Term1のモジュール | Warwick大学院留学への道

Warwick大学院留学への道

2017年10月より、イギリスWarwick大学院でマスター(MA in ELT)を開始しました。同じ大学or分野の志望をしている方の少しでもお役に立てればと思います。

先週、日本への一時帰国から帰って来ました。日本に帰って一週間ほどは課題をやる気にならず、届いていた3つのドラマシリーズのDVDを観たりしていたのですが、それが後に響いてやっぱり課題に追われて全然出かけたり遊んだりできませんでした。しかも日本滞在中に終わらせることもできず、結局は締切前日の今日になってやっと提出したしだいです。Term2はもう少し余裕をもてるだろうか??

 

さて、昨日からTerm2が始まったのですが、まだ紹介していなかったTerm1のモジュールについて書きたいと思います。

Term1のモジュールは

・Spoken Interaction

・Issues & Research in ELT

・SLA and Classroom Language Learning

・Approaches to Written Discourse

・Research Methodology for English Language Teaching

の5つです。このうち上の4つは最初に2時間のレクチャーがあり、次の日に1時間のセミナーがあるというサイクルです。Research Methodologyは週1回1時間で毎回先生が変わり、Dissertation作成に必要な知識や技術、リサーチ方法などを学びます。レクチャーは全員で受けますが、セミナーは3つの小グループに分かれてより少人数で演習を行います。そのため、グループが違うと時間割も違います。そしてIssues & Researchだけは教職経験有り・無しの人で分かれます。ちなみに時間割としては毎日何かしらの授業が入っているので、どのグループに所属していても毎日授業があります。1日に1時間の授業しかないという日もあれば、3コマの授業が入っている日もありました。

 

Spoken Interactionはいわゆる会話の分析で、今まで無意識に話していて考えもしなかったことを学べて面白かったです。アサインメントは会話の録音をしてその分析をするのがメインです。

Issues&ResearchはELTの世界で現在議論されている話題などがトピックに挙げられ、それらについて世界各国から来ているクラスメートと話し合うのもとても興味深かったです。

SLAは私がまさに学びたかった一番興味のある授業で、motivationやautonomy、言語習得と年齢の関係などためになるテーマばかりでした。実際に指導法の例を教えてもらったのも良かったです。

・・・と、ここまでのモジュールはとても勉強になってわりと楽しく学ぶことができたのですが、Written Discourseだけは別!このモジュールは最後まで理解を深めることができませんでした。文字通り書き言葉についての分析なのですが、まず出てくるボキャブラリーが難しすぎる。そして毎回与えられる情報量が多すぎな上に、全てが新しくて専門的な用語ばかりで全くついていけない!これは私だけではなく、ネイティブの人たちでさえ理解ができなくて、不満を漏らしていました。みんなこのモジュールだけは難しすぎて嫌がっていました。正直、担当の先生も早口すぎるし説明がわかりづらかったし。。。最初は何とかついていこうと予習・復習をしていたのですが、そのうち他のモジュールのアサインメントのリーディングをしなければいけなくなってくると、全然復習もできなくなって放置してしまいました。そしたら、いざWritten Discourseのアサインメントに取り掛かってみるとわからないことだらけで一から見直さなければならず、本当に苦労しました。。。最後まで残したアサインメントはもちろんこれのことです。苦笑

 

ほとんどの先生はその道の権威の方ばかりで、授業はためになりました。でも、中にはそのやり方どうなの?という人もいて…。基本的にはレクチャーで理論を教えてもらい、次の日のセミナーで前日学んだことの演習をします。例えばSLAだったら、前日に教わった教授法をセミナーで実際に自分たちが生徒役になってやってみたりしました。

ところが、ある先生はレクチャー授業の前日か2日前にメールを送って来て、その授業までに読んでくるようにと言って2つのリーディングを課してきます。でも私にとっては内容が難しく、読むには読むけど内容は全然理解できないのです。1日で2つのリーディングをこなすには、読むだけが精一杯というのもあります。でも授業ではレクチャーであるはずなのに先生は何も講義をせず、リーディングで全てを理解したという前提のもとに授業を進め、読んできた内容について隣の人と意見交換をしろと言います。でも、全然理解していない私にとって、内容を話せと言われても無理!いつも友達に悪いなーと思って、その先生の授業が苦痛でした。結局その先生の授業ではレクチャーもセミナーもほとんど区別がなくて、ずっとクラスメートとの話し合い。知識もスピーキングスキルも足りない私にとっては苦痛の時間でした(>_<)その先生のオプショナルモジュールを取らなくて本当に良かったと思います。

どの授業も、本当は事前にリーディングをしておいた方が理解が早いと思うのですが、こんな感じで宿題としてリーディングを出されたり、アサインメントのために膨大な量のリーディングをしなければいけなくなると、もう予習のためのリーディングをする時間はなくなってしまいます。私は大学では別の専攻だったので、今回学ぶことは全て新しいことばかり。日本語でもいいから、マスターが始まる前に色々な文献を読んで、ある程度の知識を得ておくことが大事だと思いました。

 

ちなみにTerm1のモジュールは10月1週目に始まって、11月最終週で全てが終わります。12月は授業がありません。一時帰国をしたいと考えている人は、参考にしてください☆

それからアサインメントですが、Research MethodologyはTerm2にDissertationのproposalを提出するとのことで、Term1ではアサインメントはありません。SpokenとIssuesの締切が12月上旬から中旬、SLAとWrittenは1月上旬が締切です。Term2こそは早めに終わらせたいな。。。