今回は、私が初級者にアカペラアレンジを勧める理由について書いていきます。
(ここでの初級者とはグループでアカペラを2~3曲ほど歌ったことがあるが、アカペラアレンジをしたことがない人のことです。)
初級者にアカペラアレンジを勧める理由は、アレンジをすることでアカペラ上達に欠かせない基礎知識を理解ほしいからです。そのためには、アカペラがどのようにして作らているかを把握してもらうことが大切です。
例えば
①楽譜の書き方(音符の配置、リズムの表記方法など)
②各パートの音域
③和音・コード
④リズム
など。
アカペラを歌っていても、アカペラがどのようにして作られているかを把握できていない人は結構います。最初の段階では、いいアレンジができなくても大丈夫です(できないのが普通です)。また、単調で飽きてしまうアレンジでも構いません。1曲(Aメロやサビだけの30秒くらいのアレンジでOK)できたら、先輩やグループのメンバーに見てもらいましょう。特に①、②が正しいかを見てもらうことが大切です。初級者において、①、②が出来ていない人が多いです。そして、徐々に③、④についても知識をつけていきましょう。また、自分の手でアカペラ楽譜を書くというのは、記憶の定着にもつながり、効果的です。
ここで、アカペラがどのようにして作らているかを理解する方法として、耳コピもあります。これはアカペラやアレンジが上達することの定番手法にもなっています。耳コピとは、聞いた音楽を譜面に起こすことです。少しやってみて、できる場合には、耳コピをどんどん行っていくことをお勧めいたします。
ただ、個人的に耳コピはハードルが高いと思います。それは白紙の五線譜に音楽知識(①に相当)がないと、譜面に書くことができません。また、全パート聞き取るには相当な時間を要すため、途中で投げ出してしまう場合もあります。
なので、アレンジをしてみてほしいと思っております。
そもそも、アレンジこそ知識や時間が必要ではないか?と思うかもしれません。たしかに、いいアレンジをしようと思うと知識や時間が要求されますが、とりあえずアレンジしてみるという点では知識や時間はほとんどいりません。アカペラパーフェクトブックや私のブログで、初めてのアカペラアレンジの方法について載せていますので、そちらを参考にしてください。
最後に、アレンジをすることによって自分たちが歌いたい曲、やりたいことの幅が広がっていきます。そして、さらなるアカペラ上達にも繋がっていきます。是非アレンジをしてみてください。
初心者のためのおすすめ記事!
①アカペラ練習方法 http://ameblo.jp/acappella-arr/entry-11125334076.html
はじめてアカペラやる人が、まずは何からやれば良いか書いてあります。
②はじめてのアカペラ楽譜の書き方 http://ameblo.jp/acappella-arr/entry-11239292106.html
知識がなくても楽譜を書けるように工夫しています。
③私のアレンジがyoutubeで聞けます!
http://www.youtube.com/user/AHACAPPELLA/videos?view=0
④アカペラでよく使われるコード一覧表(コード・構成音)を作りました。アレンジの際にご活用ください!
http://ameblo.jp/acappella-arr/entry-11739949966.html