office excel設定されているリンクを保ちながら、行と列を入れ替えて表を貼り付けたい 《配列数式/TRANSPOSE》
行と列の入れ替えといえば、範囲をコピーして貼り付けるときに[行列を入れ替える]です。
そのときの結果は、元データが左90度上下反転した位置となるわけですが、コピー元に数式が入っていた場合、数式のセル参照も相対的に移動します。
となるともちろん、リンク貼り付けされている状態の表もコピーして行列を入れ替えをすると、セルの参照元が相対的に移動するため、内容がおかしくなってしまいます。

上図の上は、リンク貼り付けしたデータセルA2:C5をコピーして、行列入れ替えでセルA9に貼り付けしました。
参照がどのように動くかを確認すべく、数式を表示したものが下です。
それでは、リンク貼り付けの参照を保って行列を入れ替えるための方法をご案内します。
まさしくそのための関数があり、TRANSPOSE 関数(関数の分類: 検索/行列)を使用します。
簡単な数式でできるのですが、数式は「配列数式」を使用します。
先に配列数式の配列とは、セル範囲を1つのかたまりとして扱うことをいい、数式中の配列(範囲)をまとめて処理することができます。
重要なことは、配列数式を確定するとき、「Ctrl」+「Shift」+「Enter」を押します。
それではTRANSPOSE関数を使って、セルA2:C5のリンク状態を保ちながら、セルA9に行列を入れ替えてみましょう。
まず先に、行列を入れ替えた表の範囲を選択します。
この範囲は答えが求められる範囲、行列を入れ替えて貼り付けられたデータがきっちりおさまる範囲を選択します。
今回セルA9:D11を選択しておきます。
そこにTRANSPOSE 関数 を挿入します。
1つの引数[配列]には、コピー元の表の範囲を指定します。
=TRANSPOSE(A2:C5)

最後は、「Ctrl」+「Shift」+「Enter」を押して確定します。

数式を確認してみましょう。
配列数式として作成された式の前後には、その印として{ }中かっこが付きます。
また、範囲のすべてのセルに同じ数式が入っています。
配列数式を用いた場合、答えを求めた一部のセルを削除したり、式を編集したりすることはできませんのでご注意ください。
一番元のセルを変更すると、すべて更新されますよ。

ここでは主にマウスを使って数式を入力、コピーする方法で説明しています。
C9セルをクリックする。
関数の挿入【fx】ボタンをクリックします。
関数の挿入で関数の分類で「すべて表示」を選択して、「AVERAGE」を選択します。
表示された【関数の引数】ダイアログの『数値1』に【C3:C8】と表示されているのを確認する。
表示されたセル範囲が異なっていたら、シートのセルを直接ドラッグして選択する。
【OK】ボタンをクリックする。
C9セルに数式が入力され、平均値が表示されます。

表示桁数は[ホーム]タブの数値グループの[小数点以下の桁数を減らす]または[小数点以下の桁数を増やす]ボタンを使って調整します。

下図は、平均値の表示桁数を小数点以下1桁にした例です。

C9セルからD9セルへフィルハンドルをドラッグして(オートフィル)数式をコピーすれば終了です。
ここでは主にキーボードを使って数式を入力、コピーする方法で説明しています。
数式を入力するセル C9 を選択します。
数式バーに =av と入力すると、avを含む関数のリストが表示されます。
[↓]キーを押して、リストの AVERAGE を選択します。
[Tab]キーを押すと AVERAGE が入力できます。

