ミラノとレオナルド・ダ・ビンチ。 | つれづれパリ日記

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パリでの日常-マルシェ、お食事、ファッション、バレエ、スポーツ、読書など、日々のささやかな幸せを丁寧に綴っていきたいです。

ミラノは小さい街なので

観光スポットはそんなにありませんが

(私だけの勝手な見解??

世界最大のゴシック建築で有名な

デゥオモ大聖堂は美しく、

そしてスーパーウルトラ観光スポットの

世界遺産レオナルド・ダ・ビンチ「最後の晩餐」があります☆


確か15年ほど前

この「最後の晩餐」のある

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ行き

フラッと「最後の晩餐」を見た記憶がありますが...♪

その時すでに大規模修復工事が行われていたはずで、

修復作業をしている「最後の晩餐」を見た思い出がありますキラキラ

この「最後の晩餐」が

「ダ・ビンチ・コード」で世界的に有名になり、

今や完全予約制のみでの鑑賞で

この鑑賞予約を取るのが

ウルトラ大変ビックリなのですむっ


ガイドブックには

電話予約のみ、となっていて

電話をかけても話中ばかり...えへへ…

12月初めに電話を掛けたのですが

やっとつながったと思ったら

「2010年1月分の予約は一杯になり完了しました・・・・

との自動音声が流れるのみかなしい


友人ちゃんはミラノへ行くのが初めてで、

せっかくミラノへ行くから

「最後の晩餐」を一緒に観たいなぁ、と思い

そこからネット検索開始パソコン

日本の旅行代理店を通して

一枚8ユーロの鑑賞券を

4200円で予約しました~リボン

この、微妙な額の手数料、どうなんでしょう~ひやひや



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朝8時15分からの鑑賞券を予約したので

(というか、午前中でお願いします、と旅行代理店に申し込んだら

早朝鑑賞券になりましたかみなり

まだ暗い中を地下鉄で出発地下鉄



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数駅で

CONCILIAZIONE駅に到着カメラ

うっすら明るくなって来ましたにこっ



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そんなに大きな教会ではないんですよねカメラ



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午前8時15分からの鑑賞券で

「開始20分前までには現地でチケットを引き換えて下さい」

とのことで

律儀な日本人の私達は午前8時前に到着チョキ

しかしながら、待てど暮らせど

チケット売り場が開く様子もなく...



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目の前のカフェを見て、麗しの友人ちゃんが

「オトナリのカフェでお茶でもする~25

このカフェ、よ~く見ると

「Caffe OTTOLINA =オトリナ」って書いてある!!

友人ちゃんの洒落!?このカフェの洒落!?に大爆笑でしたかなみん


結局、カフェに入っている間に

チケット売り場の入り口が開いちゃったらな~

とカフェには入れなかった私達汗



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やっと入り口が開きましたカメラ


入り口に一人のオタク風の(ゴメンナサイなく)日本男児の若者が並んでいましたが

この子は鑑賞券を持っていなくて

彼はミラノに到着してすぐ

鑑賞券を予約しようと思ったのに、

鑑賞券を予約することが出来なかったそうです・・・・

(そりゃ、そうでしょ~、私だって12月にトライして駄目だったのだからムンクの叫び


「朝一番だと見れる可能性があるから、

朝一番でチケット売り場に来なさい」

と言われて並んでいたのだとかふきだし

そして、チケット引き換え売り場で

案の定彼は入場を断られていたのですが...

見に来ていた人の中に、

1枚余分に鑑賞券を持っていた人がいて!!!!

ブラーボ、日本男児日本M

鑑賞券を売ってもらっていて

彼はめでたく一緒に「最後の晩餐」を観ることが出来ました~アゲアゲ



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いよいよ中へあし



600px-Leonardo_da_Vinci_(1452-1519)_-_The_Last_Supper_(1495-1498).jpg

(写真撮影不可だったので、画像はお借りしました)

いつものことながら...

