■ヒトゲノムの3D構造を解明「密度がコンピューターチップの3兆倍」

1つ1つのヒトの細胞は、膨大なDNAをいかにして詰め込んでいるのか。その謎を解くべくヒトゲノムの立体構造を明らかにしたとする米科学者チームの論文が発表された。
論文を共同執筆した米マサチューセッツ大学医学部のNynke van Berkum研究員によると、「Hi-C」という新しい技術を用いてゲノムを数百万個の断片に切り分け、それぞれのパーツが互いにどの程度近いのかを示す空間地図を作成した。次にコンピューターを用いて、ジグソーパズルを埋めるようにヒトゲノムの3D構造を解明していったという。
もう1人の主要執筆者である米ハーバード大学のErez Lieberman-Aiden研究員によると、DNAは二重らせん構造だが、1つの細胞内のゲノムはまっすぐのばすと2メートルにも及ぶという。「二重らせん構造が直径100分の1ミリ程度の細胞核にどのように収まっているのかはまだわかっていない。今回のアプローチはその謎に切り込むものだ」(Lieberman-Aiden研究員)
研究では、ヒトゲノムが2つの異なるコンパートメントで組織されていることがわかった。これにより、活性化した遺伝子が常にたんぱく質を働かせることができるとともに、不活性なDNAの密度が高い部分とは切り離されていることが可能になるという。
研究では、ゲノムが「フラクタル」という数学用語で知られる方法で自己を組織していることもわかった。このため細胞はその核に、コンピューターチップよりも3兆倍も高い密度でDNAを閉じ込めることができる。このとき、細胞のゲノム読み取り能力を損なう恐れのある「もつれ」や「からみ」ができないようにすると同時に、遺伝子活性化、遺伝子抑制、細胞複製の際にDNAが容易に折り畳まれたり引き伸ばされたりするのを可能にしていた。
■麻薬密輸あの手この手 完熟バナナの山から2.6トンの大麻

マリア像に冷凍サメ――麻薬密輸組織のあの手この手の隠し場所に、新たなバリエーションとしてバナナがこのほど加わった。
メキシコ当局は7日、輸送中の完熟バナナの山から2.6トンのマリフアナを押収したと発表した。
国防省によると、米アリゾナ州トゥーソンの南100キロ付近の米・メキシコ国境の検問所で、兵士がトラックの荷台からかすかなマリフアナのにおいをかぎ取った。積み荷のバナナを調べたところ、熟しすぎの状態だったため、おかしいと思いバナナの下を確認。508個の包みに入ったマリフアナ計2650キロ近くを発見したという。
逮捕された運転手は、メキシコ市からティフアナに向かう途中だったという。
メキシコのフェリペ・カルデロン大統領は、米国への麻薬密輸ルート撲滅を掲げ、2006年12月の就任以来、全国に約5万人の兵士を展開して摘発に努めているが、これまでに麻薬関連の事件で命を落とした人は1万4000人に上る。
対する密輸組織は、麻薬を国外へ運び出す「革新的」な――あるいは珍妙な――手法を模索。マリア像の中や冷凍サメの腹に隠すという手段のほか、手製の「潜水艇」まで登場している。
■C・ロナウド、サッカー生命が終わる魔術かけられる

サッカーポルトガル代表でスペイン1部リーグ、レアル・マドリードのスター選手、クリスティアーノ・ロナウド選手に対し、サッカー選手としてのキャリアを終わらせようとする魔術とそれを防御しようとする魔術がかけられ、話題となっている。
ポルトガルのコレイオ・ダ・マニャ紙によると、ロナウド選手に「裏切られた」海外の資産家女性がスペイン人の魔術師「ペペ」に同選手のサッカー選手としてのキャリアを終わらせるのろいをかけるよう依頼したという。ロナウド選手が若くて美しい女性と腕を組んで歩く姿は、たびたび写真に撮られている。
同選手は現在足首を負傷しているが、「ペペ」はこれを自分の魔術の威力のおかげだと語っている。
黒いろう人形とロナウド選手の名前を走り書きした写真を持っている写真が同紙に掲載された「ペペ」は、依頼主の女性の身元を明らかにすることは拒んだが、女性から1万5000ユーロ(約195万円)を受け取ったとしている。
「これは仕事。彼に対する個人的な恨みは何もないが、最後までやり遂げる」と語っている。
同国の日刊紙「24 Horas」は、別の魔術師「ファフェ」が6日、「ロナウド選手に非常に近い人物」によって、「ペペ」の魔術を防御する魔術をかけるよう依頼されたと報じている。
「ファフェ」はライバルの魔力に疑問を抱いているとしつつも、「その魔術が本物だとすれば、それを終わらせるために、ロナウド選手の写真の横でろうそくを燃やした」と語っている。
ロナウド選手は10日に行われる2010年サッカーW杯南アフリカ大会欧州予選のハンガリー戦に向け、5日から代表チームに合流している。同選手は試合までにけがは治るだろうと語っている。
■特急列車のトイレから赤ちゃん落下、無事に見つかる

インド東部の西ベンガル州で6日、走行中の列車内で産まれた新生児が、トイレをすり抜けて線路に落ちたが、無傷で無事見つかった。タイムズ・オブ・インディアとヒンドゥスタン・タイムズが8日、伝えた。
Rinku Debu Rayさん(28)は6日夜、特急列車に乗っていたところ、突然陣痛が始まった。Rinkuさんは客車のトイレで赤ちゃんを出産したが、赤ちゃんはトイレの排出シュートから線路にすべり落ちてしまった。
取り乱したRinkuさんがすぐさま列車から飛び降りたため、自殺を図ったと思いこんだ乗客たちが列車の緊急停止用コードを引いた。
Rinkuさんの夫Bhola Rayさん(33)はヒンドゥスタン・タイムズ紙に、「われわれは列車を降りて妻を探しはじめた。1時間後に、妻がひざの上に赤ん坊を乗せて線路脇に座っているのを見つけた」と語った。
女性と子どもは再び列車に乗り、最寄りの駅から病院に運ばれた。診察した医師らは、母子共に元気だと断言した。
「これは奇跡だ」。駅長はタイムズ・オブ・インディアに語った。
2008年2月にも、インド西部グジャラート州で同様の事故が起きており、列車のトイレで生まれた女児が、トイレをすり抜けて線路に落ちた。女児は2時間後、線路上でほぼ無傷で見つかった。

