ディーサム

=DSUM(検索範囲,集計項目(フィールド),検索条件範囲)

   検索条件範囲を作成することによって、複数の条件で集計ができます。

バージョンによって挙動が異なりますので、データベース関数での注意点も一度ご覧ください。

Excel2002とそれ以外では完全一致の検索と前方一致の検索といった違いがあります。

なお、DSUM関数の他にも複数条件での合計を求めることができます。

条件付き合計の関数(SUMIF関数の使い方,SUMIFS関数の使い方) をご覧ください。

他の関数を使う例は 複数条件に合うセルを合計する(Excel関数の技) をご覧ください。

OR条件

【問題】「図書費」または「諸費」の「支払金額」の合計を計算しなさい。

検索条件をC15:C16、計算結果をE15に表示しなさい。


【解答例】

検索条件に「図書費」と「諸費」をC14、C15セルに入力します。

項目名が異なると計算できませんので、完全に同じ項目名を入力する必要があります。

同一列(この例ではC列の14~15行目))に入力していますので「図書費」または「諸費」の”OR"条件になります。

(同一行に入力した場合は”AND”条件になります。)

検索範囲はデータ表のB2:G11、集計項目はF2セルの"支出金額"、検索条件範囲はC14:C16となります。

検索範囲には見出し「2」行目を含めた範囲とします。


【別解】

集計項目(フィールド)には列の位置を入力することもできます。

=DSUM(B2:F11,E14,C14:C16)

支出金額は検索範囲の左から5番目の列なので「5」と指定します。

=DSUM(B2:F11,5,C14:C16)