The Sims4で作ったマティスの夢荘

 

シミュレーションゲーム「ザ シムズ4」で、画家アンリ・マティスの邸宅「夢荘」を作りました。

 

楽しかったマティス展の記録を書いていたら、いつの間にか脱線してお家を作ってしまったので、ご笑覧いただきたく存じ奉る記事です昇天

 

 

 

★追記:ちょっと待って、前にもマティスのこと書こうとしていつの間にか違うことしてた!マティスの何が私にそうさせるの!?😂

 

 

 

夢荘(ル・レーヴ)は、晩年のマティスが暮らした南仏ヴァンス市にあるヴィラ。

ピンク色の外壁に、大きなヤシの木が印象的なお宅です。

 

※画像はvillalerevevence.comよりスクリーンショット

 

ヴァンスの歴史的な街並みや海を見渡せる閑静な住宅街。

少し高台に建っていて、緑いっぱいの広大なお庭に下りる階段があります。

 


 

WW2下の1943年、空爆を逃れて、長年暮らしたニースから近郊にあるこの地に移り住んだマティス。

腸の手術による後遺症を抱えながら、ここで切り絵や夢荘をテーマにした室内画などを制作しました。

 

 

サムネイル

ちなみに、夢荘は現在も宿泊施設として利用できるようです。

1週間の滞在で、お値段は3000€ + 観光税。約47万円?😇フゥー!

 

 

 

…という夢荘を、各所の参考写真をもとに作ってみました。

1階の間取りはこんな感じに。例によって家の中は全て妄想です。

The Sims4で作ったマティスのアトリエ夢荘の間取り図

サムネイル

本当は2階に広〜いアトリエを作りたかったけど、こちらの記事によると、体を壊していたマティスは主に1階で暮らしたと考えられるそうなので、このようにしました。風呂トイレもすぐ行ける場所にしたよ!

 

 

リビング・ダイニング。

プロヴァンス風リビングダイニング

夢荘のインテリアは勝手にプロヴァンス風にしてみました。

 

 

Sims4で南仏にあるマティスのアトリエ夢荘を作ってみた

 

Sims4で南仏にあるマティスのアトリエ夢荘を作ってみた

 

シムズ4で南仏にあるマティスのアトリエ夢荘を作ってみた

 

 

アトリエ。療養のためベッドを持ち込んであります。

The Sims4で南仏にあるマティスのアトリエ夢荘を作ってみた

 

ベッドの上で彫刻を作るマティス。切り絵もできるようハサミも常備。

 

マティスにとって彫刻は、着想に形を与えようとする段階で、自分の感覚を整理し絵に向かう方法を見つけるために作られました。

 

 

こんな感じをイメージ。

 

 

寝たきりや車椅子生活でも、精力的に創作していたマティス。

夢荘をテーマにした《ヴァンス室内画》シリーズや、のちに画文集《ジャズ》として出版される切り紙絵は、この地で生まれました。

 

マティス展にもそれらの作品が来ています。彫刻も面白かった!

マティス展《黄色と青の室内》《赤の大きな室内》

左:「ヴァンス室内画」シリーズ1作目となる《黄色と青の室内》1946

右:油彩最後の作品となった《赤の大きな室内》1948 

 

 

 

アトリエには、画家が収集した生地やロカイユ様式の家具、それから植物好きで草花がいっぱいあったそうなので、いっぱい置きました。

シムズ4で作ったマティスのアトリエ「夢荘」

The Sims4で南仏にあるマティスのアトリエ夢荘を作ってみた

シムズ4でマティスの夢荘を作ってみた

すぐ外に出て日向ぼっこもできます。

 

 

 

信仰問わず、訪れる人の心が軽くなる場所に…と願って作られたそうで、私も昔一度だけ訪れたことがあるのですが、当時は心が軽くなるというか、なんてまあヘンテコな教会だろう!と思いました😇あんな斬新な教会、たぶん初めて見たもん。

 

真っ白な空間に描かれた壁画もステンドグラスも、クラシックな教会とは全く違う。

カラフルな祭服も正直、え神父さんコレ着るの罰ゲームでは?とかまあ失礼な感想を思った🤯それが今やむしろ好き。

 

マティス展「ロザリオ礼拝堂」の祭服

 

そんな風に「なんだこれ!」っていうものこそ心に残ったり、後々考えがひっくり返ったりすることもあるから面白いですね。

だから「なんだこれ!」って出会いも好きだし、大事にしたいなあと思います。

マティスのような芸術家たちに、それを教えてもらったと思いますハートもいもい


 


 

「マティス展」完全ガイドブック [ 朝日新聞出版 ]

 

 

マティス展

Henri Matisse: The Path to Color
マティス展@東京都美術館

会期:2023.4.27.木~ 8.20.日

会場:東京都美術館

料金:一般2200円

 

 

20世紀を代表するフランスの巨匠、アンリ・マティス(1869–1954年)。純粋な色彩による絵画様式であるフォーヴィスム(野獣派)を生みだし、モダン・アートの誕生に決定的な役割を果たした彼は、84歳で亡くなるまでの生涯を、感覚に直接訴えかけるような鮮やかな色彩と光の探求に捧げました。彼が残した仕事は、今なお色あせることなく私たちを魅了し、後世の芸術家たちにも大きな影響を与え続けています。

世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵するポンピドゥー・センターの全面的な協力を得て開催する本展は、日本では約20年ぶりの大規模な回顧展です。絵画に加えて、彫刻、ドローイング、版画、切り紙絵、晩年の最大の傑作であり、マティス自身がその生涯の創作の集大成とみなした南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料まで、各時代の代表的な作品によって多角的にその仕事を紹介しながら、豊かな光と色に満ちた巨匠の造形的な冒険を辿ります。