繋がっているって事。当たり前のようですが、コレが自分的には一番新鮮でした。もしかしたら芝居のジャンルに拠る所もあるかもしれませんが、小さな小屋だとお客さんが近すぎて演技の都合上一線を引いてる場合が多かったと思います。もちろん誤解されがちな「第四の壁」で客席を完璧にシャットアウトするって訳じゃなく、有って無いもの的な扱い。自分が未熟だって事も当然あると思うけど、共演者よりも目の前のお客さんの方が近い場合、どうしても目線が合った時に個と個で繋がっちゃうから引っ張られる事がある。でも大きい小屋だとその心配が無く、個と大勢の関係だから直接みんなに語りかけられる!更に面白いのは届け先がはっきりしてる事。映像みたいに不特定多数のお客さん相手じゃなく、「今」目の前に居るお客さん達だけ。意外と客席って見える。顔は良い感じにぼやけてるけど、今何人位客席が埋まってるとか、動いたりすればちゃんと分かる。いい意味でお客さん達とのエネルギーのやり取りがし易いな~って思った。

次はラストの名鉄ホール!!
待ってろ名古屋ぁぁぁ!!!楽しませてやるぜぃ!!



おまけ

写真は竜さんに頂いた差し入れ。大阪で有名らしい。激うま!!

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