昨日は、可愛い可愛いレディ達が、「マナーコース」を楽しみにいらっしゃいました!


弊店では、イタリア料理を楽しみながら、テーブルマナーも経験して頂けるコースをご用意しており、お母様とご一緒に小さな手で上手にナイフとフォークを使い、悪戦苦闘(?)しながらも「大人扱い」を楽しんでくれたようです。


「食卓は優しさと感謝を育む場所」


お家では、なかなか言う事をきいてくれないお子様でも(特に女の子は)違う場所で、知らない人にお姫様のように接してもらい、その中でマナーを学ぶ。案外ちゃんと頑張ってくれるものです(^^)

特に女の子は・・・というのは、女の子の方が「おませさん」だから(^^)うふふ。


今回のマナーコースは、対象年齢が低かったこともあり、「おしゃべりなナプキンさん」のお話や、「意外と便利なナイフちゃん」のお話をしながら使い方などのご説明をし、この時間だけ「ありがとう」と誰にでもたくさん言ってみよう!というゲームを交え、一緒にテーブルに着く人や、接客者さんとの楽しい時間にするためのマナーを楽しんで頂きました。

お母様方は心配そうな目で今にも助けの手を出したそうにしていましたが、もちろん我慢して頂き、お子様を見守って頂きました。お母様方には、自分ひとりで出来た時にしっかり誉めていただくように御願いし、前でご自分のナイフとフォークでお手本も・・・(^^)

あたたか~い微笑ましい空気でした。。。


マナーと聞いただけで固まって、遠ざかってしまう大人の方も少なくありませんが、案外マナーの歴史などを交えたお話や「スマートな合図」的な感覚で進めると、テーブルマナーは入りやすいものです。


何より「存分にお料理と空間とその時間を共にいる方と楽しむ為の振舞い」ですから、「優しい親切心のある方」だったら、「は~なるほど!」とあっという間に私の役目は終わります(^^;


『食卓は優しさと感謝を育む場所』というのは、私の持論ですが、生きとし生けるものを戴き、提供してくれる数々の方々の手によって正に口に入る全てへの感謝。

その気持ちがあれば、誠意を持って向き合える。


「誠意を持って向き合う・・・」という気持ち・・・


何にでも共通するのではないか・・・と思うのでした。

一言で『良い接客』とはどういう接客なのか・・・


お客様は十人十色、しかも色んな背景を背負いお店にいらっしゃる。


いつも来ているご常連様だとしても「今日は夫婦でゆっくり話しがしたい」と思っているかもしれないし、「いつものようにシェフやマダムとワインの話をしたい」と思っているかもしれない。

初めて御来店のお客様でも同じ。

シチュエーションもある。

いつもは家族で・・・のお客様も「今日は接待で・・・」という場合も・・・

接待する場合、される場合でももちろん違う。


「良い接客」・・・とは、想うに・・・

本日、目の前にいらっしゃったお客様が、

どのような目的で・・・何を求めているのか・・・

いち早く見極める『洞察力』と『注意力』が一番必要であり、その場に合った引き出しの技術で接する事が出来る人。のような気がする。


もちろん「接遇研修」などで習う『接客の基本』(立居振舞や表情など)、そのお店そのお店のスタイルもあるので、定められたマニュアルがあるとすれば、それはスタートラインに過ぎないが、まずは身に付け、そのスタートラインに立たなければいけない。

その次のステップは『洞察力』と『引き出し作り』だと思う。


マニュアルさえ出来れば「もう接客は完璧」と思ったら大間違い!

そこに『お客様を想う心』が入って、『引き出しの技術』を持ってきて、やっと十人十色のお客様方はご満足してお帰りになる。。。


『洞察力』を高めるためには、経験も必要だし、経験者のお話に耳を傾ける事も必要。

どんな小さな日常の出来事にもたくさん勉強の素材は隠されていると私は想う。

それを見逃さず、前向きに自分の引き出しにして行きたいものだ。

自信を持ちすぎて、「思い込み」で走らない為にはそこに『謙虚さ』が入ったら解決されるかもしれない。


洞察力のある人間は、時に疲れるかもしれない・・・

色んな事を感じ過ぎて・・・

でもそんなあなただから、『接客業』『サービス業』に向くんだよ。

と伝えたい。。。

都会から田舎へお店ごと移転をして早5年半・・・

最初は大変だった。。。

だって・・・だって・・・

本格的な洋食店が全くない町で、ナイフフォーク並べて、クラシック音楽かけてるだけで、「半年ももたんわ」といわれた事も・・・お陰様で来年6周年ですけどー。

ビールも当店はイタリアのものだったり、もちろんドリンクメニューの中心はイタリアワインで、ワインリストもご用意しておりますが、「一番搾りないの?」「ウーロン茶」とか・・・ふ~。

「日本酒と焼酎持ち込んでいい?」とか・・・え~い!ええかげんにせい!


な、毎日・・・


これはお客様だけが悪いのではなく、お店側もきちんと勉強していないのがいけないものと考える私。


近くのフランス料理?店のシェフも「お客さんがカトラリーとか並べるの嫌がって・・・」と箸になっていたり・・・

他国の食文化でお店を経営しているのだから、その食文化の良さ、楽しみ方を提案して、お客様の知る世界も広げて楽しんで頂くのが、専門店だと思う私・・・


まだまだな私ですが、弊店は、もちろんOPEN以来何も変わっておりません。

更に磨きをかけ、お料理とお飲み物のマリアージュをお楽しみ頂けるように、日々奮闘中!


それは、この町に「マダム」と呼ばれる職業の方が皆無なことと、(女将さんはいるようです)接客者がアルバイトさんだけだったりする事。アルバイトさんが悪い訳ではない。きちんと店の方針をお客様にお伝え出来れば良いだけなのだけど、店主は接客者を「お運びさん」としてしか扱っていないから・・・

だから、私がホールで接客をしてても「お姉さん」と呼ばれる事もあった・・・

<だとしたら、すっご~く態度のデカイお運びさんだよ>

だからその頃に御来店下さってたお客様は、私を「お運びさん」扱いなのだ。。。

それは私にまだまだ「委ねられる貫禄や安心感」というオーラがなかったことと、お客様もそういうサービスに初めて出会ってしまった。という理由だろうと想う。


お陰様で今では浸透しつつあるけど・・・有難いです。


その割に、我が家族も含め、「あそこの人は感じがいいから~」とか接客に期待するお客様は圧倒的に多いように感じる。もちろんお店の雰囲気や業種にもよるけれど、「らしく、親切」が一番なのね。と答えを貰った気がした。


弊店はイタリア料理のリストランテ。

そこへ集うお客様のご期待に添える品格とコミュニケーション能力が必要。

おうどん屋さんはおうどん屋さんの親切な温かさが一番だし、喫茶店には喫茶店の・・・「らしさ」のあるサービスが一番だと想う。


そ~んな事をぼちぼちぶつぶつ考えてる私なのでした。。。