=AVERAGE( と入力されました。

計算するセル範囲 C3:C8) を入力します。
または、マウスで C3:C8を選択してセル範囲 C3:C8 を入力します。
=AVERAGE(C3:C8) と入力できたら [Ctrl]+[Enter]キーで入力を確定します。
[Ctrl]+[Enter]キーで確定することで、アクティブセルをC9セルのままにします。
[Enter]で確定すると、C10セルがアクティブセルになり、上のセルC9セルをアクティブにする手間がかかります。
表示桁数は[ホーム]タブの数値グループの[小数点以下の表示桁数を減らす]を使って調整します。
[Shift]+[→]キーを押して、C9:D9 セルを選択します。
[Ctrl]+[R]キーを押して、C9セルの数式を右のセルD9セルへコピーします。
集計方法について
SUBTOTAL関数は小計を求めることができる関数ですが、集計方法の指定で平均やカウント、最大値、最小値なども計算できます。
もっとも特徴的な点は、SUBTOTAL関数の範囲内にSUBTOTAL関数で求めた値のセルが含まれるときは無視して計算してくれます。
下図の小計と合計はSUBTOTAL関数で求めています。
計算しているセルのイメージ
↓
数式の参照セルのイメージ
SUBTOTAL関数オートフィルターなど非表示の行を集計しないといった計算が可能です。
下図のように、SUBTOTAL関数とSUM関数とでの集計(合計)の違いを確認してください。
C15セルに =SUBTOTAL(9,C3:C13) と入力してあります。
すべてのセルが表示されているので、 C15セルのSUBTOTAL関数で求めた合計と、C16セルで求 めたSUM関数での合計と一致しています。
↓
フィルターで商品が「りんご」と「みかん」を抽出しました。
SUBTOTAL関数では表示された数量だけが計算できますが、SUM関数では非表示の数量も含めて計算されています。
よって、C15セルは480、C16セルは660と計算結果が異なっています。
Excel 複数条件の合計の関数(DSUM関数)の使い方:Excel関数
ディーサム
=DSUM(検索範囲,集計項目(フィールド),検索条件範囲)
検索条件範囲を作成することによって、複数の条件で集計ができます。
バージョンによって挙動が異なりますので、データベース関数での注意点も一度ご覧ください。
Excel2002とそれ以外では完全一致の検索と前方一致の検索といった違いがあります。
なお、DSUM関数の他にも複数条件での合計を求めることができます。
DSUM関数の使い方1

条件を数式で書くこともできます
条件を数式で書くメリットは条件を書き出すセルが少なくて済みます。
デメリットは条件をセルに書き出した場合に比べ、可読性が落ち、条件がわかりにくいものとなります。
OR条件の例で説明します。
データ部分は上記と同じです。

条件を数式で書いています。C15セルに=OR(C3="図書費",C3="諸費") としています。
このとき、上のC14セルは空欄のままか、データリストのフィールド名と重ならない文字列にします。
数式ではフィールドの最上行のセル番地を使って条件式を書きます。
ここの例ではC3セルを基準にした数式にします。

数式は論理式で =(C3="図書費")+(C3="諸費") と書くこともできます。
また値で書きだしたのと同じように、このケースはOR条件ですので、下表のように同列に数式を書くこともできます。

AND,OR条件
【問題】4月分の「図書費」または「諸費」の「支払金額」の合計を計算しなさい。
検索条件はB14:D16、計算結果はE15に表示しなさい。

【解答例】
検索条件1:「月 日」が「4/1以上」かつ(And)「5/1」より小さく かつ(And)「項目名」が「図書費」
検索条件2:「月 日」が「4/1以上」かつ(And)「5/1」より小さく かつ(And)「項目名」が「諸費」である
検索条件1と2はOR条件になります。よって、異なる行に条件を入力します。
同一行はAND条件(かつ)、同一列はOR条件(または)での検索になります。
"Excel-2021-5-29 818-5"

【関連事項】
その他のデータベース関数についてはこちらから
AND,OR,NOTで含まれる範囲について
検索条件は同一行内の条件がAND 行と行はOR の条件となります。
AND : A AND B の場合 AかつB (AとBの重なった部分)
OR : A OR B の場合 AまたはB (AとBのどちらかに含まれる部分)
(集合の考え方と同じです)
ディーサム
=DSUM(検索範囲,集計項目(フィールド),検索条件範囲)
検索条件範囲を作成することによって、複数の条件で集計ができます。
バージョンによって挙動が異なりますので、データベース関数での注意点も一度ご覧ください。
Excel2002とそれ以外では完全一致の検索と前方一致の検索といった違いがあります。
なお、DSUM関数の他にも複数条件での合計を求めることができます。
条件付き合計の関数(SUMIF関数の使い方,SUMIFS関数の使い方) をご覧ください。
他の関数を使う例は 複数条件に合うセルを合計する(Excel関数の技) をご覧ください。
OR条件
【問題】「図書費」または「諸費」の「支払金額」の合計を計算しなさい。
検索条件をC15:C16、計算結果をE15に表示しなさい。

【解答例】
検索条件に「図書費」と「諸費」をC14、C15セルに入力します。
項目名が異なると計算できませんので、完全に同じ項目名を入力する必要があります。
同一列(この例ではC列の14~15行目))に入力していますので「図書費」または「諸費」の”OR"条件になります。
(同一行に入力した場合は”AND”条件になります。)
検索範囲はデータ表のB2:G11、集計項目はF2セルの"支出金額"、検索条件範囲はC14:C16となります。
検索範囲には見出し「2」行目を含めた範囲とします。

【別解】
集計項目(フィールド)には列の位置を入力することもできます。
=DSUM(B2:F11,E14,C14:C16)
支出金額は検索範囲の左から5番目の列なので「5」と指定します。
=DSUM(B2:F11,5,C14:C16)










