先日、義母からネックレスを譲られました

私と義母の関係は良好で、割と可愛がって貰っています。


義母曰く、「今の私には派手で、もう着けることがない。10年くらい着けていないし、生前整理にもなるし。」と。


義母は現在74歳です。かつて、ジュエリーをちょっと買った時期があったそう。

私も結婚当初、誕生日に義母からダイヤのペンダントネックレスをプレゼントされたことが2回ありました。そのうちの一つは小さめで可愛いらしいものだったので、2年ほど前、娘が大学に入学する際に譲りました。しまいっぱなしになるよりも、娘(孫)が使う方が義母も嬉しいはずなので。


また、私の婚約指輪や結婚指輪も、義母の懇意にしていた宝石店で購入しました。




今回譲られた、「派手なネックレス」とは、ダイヤのペンダントトップのついた、ゴールドのもの。


こちら(宝石店の名前はカバーしています)。



鑑別書つき。

チェーンもトップのフレームも、3mmくらいの幅があり、18金(750)で総重量19gもある!

持つと、確かにちょっとずっしり。ゴールドで、確かに派手…。


これ、アクセサリーやジュエリーが好きな人でないなら、すぐに売ってしまうかもしれません。こんなに派手なの付けないし、金は高く売れるし、と。



ですが。私はそうしません。有り難く、大切に保管しています。

義母から貰ったもので、いずれは形見になる(今はまだまだ元気!)という理由からだけではありません。


ペンダントトップがとても面白い作りなのです。

トップの二重のフレームは左右に動きますが、美しく保たれるように細工されています。ネジみたいなパーツで軸が固定されています。



黄金のネジ!何だかシビれます

そして、ボリューム。

トップに負けない存在感のチェーン。


義母は、あまりアクセサリーを着けるタイプの人ではありません。こちらは結構昔のもの(バブルの頃?)で、自分で買った中では最も高額だったと言っていました。


金が今の3分の1くらいの価格だったからこのボリュームが可能だったのでしょう。また現在では、このような細工のペンダントを作れる職人さんは、きっとそれほどいないでしょう。



そんな、バブルの香り漂うネックレス♪

派手だからと、売ったりリフォームしてしまっては、せっかくのデザインがもったいないと私は思うのです。


古いものも、私は好き。

古いものは、その時代特有の空気を伝える、タイムトラベラーです。

金銭的価値の有無ではなく、浪漫。





いつか、このネックレスを実際に身につけるシーンがあるといいなぁと思います。

その時には、この派手(華やか)さに負けない素敵な(貫禄ある?)マダムでないと!

そういうマダムに、私はなりたい。