Autumn Aqua -5ページ目

文句をいう子、我慢する子 1

野村 香織と話をすると
いつもでてくるのは文句ばかり
香織と話をする人
皆が文句を言われているわけではない
内田 維音と話す時だけ文句をいう
維音は香織が口を開くたびに
文句を言われるので
最初のうちは我慢ができたが
今ではうんざりしていた
もちろん出会った頃は
文句ばかり言う子ではなかった
いつも楽しくしゃべりながら
空き時間を過ごしていたのだけれど
だんだんお互いの性格が
わかっていくにつれ
香織は文句ばかり言うようになった
どうして文句ばかり言うの!?
私が何をしたっていうのよ!

色々と文句ばかり言われ続けていると
自分に対して
悪い方の考え方になってしまって
だんだん心が荒んでいった

嫌だといえない… 3

憂がこういう状態になった原因の一つとして
ある友達に会うのが怖いというのがあった
その友達というのは
昔から仲が悪かったわけではなく
イジメられたという事もない
比較的に仲はいい方だった………
……あの時までは
あの時
お酒に酔ったいきおいで
友達の本心を聞いてしまった時から
仲は壊れてしまった
聞いた直後さ流せたけれど
家に帰ってから
言葉が重く心に残っていて
しだいに我慢していたものが
弾けて
泣き崩れてしまった
次の日も
その友達に会うのに
こんなにウジウジしてたらダメだ
と思っても悲しくって
どう友達に接していいかわからなくなった
しだいにその友達とも避けるようになり
部屋から出なくなってしまった
仲が良かった友達に見せる笑顔が
他の友達から見ても痛々しく見えており
毎日が辛かった
今はもう辛くない
なぜなら
憂は引きこもりになってしまって
友達の事を考えなくてもよくなったからだ
この止まらなくなった涙は
憂の心が晴れるまで
止まることはない

嫌だと言えない…2

憂がこういう状態になったのには
理由が2つあって
1つはある友達に会うのが怖い
ということ2つ目は
自分の事が急にわからなくなってしまったことが
理由になっている
つまり自分探しのために部屋にいるということになる
出口の見えない真っ暗なトンネルの中を
進んでいるかのように
だんだん部屋の中も暗くなってきて
憂の心も曇ってきた