今日のハッピーは、とある歌声が素晴らしく鳥肌がヤバイ私ですこんにちは。
1曲で声色が10種類くらいある。最&高。
数日前からエンリピで聴いてるのにずっと首筋がゾゾーッ!😇
古代エジプト展:天地創造の神話@富士美の覚書その2です。
《アメンエムハト3世と思われる礼拝する王の立像》 中王国時代・第12王朝 前1853-前1806頃
三角板の前飾りを提げた腰布パーニュ(シェンティ)と、縞模様の頭巾ネメスを身につけた、ファラオ・ファッション。
これは前飾りというかもう腰布まで?すごく三角形!
三角は、日本や周辺アジア国でも古くから魔除けなどの特別な形であったけど、幾何学の起源エジプトでは、どのような意味を持つ形だったんだろう?
▶︎ナイル川がもたらした幾何学
Wikipediaによると、「幾何学(ジオメトリー)の語源は『土地測量』であり、起源は古代エジプトにまで遡ることができる」とある。
古代エジプトでは、毎年ナイル川の氾濫が起こるたびに、流されて不明瞭になる農地の区画を復元しなければならなず、測量技術が発展。測量には三角形に結んだ紐が使われた。
死後、神前で「隣人の土地を盗んだことはない」と誓わなければ、冥界行きが許されないと信じていた古代エジプト人にとって、土地境界の正確な決定は重大な問題であったという。
こうして発展した測量技術の集大成が、ピラミッド建設となった。
肥沃な土地と農作物だけでなく、測量/幾何学や、暦の発明までもたらしたナイル川、しゅごい🤯
また三角形を成す「3」という数そのものも、人間が記憶しやすく、安定や調和を感じやすいマジックナンバーとして知られる。
古代から各地で崇拝されている「三つ組の神」もそうした例であろうし、その起源もまたエジプト神話に遡るという。オシリス・イシス・ホルスの3神、太陽神の3形態(朝のヘプリ・真昼のラー・夕刻のアトゥム)など。
《聖水を注ぐハヤブサ頭のホルス神の小像》《聖水を注ぐトキ頭のトト神の小像》末期王朝時代, 前664-前332頃
聖水を注ぐ儀式は王即位の儀式における重要な場面で、ホルスとトトによって行われる。んだそうだけど、水差し持って向き合ってるの、なんか可愛い😄
《エジプト人と「アジア人」を描いたセティ1世王墓のブロック》新王国時代・第19王朝, セティ1世治世, 前1290-前1279頃
冥界の書の一場面が装飾された、王墓の壁面。
写真右が、アジア人として描かれたシリア人。外国人も冥界に受け入れられるとされていたことがうかがえる。
顔部分がちょうど破損しているのが残念。どんな風に表現されているのか見てみたかった🤔
民間信仰の神々についても紹介されていた。
《パタイコスの護符》末期王朝時代〜プトレマイオス時代初期, 前664-前250頃
パタイコスは幼子ホルス神とも関連づけられる魔除けの神。
そのほか、同じく魔除けや家内安全の守護として、ローマ時代の地中海周辺国にも信仰が広まった大人気ベス神なども紹介されていた。
こうした日々の健康や安寧といった身近な願いを最大の関心ごとに、死後の再生や祖霊崇拝なども庶民の大事な信仰であった。
ベス神の装飾が施された楽器、シストラム。
《ライオンの上に立つベス神の装飾のある柄のハトホル女神のシストラム》プトレマイオス〜ローマ支配時代, 前332-後313頃
女神ハトホル/イシス(次第に習合した)の儀式に使われた、ガラガラのような楽器。
猫神バステトも持っているやつだね。
Image Credit:Wikimedia Commons※展示外
シストラムの音は、こんな感じ。(22秒)
ものによって音色やデザインが異なるが、動画は1世紀イタリア・ポンペイのもの。
ちなみに、シストラムの調べがもたらすエクスタシーを象徴するイヒという神もいる。ハトホル神の子で、親子揃って音楽の神でもある。
楽器の音の快感まで神格化するなんて、本当にいろんな神がいるものだ古代エジプト!もいもい
*参考:631 図形号/中部電力・電気こどもシリーズ |三位一体/Wikipedia |シェンティ/Wikipedia |Clothing in ancient Egypt/Wikipedia |The Johns Hopkins Archaeological Museum
古代エジプト人の24時間 よみがえる3500年前の暮らし [ ドナルド・P・ライアン ]