表在化穿刺の注意点 | 日々是シャント 〜群馬のシャント専門医のブログ〜

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透析用バスキュラーアクセス(いわゆるシャント)専門医が日々の透析からシャント、アクセスそして腎移植までの相談内容を分かりやすく?詳しく紹介していくブログです。

透析従事者の皆様は良くご存じかもしれませんが、あらためて確認しましょう。


$日々是シャント  ~群馬のシャント専門医のブログ~-穿刺針

透析に使用する穿刺針の模式図です。

皮膚と血管を貫くための内筒
血管内に留置する外筒


からなっております。

通常の穿刺は
$日々是シャント  ~群馬のシャント専門医のブログ~-穿刺したところ

きちんと内筒、外筒が血管内にあることを確認したのちに
内筒を抜き去って外筒を血管内に留置する


$日々是シャント  ~群馬のシャント専門医のブログ~-ないとう抜いたところ

これが正しい穿刺・血管内への留置ですよね。

実際にきちんとイメージできていますでしょうか?

次に、今回の問題について説明します。