
この感染シャント血管を、

①シャント吻合部をつぶしてシャントの息の根を止める。
②感染している血管を皮膚ごと取り出す。
①で、シャントの元栓をとめることで、致命的な大出血を防ぐことができるようになります。
②では、本当は感染した血管まるごと取り出すのがいいのですが、今回は炎症が強く麻酔が効きにくかったことと、感染が血管の前面(皮膚より)だけだったこともあり、部分摘除ですませました。
煙突となるドレーンを挿入して手術終了。2時間弱でした。

翌日、反対の手にシャントを作成し、意外と早く使えそうなので事なきを得ました。
感染はどれだけ注意してもある一定の確率で起こりうるものだと思います。
キチンと注意して穿刺を行うだけでなく、感染の早期発見に気をつけることが一番の対策でしょう。
なんだか刺したところが何時迄経っても痛む
刺したところが赤く腫れ上がってきた
なんだか違和感がある
などあれば、すぐにスタッフに相談してみてくださいね!