チケットを取ることに執念を燃やし

取ったという事実に安心して

予習するのを忘れてしまう私...dush

先日のオペラ鑑賞「Werther ウォルター」の時もそうだった・・・

どうして私ってこう抜けているのかしら...しくしく


「最後の晩餐」を前に頭の中が真っ白な私に

友人ちゃんが解説をしてくれたのでした(・∀・)

→「最後の晩餐」


「この12人の弟子の中に一人裏切り者がいる」


キリストの左隣りが、かのマグダラのマリア?

→キリストの左隣りの人物が、男性か女性かという議論は根強いそうためいき


ナイフを持った手は誰の手なのか?

(上の画像では見づらいですが、左から3人目の人の右横下に、

ナイフを持った不自然な向きの手が描かれていますカメラ


キリストの顔を中心に、上部の壁と天井の境目の、左右の線と

机の下の影のような線が

クロスを描いている


などなど、友人ちゃんの説明を受けながら

設置された椅子に座ってこのフレスコ画を眺めていると

チャイムが鳴り

鑑賞タイム終了となりましたベル


あのオタク風若者日本男児が

「アンブロジアーナ美術館で

ダ・ビンチ展をやっていますよきらきら!!

と教えてくれたので、

早速アンブロジアーナ美術館へ足を運ぶことになり、

にわかに

「ダ・ビンチの日」となりましたおんぷ




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デゥオモから歩いて数分の
ここ、アンブロジアーナ美術館(絵画館)は

もともとは世界最古の公共図書館(1607年設立)のひとつに併設された

美術館なのだそうですカメラ

入館料15ユーロドル

日本語のガイドイヤホンを借りましたヘッドフォン



(画像はお借りしました)

カラヴァッジョ「果物籠」(1596-1597)

バロック絵画の先駆者として高く評価されていて、

静物描写の頂点を示す代表作といわれていますきらきらー


そして...


(画像はお借りしました)

ヴァチカン美術館のラファエロの間にあるフレスコ画(壁画)

ラファエロ「アテネの学堂」のカルトーネ(下絵用のデッサン)も

ここアンブロジアーナ絵画館にありました上げ上げ

カルトーネの画像がなくて残念ですが...


個人的には

1815年のワーテルローの戦いの際に

ナポレオンが着用していたという

革の手袋が展示されていて、

興味深かったですきらきら!!

ショーケース越しに

自分の手を当ててみたりして...好



(画像はお借りしました)

この美術館の最も有名な絵画

「楽師の肖像」 レオナルド・ダ・ビンチカメラ


このダ・ビンチの間にはもう一枚

「貴婦人の肖像」が飾られていましたが...

ダ・ビンチ風の絵画「貴婦人の肖像」

ジョバンニ・アンブロージオ・デ・プレディス作

と紹介されていましたダウン


(画像はお借りしました)


この「楽師の肖像」と「貴婦人の肖像」はかつて

2枚ともダ・ビンチの絵画とされていて

このアンブロジアーナ絵画館のシンボルとされていたそうですが

近年はこの「貴婦人の肖像」が

ジョバンニ・アンブロージオ・デ・プレディス作と結論付けられたそうですひなひよ




そして...

開催されていました、レオナルド・ダ・ビンチのデッサン展カメラ




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レオナルド・ダ・ビンチは

「自分の芸術を真に理解できるのは、数学者だけである」

と言ったそうですパソコン



(画像はお借りしました)


こんなに鮮明なデッサンばかりではありませんでしたが...アップ

ダ・ビンチはかなりメモ魔だったみたいで

デッサンというより

読めないくらいの小さい字で走り書きしたような...

芸術というより、数式がたくさん書かれたようなデッサンは

見ごたえがありましたおんぷ

だから、謎解きみたいな絵が多いんですね~ハート



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(パンフレットを写真に撮りました)

こんな風に、

天井が高く

美しい書籍の間に

1点1点デッサンが展示されていましたカメラ



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(パンフレットを写真に撮りました)



にわかにダ・ビンチに詳しくなった後は

絵画館を出て

ランチへ繰り出しました~あし



                                                 to be continued・・・!!