シュールな君はまるで 太宰 おーさむ
僕は赤塚富士夫が好きだ
アラレちゃん、
稲中もツルモク独身寮も好きだ
しかしながら
ツルモク独身寮以降で
影響を受ける、ないしは感銘を受けるということがなく
漫画にはそれを求めなくなり、全く読まなくなった。
ワンピースおもろいよ、と方々でゆーとるのを聞いて
読んでみたが
先立たれた初老の男性のようにパラパラとめくって
読むのをやめた。
妻のことが忘れられない
表現の規制が激しくなったから
シュールな漫画が描けなくなっているのか
分かりにくいシュールな漫画が受けなくなり
それが必要とされなくなったのか知らないが
まあ、きっとコアなフアンが付いているものはたくさんあるに違いないが
国民的な支持を受けているシュールな漫画は少ないはず
特に赤塚富士夫は
あと50年くらいすれば 世界各国から
日本のダリと呼ばれる日が来ると思う
というくらい天才だと思う
しかし この天才に匹敵するくらい
僕がほれ込んでいる人とひさしぶりに昨夜飲んだ
どうやら仕事を辞めたらしい
でも、何回も聞いた話なので
シレーーーーーーーーと
また もとに戻ると思うが
この人の思考、作品、デザイン、文章、無責任さ、彼女さん
なにをとっても素敵であり
どこをとってもお酒が流れていると思うくらい
アルコールにまみれている
とってもお金がなく
僕がいつも支払いをする
決まり文句は いつだって
「だいじょーぶっすよ、なんとかなりますって」
何が大丈夫か分からないけど
彼は「だいじょうぶ」という言霊の存在に守られているのだろう
もしくは破滅的な自分に言い聞かしているのかもしれない
彼が大成することを祈っているし
太宰みたく自殺しないことも祈っているし
鹿児島に帰らないことも祈っている
伊達正宗じゃないけれど
表現の規制があまかった
30年前くらいにうまれていれば
彼は時代の寵児になれたと思う
また飲みましょうね
砂酉さん
そしてBLINDSPOTで行われるだろう
あなたのエキシビジョン楽しみにしております
つづく
長男の偉大さ
今日はせっかく書いた長い長いコラムが固まった
もう書く気が起こらない。
でも書かないとギャラリスト見習いの大橋さんとの約束
を破ることになるのでしぶしぶ ボードをたたいている。
たたいてもたたいても文言が出てこない、
「さっき書いたこと書けばいいじゃないっすか」と大橋さんに
突っ込まれそうだけど さっき書いたのは さっきであって
今ではない
本来なら 来週末の漫談のネタを書かないといけないのに。
そういえば昨日 二人組の営業マンがやってきた。
にこやかな顔で買い物袋で両手がふさがっている私を
店の入り口付近で待ち構えていた。
基本的には飛び込み営業は断っているけれども
きっと二人組の片割れは研修中の新人
もう一方は先輩に違いなかった。
「俺の営業をみとけ。こうやって仕事をとるんだよ」と
きっと綿密に打ち合わせをしてきたに違いない
特に用事も仕込みもなかったし
店も暇だったので
話を聞いてあげることにした
何屋さんということは伏せておくとして
二人の関係を尋ねると
やはり先輩になりたての先輩と入りたての新人だった。
8歳の兄と5歳の弟、二人だけで
初めて 田舎のおじいちゃんちまで電車でいくようなシチュエーション
兄貴は弟を守ることと
無事 目的地にたどり着くことに必死
弟は鼻くそをとるのに必死、
普段は業者にイケズな僕だけれども
この商談を僕自身が親のような気持ちで迎えた
お兄ちゃんは必死に いかに優れているか値段に自信があるかを説明し
弟はおにちゃんの言うことをただリピートするだけ
おにいちゃんがうなずけば
弟もうなずく
おにいちゃんが水を飲めば
弟も喉が渇きだす
次男の僕にとって
そんな姿が妙に懐かしく
見積もりを頼んで きーよー帰ってもらった
「っすがっす。先輩」と
車中で後輩に言われるだろう事を想定してか
僕に最敬礼した後 先輩は意気揚々と帰って行った。
弟は
兄貴が去った席に忘れ物がないかと確認してから
急ぎ足で兄貴を追いかけて
半身でお辞儀し 帰って行った
今朝 見積もりが届いていたが
そんなに安くなかった
あの兄弟とあうことはもうないだろう
つづく
